ヒョウが降ったりした寒い日
大井川の現状視察3回目は下流域を視察した
ダムから発電所を経て流れた水は川を流されずに
下流域の5市2町に行き渡っている
上水道事業局 農業用水 それも茶園用 水田用 右岸左岸
左岸で分けた水がそれぞれの導水菅で大井川を横切っている
牧之原大地に広がる茶園にはポンプアップして使用している
その向こうの小笠平野の水田も大井川の水で潤っている
それを それぞれが異なる管轄で管理しているから複雑だ
水利を国土交通大臣が許可して使用者は農林水産大臣
川の上流に降った雨は山の中を貫く菅のなかを通り
本来の川を流ないので 山の土や栄養分も海まで出ない
そのために海岸の侵食が起き砂浜がなくなる
山の栄養分が流れないと魚も育たない
だからといって全部の水を川に流せば 茶園も水田もできなくなる
水力発電もやめれば原子力に頼らなければならなくなる
視察して流れの複雑さ 管轄の複雑さを知ったが
それ以上にどうすればいいのか全くわからなくなった