日々改善

今日の問題を明日に残さない!問題解決を図って行く様をリアルに描写していきます。経営コンサルの視点で物事を見ていきます。

死刑執行と敵討(かたきう)ち

2010-08-30 | つれづれ
千葉法務大臣してやったりと言うことになるのかもしれません。
ここのところ死刑制度に対する議論が
にわかに取り沙汰されるようになりました。

その理由は
参議院選落選にもかかわらず法務大臣に居座り
自身の主張であった死刑制度反対の意見表明の為に
二人の死刑囚を絞首刑にした上
その刑場の写真まで公開したからです。

確かに世界中で死刑制度があるのは日本やアメリカを含め約50カ国
死刑制度を取り入れていないのは130カ国という状況です。
このような環境の中で「死刑制度」について
議論が出ないことの方が不思議なのかもしれません。

死刑制度自体は議論されるべきなのでしょう。

しかし、日本には敵討ちや仇討ちに象徴されるように
死した者に対する敬意を表明して
その死した者に縁の有った者が
殺した張本人に戦いを挑むという事がありました。
他国とはその文化的な違いも有り
決して死刑廃止という主張が体制を占める事はついぞ無かったのだと思います。

被害者感情からすれば死刑は当然
しかし、犯人を死刑にしたからといって故人は戻らない
ならば遺族の被害者感情を考えれば加害者は死を持って償うべきということか・・・。

死刑囚の死刑を執行したからといって
国から被害者遺族に報告はないと言います。
この国の姿勢を不信に思うという発言もあるようです。
しかし、死刑制度は法治国家の中の一制度であって
遺族の為の敵討ちではないことを勘案すれば
至極当然のことといえるのかもしれません。

この議論
当面は続くのかもしれませんね。
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水清ければ魚棲まず

2010-08-30 | つれづれ
水清ければ魚棲まず(みずきよければうおすまず)

水が清冽すぎるとかえって魚は住まないものだ。
人格が清廉にすぎると、かえって人に親しまれないというたとえ。(大辞泉より)

随分以前の話になります。
「お~、怖っ!!」
「あんたの純粋さは持ち合わせていないよ!」
「あんたのような環境には無いからねぇ~。」
こんな事を複数の同業者の方から言われた時期があります。

おそらく私の行動や発言に
鬼気迫るものがあったのかもしれません。

しかし、最近の世の中において
水清ければ・・・とあえて言わなければならないような
純粋な行動を取っている人が見受けられなくなったように感じます。

それどころか
淀んだ水を好む者が増え過ぎたように感じます。
如何に淀んだ水の中に身を隠すか
それを良しとする風潮が強過ぎるように感じます。

怠け者たちには嫌われるのかもしれません。
不純な気持ちを持つものには嫌われるのかもしれません。
融通が利かないと言っては呆れられるのかも知れません。

それでも
かたくなと言われるほどの正義感が持てるようになりたいものです。

「水清ければ魚棲まず」
この言葉を裏返して大切にしたいと思います。
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