信州生坂村「山紫水明 食と文化癒しの郷!」

山清路、大城・京ヶ倉等の自然。赤地蔵、百体観音等の伝統。おやき、おにかけ等の食文化を持つ生坂村!

環境政策にかかる全国行脚意見交換会&お墓参り&スカイスポーツ公園上空からの風景

2022年03月21日 | 生坂村の報告

 21日(月)は薄雲が広がり穏やかな天気でしたが、陽気は寒の戻りの一日でした。

 午前10時30分からは、安曇野市役所において「環境政策にかかる全国行脚意見交換会」に出席しました。この全国行脚は、山口環境大臣、務台副大臣、政務官の皆さんが手分けして47都道府県を回っています。

 開会に当たり務台副大臣が、昨年、地球温暖化対策推進法が改正され、2050年カーボンニュートラルということが法制化されました。また。地球温暖化対策計画においては、2030年度に2013年度比で64%減、そして、50%高めに向けて調整することが設定されており、新たな国家目標として、脱炭素が位置づけられたということでございます。そういう意味で今年は、こうした動きや昨年暮れのCOP26の成果も受けて、具体的な取組の実行の年だと理解しております。

 ところで2050年カーボンニュートラルを目指すということは、地球温暖化対策という観点で重要であり、それが我が国、各地域にとって、新しい経済の仕組みをつくることで、経済成長のチャンスになる点からも重要だというふうに理解しております。

 環境省は、カーボンニュートラル或いは脱炭素に向けた取組を通じて、地域に活力とより良い暮らしをもたらすんだ。そして、地域創生、町おこしにつながるんだということで進めていきたいと思っております。

 今日はそのための議論の前提となる制度や仕組みをご用意申し上げております。各自治体が毎年CO2をどのくらい出しているんだ。そして、それを解決するために、どういう手法や隠れた資源があるのか、そんなことも分かる資料を用意させていただいておりますので、どうかご覧いただきたいと思います。脱炭素を全国に広げていくために、我々山口環境大臣以下、副大臣、政務官で手分けして全国を回っております。

 そして、色んな観点で意見交換をさせていただいております。本日は地域の脱炭素を進めていく中で、現場のニーズや課題について忌憚のないご意見をお聞かせいただき、自治体の皆様の脱炭素に向けたアクションにつながる場になればと思っておりますなどと挨拶をされました。

 その後、務台副大臣から「COP26を踏まえた地域の脱炭素化に向けた展開について」プレゼンテーションがあった後、地域脱炭素に関するイメージビデオの上映説明も受けました。

 次に、出席者6名による意見交換があり、太田安曇野市長の後に私も発言させていただき、当村の環境政策の取組について、各部署で横断的な検討を行う「生坂村ゼロカーボン推進プロジェクト会議」を設置して協議を進めており、太陽光発電システムや家庭用燃料電池の設置補助に、来年度からは、太陽熱利用システム等の設置補助を加え、毎年度建設している若者定住促進住宅を来年度初めて、太陽光発電等の環境に配慮した住宅を建設し、カーボンニュートラルの理解を深めるためのワークショップや体験イベントを企画し、村に適した省エネルギーと再生可能エネルギーの調査や研究を行いながら、脱炭素社会に向けて村民の皆さんに脱炭素社会に対する理解促進を図ってまいります。

 その取組の中で、オフグリッドハウス、すなわち「公共のエネルギー」を一切使用しない自然エネルギーハウスで、天然資源や廃材を利用し、自発的に発電、集水、貯水、下水処理を行い、食料までも屋内で生産できる建築物ですが、このオフグリッドハウスを建設したいと考えており、このオフグリッドハウスを松本山雅FCからご協力いただき村内で実証実験ができないか検討を始めています。環境省の脱炭素先行地域づくり事業の申請に向けた村の再生可能エネルギーの整備の在り方を水力、太陽光、木質バイオマスなど、多角的な視点で検討していて、今後、環境省の計画策定支援における補助事業の活用も視野に入れながら、有識者の参画や専門機関によるCO2排出量や再エネ供給効果等の本格的な調査を含めて、計画設計を進めていくよう検討していますなどと申し上げました。

 最後に、務台副大臣からまとめのコメントをいただき、参加者で記念撮影をして終了しました。

 今回の意見交換会は、カーボンニュートラルに向けた取組によって、農林業の産業振興、雇用創出、村の活性化につながり、孫の代まで生坂村を持続できると感じました。関係の皆さんには、生坂村にご指導とご支援の程よろしくお願いいたします。

 我が家はお彼岸のお中日「春分の日」に、例年通り午後1時から本家と一緒にお墓参りに行きました。

 小舟集落の藤澤仲間のお墓は、昔からあるそれぞれの家のお墓の区画を整備し、藤澤同姓のご先祖様のお墓をまとめてあります。

 21日は父の命日でして、東日本大震災発生日の10日後であり、今年で11年になりますが、歳月の流れの速さを感じています。

 春分の日には毎年藤澤仲間の祠があるところへ本家と一緒に行き、掃除をしてからお参りをしています。

 我々はご先祖様のお陰で今を生きていますから、お墓参りをする先祖供養と、ご先祖様に対して感謝の気持ちを持つことが大切だと思います。

▽ 毎朝恒例の撮影は、スカイスポーツ公園に行き、青空が広がっている上空から360度の風景を撮影しました。

スカイスポーツ公園上空からの風景

 その他生坂村では、保育園で施設内業者清掃などが行われました。