カレーズの会はアフガニスタンへの
医療と教育面での復興支援を目的に
2002年に打ち上げられたNGO
カレーズは現地の言葉で 地下水脈の意味
そのカレーズの会がアフガニスタンの
医師を日本に招き公衆衛生と医療の現状を
研修する機会を討論した その取り組みを
JICAが高く評価してJICAの招聘事業として実現した
2003年 カンダハル州保険局次長のマムン・タヒリさんが来日
聖隷三方原病院や国立保健医療科学院 国立国際医療センター
結核研究所 大阪大学大学院などで一年間の研修した
その報告会でタヒリさんは
「アフガニスタンでは医療従事者から汚染症が拡大することも少なくない
研修で学んだ衛生管理を役立てたい」と意欲を示した
また「日本の母子手帳をカンダハルで試験的に導入し うまくいけば国内全体に広げたい」
と抱負を述べた
そのマムン・タヒリさんが9月14日WHOの仕事でスピンダックボールダクを視察中
爆弾を仕掛けた車両が突入した自爆テロによって
同僚医師1名ドライバー1名と共に亡くなられてしまった
アフガニスタンは治安がどんどん悪くなっている
今年半年で死者は3000人以上けが人はその倍
援助関係者23人も殺害された 昨年一年間の15人をすでに上回っているという
「多くの犠牲者 それは人形ではなく生身の人間なのです
アフガン問題は 政治的に考えないと 軍人の増派では解決できない」と
カレーズの会 現地事務所長のシェルシャーさんは語る
自爆テロの犯人と一般アフガン人は別のもの 犠牲になる多くは一般市民
日本では考えられないような現実 今のこの世の中で起きているのだ