信州生坂村「山紫水明 食と文化癒しの郷!」

山清路、大城・京ヶ倉等の自然。赤地蔵、百体観音等の伝統。おやき、おにかけ等の食文化を持つ生坂村!

平成26年度生坂農業懇談会 大日向区の開催報告

2014年11月22日 | 生坂村の懇談会
 21日(金)午後7時から、大日向生活改善センターで開催しました。まず私から挨拶をさせていただいた後、説明や懇談をされるJA松本ハイランドの理事・職員、農政課・農地整備課・農業改良普及センター・長土連の職員、農業委員会長、農業公社理事長・事務局、振興課長・係長が自己紹介をし、地区担当職員が記録をするために同席して行われました。
 我々からの説明要旨は、「生坂農業未来創りプロジェクト会議」で協議してきた「地域農業の今後の振興及び農地保全について」、「新たな農業・農村政策の実施について」と今年度からJA松本ハイランド生坂支所にお願いしています「生鮮食品の販売及び宅配サービスについて」等をそれぞれ説明させていただきました。
 大日向区は、南平地区、北平地区・中塚地区で営農体系が異なっています。北平・中塚地区は中年層により営農活動が盛んなため、営農組合の活動が継続できるような支援を検討し進めていきます。また、南平地区については、高齢化が進んでいるため、新規就農者を新たに就農させる仕組みづくりを確立し実施してまいります。



 大日向区の中山間地域総合整備事業の質問内容は、圃場整備・用水路の改修、野生獣進入防止策等の事業内容について、色々と説明を求められ、概略設計の内容説明と今後地元の皆さんと相談しながら進めていくことをお願いしました。また、直売施設の件では、かあさん家に固定客がいますので、その点を拡充し活性化につなげるための施設の建設を求める意見をいただきました。
 現在取り組んでいます「大日向地区農地再生事業」では、新規就農者3家族を集落に居住していただき、ブドウ栽培を中心に農業に従事していただくために進めており、今年度中に1反歩のハウスを建て、根域制限栽培の施設栽培にも取り組んでいく予定を説明しました。



 生鮮食品等の買い物については、勤めの方は村外で買われる方が多く、農協も時々利用していますが宅配サービスや乗り合いで買い物に行くなど、買い物に困っているという話は聞かないということでした。また、商店を往復するバス運行の提案をいただきました。
 今年度の国の農政改革では、煩雑になっている点が多く、地域や個人に合った農業スタイルを具体的に示していただきたいことや、家族で移住して農業に従事していただくことは、活性化につながり有り難いことであり、その家族のフォローもしっかり対応して欲しいという意見もいただきました。

 平成10年度から、農業公社で取り組んでいます「新規就農研修制度」では、定着率が良いなど実績がありますので、今後も地域の皆さんの協力をいただきながら「大日向地区農地再生事業」を成功させ、当村のモデル事業として各地区に広げていき、農業振興に努めていきたいと考えておりますし、懇談会での建設的な意見等を反映させ「生坂農業未来創りプロジェクト会議」等で検討協議を進めながら、区民の皆さんと一緒に農業振興・農地再生に努めてまいりたいと思います。出席された皆さん、お仕事等でお疲れのところ有意義なご意見・ご提案をいただきありがとうございました。