前日にオバアの介護申請手続きをしたばかりの昨夜
喉を詰まらせ 呼びかけても反応がなく 唇も紫になってきた
駆けつけた救急隊の呼びかけには応えるので心配なかったが
救急車で市民病院へ向かった 診察結果 悪いところが見つからない
異常なしで入院することもなく家に帰り不死身の90歳を見せつけた
私は年金バスツアーで県外の紅葉見物だったが一応キャンセル
ツアーは当日の連絡先がない 早朝出発で事務所も開いていない
時間になっても伺いの連絡もこないので無断キャンセルになった
これは年寄りをあつかうツアーならではのサービスなのだろう
当日でもキャンセル料金がかからないのはありがたい
家に来てくれた救急隊員に人間性を感じた出来事もあった
廊下が狭くて担架がスムーズに通らないので私が縁側の戸を開けた
が 「そちらはやめときます」と何とかして玄関から出てくれた
縁側では縁起が悪いと思う 心遣いが嬉しい
年老いて人の世話なしでは生きていけなくなる
誰もが通らなくてはならない道 人の優しさが心の糧になる
とわかっているふりをして 弱者にやさしくなれない自分
キャンセルも 世間体を考えてのことだったかもしれないし・・