信州生坂村「山紫水明 食と文化癒しの郷!」

山清路、大城・京ヶ倉等の自然。赤地蔵、百体観音等の伝統。おやき、おにかけ等の食文化を持つ生坂村!

平成26年度生坂農業懇談会 下生野区の開催報告

2014年10月22日 | 生坂村の懇談会
 21日(火)午後7時から、下生野南部交流センターで開催しました。
 まず私から挨拶をさせていただいた後、説明や懇談をされるJA松本ハイランドの理事・職員、農地整備課・農業改良普及センター・長土連の職員、農業委員会長・地元委員、農業公社理事長・事務局、振興課長・係長が自己紹介をし、地区担当職員が記録をするために同席して行われました。



 我々からの説明要旨は、「生坂農業未来創りプロジェクト会議」で協議してきた「地域農業の今後の振興及び農地保全について」、「新たな農業・農村政策の実施について」と今年度からJA松本ハイランド生坂支所にお願いしています「生鮮食品の販売及び宅配サービスについて」等をそれぞれ説明させていただきました。



 下生野区は、中山間直接支払事業、農地・水保全事業を取り入れており、営農組合員数も比較的多く、個人担い手農家も営農していますので、営農組合と担い手が効率良く連携できる様に取り組んでいただくとともに、水利費の軽減を図るために、揚水機を含む農業用用排水の改修計画を進めていくことになっております。
 下生野区の中山間地域総合整備事業の揚水機場の更新と農業用用水路のパイプライン化について、排水路の補修や上下部の形状等について意見をいただき、事業推進組合と協議を進める中で、懸案事項に対応した実施計画を作成することになりました。



 中山間地域直接支払制度の組合組織がしっかり取り組んでおり、農業環境が厳しい中、継続的な農業を確立するために、事業による受益者負担の軽減も図っていきたいと考えております。また、東側の畑の遊休地については、ぶどう栽培を視野に検討を進めることになりました。
 生鮮食品等の買い物については、安曇野市・池田町方面に行かれている方が多く、さほど困っている意見は無かったのですが、マイクロバスの送迎によるJA生坂支所での買い物の利便性を図る提案がありました。



 野生獣の被害については、昨年度防護柵を設置した効果があり、今年はかなり被害が軽減されたという意見が多く、費用対効果が出て良かったと感じました。
 営農には条件の良い地区ですが、まだ課題がありまして、これからも「生坂農業未来創りプロジェクト会議」で協議をしながら、下生野区の農業振興・農地保全の対策を講じていきたいと考えております。出席された皆さん、お仕事等でお疲れのところ色々なご意見をいただきありがとうございました。