信州生坂村「山紫水明 食と文化癒しの郷!」

山清路、大城・京ヶ倉等の自然。赤地蔵、百体観音等の伝統。おやき、おにかけ等の食文化を持つ生坂村!

道路整備促進期成同盟会全国協議会通常総会及び命と暮らしを守る道づくり全国大会、要望活動&下生野上空からの風景

2023年05月17日 | 私の活動報告

 17日(水)は晴れて日差しが強く、昼間は季節先取りの汗ばむ暑さになりました。

 午後1時から、全国各地域から668名の市町村長及び国会議員、関係各位が出席して行われました。


 最初に総会が行われ、令和4年度の事業報告・決算報告、令和5年度の事業計画・予算を原案通り承認され、役員改選では、会長に東広島市長の高垣廣德氏が再任され、副会長、顧問、理事等も事務局案で承認されました。

 総会終了後の「命と暮らしを守る道づくり全国大会」では、高垣会長のご挨拶から始まり、国土交通大臣 斉藤鉄夫様、衆議院国土交通委員長 木原稔様からご祝辞をいただきました。

 高垣会長が、地方行政を預かる我々といたしましては、地域住民が快適に豊かに安心して暮らし続けることができる地域社会を構築するために必要不可欠な道路整備の重要性を従来から国会行政に訴えるなど積極的な活動を実施してまいりました。

 今月に入ってからも石川県能登地方で最大震度6強を観測するなど近年激甚化し、頻発に発生している地震や台風豪雨など自然災害による被災地の復旧復興などは基より事前防災減災対策、道路施設の老朽化対策、高規格幹線道路等の未整備区間の解消などにより強靭化の国土を形成するとともに、幹線道路の渋滞対策、生活道路等の交通安全対策など山積する道路整備の課題を解消していく必要があります。

 本日のこの大会はこれらの課題に関連いたしまして道路整備を求める意見発表がございますので地域の切実な声をお聞きいただきたいと存じます。後ほど、これを審議採択の上大会終了の後、国会議員の先生方及び政府関係機関等に関しましてご要望申し上げることとしていますなどと挨拶をされました。

 斉藤国土交通大臣が、昨年も大規模な地震や豪雨豪雪などにより全国各地で甚大な被害が生じました。また、本年は関東大震災から100年の節目の年にあたります。国民の生命財産を守るため激甚化頻発化する災害への備えが必要であると改めて認識しております。

 国土交通大臣として、東日本大震災をはじめとする大規模自然災害からの復旧復興、そして防災減災国土強靭化のための5か年加速化対策も踏まえ頻発化する自然災害や深刻の状況にあるインフラの老朽化災害時の人流物流機能の確保などに対し重点的かつ集中的な対策を講じてまいります。合わせて5か年加速化対策後も中長期的かつ明確な見通しの下継続的安定的に対策に取り組んでいく事が重要と考えています。

 また、災害への備えのみならず、生産性向上や地域活性化などを図るためには国土幹線道路ネットワークを構築せねばなりません。引き続き安全で安心な人や物のミッシングリンクの解消、高速道路の4車線化ダブルネットワーク化を進めることが必要です。さらに通学路などの交通安全対策に早急に取り組むとともに、安全円滑な交通確保や良好な景観形成などに資する無添中化にも取り組む必要があります。このように道路整備に関する課題は山積しており、解決に向けてはこれまで以上に必要な予算を確保しなければなりません、そのためには皆様の力強いお力添えが不可欠です。国土交通省といたしましては皆様からの幅広いご意見を賜りながら必要な道路整備を着実に推進し安全安心な社会づくりに全力を傾けてまいりますのでない一層のご理解ご協力を賜りますようお願いいたしますなどと祝辞をいただきました。

 木原衆議院国土交通委員長が、本日全国各地からご参加されている皆様方に対しましては日ごろから命と暮らしを守る道づくりの実現にご尽力されておりますこと心から敬意を表するところでございます。もう、言うまでもありませんが道路は日常生活や経済活動に欠くことのできない最も基本的な社会資本であるとともに、災害発生時には住民の避難、緊急車両の移動、救援物資の移送のための命の道となるためのものであることから絶えずその機能を維持し強化していかなければなりません。

 高速道路の必要な財源を確保するために先般料金徴収期限を延長する事等を内容とする改正案が提出され、そして現在国会において審議されておりますが、これにより老朽化対策や暫定2車線の4車線化が推進されることが期待されるとともに、大災害に備え道路ネットワークを維持強化するためにもミッシングリンクの解消や高規格道路等を直轄国道とのダブルネットワーク化などの国土強靭化を進めることが不可欠であります。

 この他にも子ども達の安全を守るために通学路の交通安全対策など取り組むべき課題は山積しております。国会といたしましても道路の果たす重要性に鑑み今日おいでの皆様方のご意見をしっかり受け止めて今後ともご期待に沿えるよう努力してまいる所存でありますなどと祝辞をいただきました。

 「意見発表」として、諏訪市長 金子ゆかり様から、1点目は、幹線ネットワークの重要性です。道路ネットワークの整備は近年激甚化頻発化する自然災害への対応にも貢献するものです。ミッシングリンクの解消及び代替機能の解消を発揮するダブルネットワーク化これを進めることは地域経済市民の暮らしなど正に命と暮らしを守ることに繋がります。

 2点目は国土強靭化に向けた必要な支援、予算の確保です。国土強靭化の為の5か年加速化対策に必要な予算財源の確保とこの期間完了後も国土強靭化への継続的に取り組んで頂く事が必要不可欠です。引き続き必要な予算財源の確保など継続的にお取り組みを進めて頂くことも心よりお願申し上げなす。国土強靭化なくして住民の命暮らしは守れません。以上この2点を強く申し上げ壇上からの意見発表とさせていただきますなどと切に訴えられました。



 ご来賓の国会議員の皆さんとの意見交換では、国土強靱化の加速化等による安全・安心の確保、コロナ禍からの回復に向けた地域経済の復興、資材価格の高騰に対応する中でも必要な道路整備・管理が長期安定的に進められるよう、新たな財源を創設するとともに、国・地方を合わせた令和6年度道路関係予算総額の満額確保を図るなどの課題が共有でき、国会議員からも予算確保のための力強いご回答をいただけたと感じました。

 来賓としてご臨席いただいた、若林健太衆議院議員、宮下一郎衆議院議員、務台俊介衆議院議員(発言順)から、一言ずつ力強い言葉をいただきました。

 最後に、佐賀県唐津市長 峰達郎様が朗読し、「国民の生命・財産を守り、社会の重要な機能を維持するため、防災・減災、国土強靱化のための5か年加速化対策に必要な予算・財源を例年以上の規模で確保し、計画的に事業を推進すること

 また、対策期間完了後においても、昨今の地震・豪雨・豪雪などの災害の状況も踏まえた上で、国土強靱化に必要な予算・財源を通常予算とは別枠で確保して、継続的に取り組むこと」など8項目を決議して閉会しました。

 その後、長野県は4班に別れて、県選出国会議員に対し要望活動を行いました。

 長野県1区選出の若林健太衆議院議員、2区選出の務台俊介衆議院議員たちに要望書を渡して、長野県の道路予算の満額確保を要請しました。

▽ 毎朝恒例の写真は、先日雲一つない快晴の下生野上空から撮影した風景をアップしました。

下生野上空からの風景

 本日生坂村では、保育園で春の遠足、小学校で内科・結核検診(低)・ALT、中学校で全国学力状況調査、児童館でのらのら青空塾・しょうぎ教室、議会談話室などが行われました。