信州生坂村「山紫水明 食と文化癒しの郷!」

山清路、大城・京ヶ倉等の自然。赤地蔵、百体観音等の伝統。おやき、おにかけ等の食文化を持つ生坂村!

信濃十名勝「山清路」の風景

2023年05月06日 | 生坂村の風景

 6日(土)は雲が多く昼間はちょうど良い体感でしたが、夕方以降は段々と雨が降り出しました。

▽ 毎朝恒例の撮影は、新緑が鮮やかな信濃十名勝「山清路」と清流の犀川等の風景を撮影しました。

信濃十名勝「山清路」の風景

 北アルプスの名峰「槍ヶ岳」を源とする犀川は、松本盆地を北流し、長野盆地の川中島で千曲川と合流します。その途中で、支流の金熊川、麻績川と合流するところが「山清路」と呼ばれています。

 山清路は、民話『犀龍と泉小太郎』の舞台でもあり、この伝説によると、松本平は太古に湖であったところに犀龍が住んでいました。

 犀龍は白竜王(日輪、大日如来の化身)との間に泉小太郎を生みましたが、自分の姿を恥じて湖水に隠れてしまいました。泉小太郎は母の行方を探して尾入沢で再会しました。

 犀龍は「我は諏訪大明神の化身である。氏子を繁栄させたいと思う。背中に乗りなさい。この湖水を突き破り平地とし人里にしたい」と言いました。泉小太郎は犀龍に乗って山清路の大岩を突破し、水を越後の海に流し落として松本平を肥沃な人里としました。

 山清路の名勝は明治以降、犀川下りの人々により有名となり、昭和3年新愛知新聞社 主催により、信濃十名勝の第二番に選ばれました。

 昭和62年には朝日新聞社、長野県、テレビ信州、森林文化協会の公募により、長野の自然100選の一つに認定されました。

 当村としては、山清路のVR動画、パンフレットの製作、看板の修繕、百体観音の遊歩道の整備、駐車場整備などを行い、山清路を当村北部の観光名所にするため取り組んでいます。

 山清路は自然豊かな風景や歴史的な伝説が魅力的な場所です。ぜひ一度訪れてみてください。