1日(火)午後7時から大日向区において、脱炭素事業に関する村民説明会を開催させていただきました。
出席者は、男14名、女6名、地区担当職員は腰原、中嶋、村議会議員は、山本議員、島議員でした。
私の挨拶の後、村づくり推進室長から、6月に全戸配布を行ったパンフレットにより、生坂村がゼロカーボンに取り組む理由、生坂村の現状、村の特徴、脱炭素で目指す将来像について説明を行いました。
続いて、脱炭素先行地域づくり事業内容について、生坂村の地域エネルギー会社『株式会社 いくさかてらす』について説明し、生坂村と地域エネルギー会社との役割分担について説明を行いました。
その説明に対してのご質問やご意見、ご要望の概要については、
・太陽光パネルはいつから設置するのかとの質問に対して、今年度は意向調査及び設計を行い、令和6年度から10年度にかけて設置していくと回答しました。
・大日向生活改善センターのエアコン設置やLED化について、この事業でモデル化として対応できないかとの質問に対して、公共施設も太陽光パネル等は設置するように計画している。エアコンの設置やLEDへの更新について補助事業制度等を精査して検討していくと回答しました。
・家屋の耐震状況や建築してからの年数により、太陽光パネルの設置はどうなるかとの質問に対して、太陽光パネルの設置を希望する家屋については耐荷重や屋根の状況を調査して対応していくと回答しました。
・オフサイトの太陽光パネルの設置個所はどうなっているかとの質問に対して、地区で話し合い設置できそうな場所を検討していただき、その場所が適しているか調査検討していくと回答しました。
・南平はぶどうがあり、遊休農地は少ないが、高津屋森林公園へ行く山間部に適した箇所があるのでそこに設置したらとの意見に対して、現地を確認して区と検討していくと回答しました。
・停電時の対応はとの質問に対して、中部電力の電線を利用して停電時は中部電力等から供給していただくように調整していくと回答しました。
・ペレットについて検討していくときに廃材等を材料としたバイオ炭についても検討してほしいとの意見に対して、今年度に山林調査等を行い、ペレットについては検討して方向性を定める。バイオ炭について詳しい内容を教えてほしいと回答しました。
・エネルギー会社についてどのくらいの収益で、運営費はどうなるかとの質問に対して、エネルギー会社の収支や運営費について、今年度調査計画を行い示していくと回答しました。
・太陽光パネルの設置は保育園の屋根への設置はやめてほしいとの意見に対して、保育園への設置については屋根の状況を調査して保護者の意見を聞き対応していくと回答しました。
・太陽光パネルを設置した土地の管理はとの質問に対して、設置後の土地管理についてはエネルギー会社が行っていく。手法は今後検討していくと回答しました。
・太陽光発電の目標発電量を補う太陽光パネルの設置面積はとの質問に対して、計画ではオンサイトが400戸×16畳で、オフサイトが1ヘクタールで後は公共施設設置分と回答しました。
・太陽光パネルを作るから設置、廃棄に関わるCO2排出量はどうなのかとの質問に対して、国ではゼロカーボンに向けて自然エネルギーによる発電を推奨している。当村でも国の事業の採択を受け、ゼロカーボンに向け自然エネルギーによる発電を計画していると回答しました。
その他の意見として
・大規模停電時の対応も検討してほしい。
・薪ストーブや太陽光温水器、省エネ機器について補助をお願いしたい。
・将来的な事業なので、子どもへ脱炭素に関しての勉強の機会を設けてほしい。
大日向区の皆さんには、多くの忌憚のないご質問や建設的なご提案などをいただきありがとうございました。今後は皆さんのご意見、ご要望をなるべく反映して計画を作成し、来年当初の説明会には、より具体的にお示しできるように取り組んでまいりますので、引き続きのご理解とご協力をお願いいたします。