育てる経営

私は決して要領の良い経営者ではありません。
いえ、ひょっとすると非常に要領の悪い経営者なのかもしれません。

企業は儲けを出さなければ継続する事が出来ません。
しかし、儲けることばかりを考えると
そこには本来の在り様であるである社会の器としての役割は果たせません。
従って、適度に儲け、適度に社会に還元する機能を持ち合わせなければなりません。

「あなたの企業の存在意義は？」
そう質問された時に即座に答えたいのが
「社会に役立つ人を育てる事」と答えたいと思っています。

「社会に役立つ人」といってもその範囲は無限大に広がります。
スタッフ然り
取引先然り
お客様然り
私を生かしてきて下さった方々然り
その一人ひとりが社会に役立つ人足らんと想って頂くだけで
世の中随分と変わるように思うのです。

一人の人間の力はちっぽけなものです。
そのちっぽけな人間の言動で感動していただける方が一人でもいてくれたら
ちっぽけだった筈の力は二倍三倍と大きくなって行くように感じます。

弊社のホームページのトップページには次のような言葉が書かれています。
「常にお客様の手本でありたい」と…。
人を育て
企業を育て
業界を育て
社会を育て
その中で、自分自身も着実に育つ！

そんな育てる事に重点を置いた経営をして行きたいものです。

信頼できない理由

質問です。

あなたは周囲の人を信頼していますか？
その答えの理由は何ですか？
理由を具体的に教えてください。

もうひとつ質問です。
あなたは周囲の人から信頼されていますか？
その答えの理由は何ですか？
理由を具体的に教えてください。

常々お話ししていますが
信頼と信用は別物です。
信頼とは、信じて頼りにすることであり
信用とは、確かなものと信じて受け入れる事をいいます。

その事を前提に再度質問します。
あなたは周囲の人を信頼していますか？
そしてもう一問
あなたは周囲の人に信頼されていますか？

もしも信頼していない
または、信頼されていないと感じるならば
その理由は何なのでしょうか？

その理由はすべて「自分」にあります。
即ち、信頼していないのもその根源は自分に有れば
信頼されていないのもその根源は自分にあるのです。

信頼していないのではなく
信頼しようとしていない。

信頼されていないのではなく
信頼されるようにしていない。

そんなところに信頼関係の根源はあるように感じます。

では「どうすれば信頼し信頼されるようになるのか」って？
その答えはまさに自分の気の持ち方、態度の示し方にあるのです。

またまた胸に手を当ててみたいと思います。