ほぼ毎日通っている道端の寿司店に10年ぶりくらいに寄った
好感度の親方とそれほどでもない手伝いが二人いた
広く大きな建物 二人の女性はカウンターの中から客の家族連れと話に夢中
こちらをチラット見たが いらっしゃいとも言わずに話をやめない
席はあるか聞くと やっと一人が「どうぞ」といった カウンターには全部箸が並べてある
再度聞くが どこでもよいとのこと 注文を取りに来たのか だまって後ろに立っている
とにかくメニューがほしい 飲み物はと言うので ビールと メニューを注文した
親方がニコニコして厨房から出てきた 揚げ物などの調理も全部一人でこなしている
鮨は並を一人前注文して私は蛸の唐揚げ 柔らかいと言ったがまだ硬かった
冷酒を注文 イカ刺し 背黒イワシの焼き物 少し握ってもらって おしまい
スタッフの女性は こんどは反対側の客と話しこんでいる なじみの客なのだろう
「お茶をください」といってもこちらを向かないもう一度言うが知らん顔
聞こえないのだろう さらにもう一度 さらにもう一度 4回目でやっと気づいた
「すみません」と客も一緒に謝った が どうせなじみになるほど通うつもりもない
一見さんよりなじみの客の方を大事にしたほうが店のためになるのだろう
お鮨もつまみも美味しくて見た目もきれいで親方の人柄もよい