河津町からの帰りは逆に向かった 渋滞もなく快適に走った
下田を過ぎ 下賀茂の菜の花畑も右手に見て進んだ
河津から1時間で 奥石廊 ゆうすげ公園に着いた
ここは下田の海を見て育ったMつ田さんお勧めの場所
河津桜の賑やかさとは違い静かな場所だ
ひと組の家族連れとライダーひとりだけいた
奥石廊は伊豆半島先端の灯台の場所ではなくて
どうして半島の根元から見れば手前の場所かと思った
が ここにきてそのことがわかった
眼下を進む観光船を見て気がついた
この船は灯台の方から出発して この下で引き返す
それでここが奥になるのだろう自分で答えを出した
帰りのコースをナビに設定した 180キロ河津町廻りを示した
それに逆らい 西海岸の曲がりくねった道路を北に向かった
左手に海 夕日の時刻にはまだ早い 心眼で楽しんご(だ)
途中のコーヒーも時間など気にならない気のすむまでできる
土肥で 乗るつもりもなくカーフェリー出発時間を確かめた
20分後出港 ちょうど良い しかし料金が高い それで迷った
係りは「道路は河津桜の花見客で修善寺から混む」といった
背中を押されフェリーの客となる 船の中から日没を見た
船内のテレビで下田の漁船転覆のニュースが流れた
海は穏やか 道路の上を滑るように清水港に向かった
暗闇の海上からエスパルスドリームプラザの観覧車をみた
港からナビの指示にさからい久能海岸を走り野田屋の客となる