赤浜での側溝の泥だし作業は午前中で終了した ボランティアの中には
作業がないと不満を漏らす人もいるらしいが 今回の目的は作業ではない
現地を見ることと 地元に暮らす方に思いを寄せることだ 昼食後は
山田町を廻ってくれることになった 地元の運転手は現地に詳しい
山の上から港の広場に山済みされた木材チップが見えた
運転手は「あれが島田市で焼却してくれるチップの山だ」と説明した
現地のバスの運転手から自分の市の名前が出て 少し誇りに思った
写真の陸中山田駅でバスを降りた 線路などは片付けられてなかった
駅舎もなくホームだけが面影を残していた
その横には壊れた 自動車が集められ まだ片づけられずにあった
道の駅にも寄り 釜石に戻り 遠野に向かった
宿舎は土方の飯場のような建物でシャワーしかない
それも凍ると使えないし 大勢で使うには時間もかかる
ジャストラインのバスは共同浴場の『たかむろ水光園』を案内してくれた
前回来たときにはできなかった入浴ができた
湯上りには 販売機の遠野ホップの缶ビールも飲めた
スーパーで明日のお昼を調達した ついでに缶ビールも買った
宿舎で夕食時にその缶は開けた 夕食後は ミーティングだ
8泊の予定できている仮設応援ボランティアと合流した
40人くらいになった 時間が少ないので班長と初参加者が意見を述べた
今回は若者が多く 高校生や 防災学の研究している大学生もいた
皆 しっかりした意見を持っているので 頼もしい
外は雪だが中は暖房で家にいる時よりも暖かい
22時には全員静かに規則を守って床についいた
持参した寝袋は使わず毛布だけで寝た
今回はさほどイビキに悩まされることもなかった