1回だけの講座 飴餅を作ってみましょうというチラシがあった
定員15名募集の割には厚紙でしっかりしたチラシだった
金谷宿名物 家康公の勝鬨餅(かちどきもち)再現記念
徳川家康公顕彰四百年記念事業の一環と 仰々しい
それでも身の程知らずの私は何の違和感もなく申し込んだ
少し遅れて申し込んだために定員オーバーでキャンセル待ち
「人数を増やしましたので申し込みを受け付けます」
と その日のうちに連絡が来た それで受講できることになった
飴餅は徳川家康が関ヶ原の合戦の勝利にちなんで
御開運の飴餅と呼んでいたという逸話がある 勝鬨餅の名は 再現後につけた
十返舎一九の東海道中膝栗毛にも登場するしレシピも残っていた
掛川城の竹の丸で食べた 餅に水飴を掛けたものだろうと想像したが
が少し違った 外郎のようなものに水飴を掛けた
トッピングで餡子 黒蜜 きなこなどをつけて食べた
餅も柚子入りと2種類作った 作業は簡単なもの
配合してある粉を水で練り蒸し器で30分蒸しただけ
冷ましてからでんぷん粉を振りかけて切る 配合は餅粉(牛皮)100g
上新粉100g 上白糖45g 薄力粉30gクチナシ色素0.2g 水245cc
その場で少し試食したが これが昔あったものかと思った
現代的にアレンジしたのかもしれない 近々デパートで販売する
講師は「叶家」店長中村さん いままで「かのうや」と読んでいたが
「かなや」と読むことを今日初めて知ったことが収穫だった