信州生坂村「山紫水明 食と文化癒しの郷!」

山清路、大城・京ヶ倉等の自然。赤地蔵、百体観音等の伝統。おやき、おにかけ等の食文化を持つ生坂村!

第2回脱炭素事業に関する村民説明会(下生野区)

2024年02月26日 | 生坂村の懇談会
 2月26日(月)午後7時からは、第2回脱炭素事業に関する村民説明会を下生野区で開催しました。

 出席者は説明者に私、副村長、総務課長、村づくり推進室長、地区担当職員、小峯社長、平林専務、斎藤代表、星野さんであり、参加者は区長他23名の区民の皆さんと、太田議長、島議員の出席で行われました。

 私の挨拶で始まり、自己紹介の後、村づくり推進室長から、脱炭素事業に関する説明会資料により、令和6年度の脱炭素事業の実施体制、村が計画を予定する事業で省エネ機器の導入補助事業、木質バイオマスストーブの導入補助事業、古民家脱炭素リノベーション事業、村営住宅ZEHの建設、公用車・村営バスEV化・EV充電設置、自営線マイクログリット、小水力発電、効果促進事業について説明を行いました。また、いくさかてらすが計画を予定する脱炭素事業で、敷地内の太陽光パネル、野立ての太陽光パネル、いくさかてらすの電気に関することについて説明させて頂きました。


主な意見と質問の概要については、
・次回の説明会で内容を示していくという事だったが遅れた理由について質問があり、現在調査、設計により、皆様の加入状況を確認している。その状況により示す内容については今回の説明会では説明ができなかった。また、環境省との調整にも時間を要している。できるだけ正確な情報を提供するために、内容が決まっているものを説明していきたいと回答しました。

・野立ての太陽光パネルの規模はどのくらいか。また、野立ての太陽光パネルの設置場所に近隣の人の賛同はどうなっているかと質問があり、野出ての太陽光パネルの規模は、必要な電力以上には作らない。設置個所については、周辺及び区の同意を頂いて行っていくと説明しました。

・いくさかてらすについては村から費用は出ているのか。また村長がいくさかてらすの社長になって良いかと質問があり、村からは600万円の出資をしている。いくさかてらすの社長に村長がなっても自治法上問題ないと説明しました。
・電線は新たに引くのか質問があり、現在の中部電力の電線を使うので新たな配線はないと説明しました。
・電線及びブレーカーの保安は中部電力でやっていただけるかと質問があり、電線、ブレーカーは中部電力の物を使うので保安はやってもらうと説明しました。

・遊休地に所有者が太陽光パネルの設置を希望しても設置できない場合の草刈りは村でやってくれないかとの質問があり、個人の土地の草刈りは村ではできないので、中山間地域直接支払い交付金制度や多面的機能交付金制度で地区にて対応して欲しいと説明しました。
・予算的な規模を示して欲しいと質問があり、現在は概算事業費になっている。正確な事業費が出れば議決後に示していくと説明しました。
・太陽光パネルや蓄電池の設置は個人負担があるのかと質問があり、個人負担はないと説明しました。

・電気代の軽減はどの位になるかと質問があり、現在調整しており、6月頃に示すように進めていると説明しました
・太陽光パネルを更新する場合はどうするのかと質問があり、更新はいくさかてらすで行う。廃棄の方法についてはリサイクルも含め国で検討していると回答しました。
・いくさかてらすの経営は成り立つかとの質問に対して、売電の他も事業があるか模索している。大きな利益を出すのではなく、健全経営を行えるように進めて行きたいと説明しました。

・太陽光パネル設置の際の地震対応について質問があり、屋根の形状の確認や、昭和56年以前の建物で、耐震基準に適合していない家屋については設置しないようにしていると説明しました。
・太陽光パネルの設置してある家屋の火災について質問があり、広域消防局に問い合わせて対応していくと説明しました。

・パネルの温度で周囲の気温が高くなるかと質問があり、直射日光がパネルにあたるので屋根の温度は下がる。周囲については反射する角度により。多少は影響するかもしれないと説明しました。
・現在の設置している家庭についてはどうなるかと質問があり、今後検討させて頂くと説明しました。 
・蓄電池の容量はパネルの量により行うのかと質問があり、今回は大き目な蓄電池をつけるように計画していると説明しました。

 最後に私から、お疲れのところ長時間に渡りまして、ご意見また、建設的な要望等を頂きありがとうございました。環境省でも新しい事業でして、こちらから先駆的な取り組みを問いただしても、庁内で検討をしている状況も確かにございます。そういう点でしっかりお示しできない部分のある事はご容赦願いたいと思います。

 1日の議会全員協議会で来年度の予算書をお配りして、それで皆さんにはどのくらいの規模の当初予算か分かるかと思います。大きな事業でして、この太陽光と蓄電池が皆さんにはどうしてもピックアップされてしまいますが、省エネ機器の購入補助であったり、森林整備もやっていかなければなりませんし、木材チップを使ってやまなみ荘のボイラーも導入する予定でございます。

 生坂村が持続可能な村になる為にこの事業を成し遂げていきたいと思いますので、毎月広報いくさか、龍と子等で的確に情報は提供してまいります。また、分からないことがありましたら窓口の方へ聞いて頂ければと思います。皆さんの引き続きのご理解とご協力お願い申し上げ御礼の挨拶とさせて頂きました。

2024相模女子大学 いくさか農泊ふれあい&体験プラグラム1日目

2024年02月26日 | 生坂村の取組
 2月26日(月)のお昼ごろ、相模女子大学 いくさか農泊ふれあい&体験プラグラムで8名の学生が来村されました。相模女子大学との連携事業は、平成27年度から行っており、2022年度までに延べ64名の学生さんに参加していただき、村民の皆さんとの交流を深めながら、普段できないような農作業や地域での生活を体験していただきました。

 今年度からは、農山漁村振興交付金(農泊推進型)を活用し、自然豊かな生坂村において、村民の皆さんとの交流を深めながら、若い力と行動力、柔軟な発想や新鮮な感性を発揮し、山里での食・農・文化等の田舎暮らし体験などを通じて、地域の魅力を満載した「オンリーワン」の農泊パッケージ商品の開発を目指しています。

▽ 活動初日の午後は、村内の観光スポットや活動場所の確認のため、「スカイスポーツ公園」、草尾区上野にあります「グリーンパークブリッジ」に行きました。

▽ 相模女子大学の学生さん8名、相模女子大学連携教育推進課の会田課長さん、坂本さん、この事業でお世話になっております農山村振興推進支援委員会の鈴木さん、私と副村長、担当職員等で記念撮影をしました。

 今回の取り組みは、今年度から実施している「農山漁村振興交付金(農泊推進型)」の一環であり、明日からそれぞれの団体の皆さんのご協力をいただきながら色々な活動をしていただきます。村民の皆さんとの交流や現地での活動を通して、魅力的な農泊パッケージ商品のご提案をいただければと思います。

議会運営委員会&ゼロカーボン推進プロジェクト会議&上生坂上空からの風景

2024年02月26日 | 生坂村の会議
 2月26日(月)は、段々と太陽が登場し、朝晩は寒かったですが、昼間は日差しが暖かく感じられました。

 午前10時からの議会運営委員会は、第1回 議会3月定例会の提出議案の概要説明をした後、3月定例会の日程等を決めていただきました。

 3月7日(木)午前10時開会、最終日が19日(火)の13日間で11日(月)午後9時から総務建経常任委員会、12日(火)午前9時から社会文教常任委員会、一般質問は8日(金)午前9時30分からの1日間、追加議案の提案は14日(木)午後3時、最終日19日(火)は午前10時開会、通告締切は2月27日(火)正午迄、答弁書の提出は3月5日(火)正午迄で、全員協議会は、3月1日(金)、14日(木)、19日(火)に行うなどの日程を決めていただきました。

 一般質問を1日間で午前9時30分開会とし、換気をこまめにして実施すること、反省会は3月19日最終日に行う 課長以上の出席で実施するなどを決めていただきました。

 午後1時からの公益社団法人全国防災協会 令和5年度第3回通常理事会は、役場にてZoomで出席させていただきました。

 脇会長の挨拶で始まり、防災課長より令和6年能登半島地震についての説明があり、その後脇会長が議長になり、議事録署名人を選任し議事に入りました。
 議案は令和6年度事業計画と収支予算について、規定類の判定について、顧問の委嘱について、会員の入会について提案され、協議の結果全会一致で原案どおり決議されました。

 次ぎに、会長及び副会長の職務執行の状況について、災害復旧技術専門家派遣制度及び実績について報告があり閉会しました。

 午後2時からは、ゼロカーボン推進プロジェクト会議を開催しました。
 報告事項として、生坂村脱炭素先行地域づくり事業(調査・設計業務)の進捗状況について
 マイクログリット関係で対象施設、各施設構成蓄電設備について、EVシェアリング関係でEV切替えが可能な車両分析結果、EV切替/削減車両分析、今後の検討項目について、木質バイオマス利活用に向けた森林調査関係で、現地調査結果と推察、森林整備を具体的に進める方策、事業者に委託しての森林施業について、その他で、水力発電について、やまなみ荘木質チップボイラー導入について、現在の調査・設計状況の説明を行いました。

主な質問と意見の概要については、
・公用車EV化と村民の皆さんの自家用車のEV化を行う内容を早めに示して欲しいと意見がありました。
・森林整備を行っていくには松本広域森林組合との調整も必要ではないかと意見がありました。

2.生坂村脱炭素先行地域づくり事業(事務局運営サポート業務)の進捗状況について
 1月の業務報告で、脱炭素先行地域づくり事業に関する生坂村HP掲載用ページの作成及び更新、脱炭素先行地域づくり事業の実施に関する問い合わせ(電話・メール)対応とその報告について、Webサイトの構築案について説明を行いました。

主な意見と質問の概要については、
・第2回の第2回脱炭素事業に関する村民説明会に出た意見を反映して欲しいと意見がありました。
・お知らせは相当行っているが、それでも分からない人の対応で、ラインを使えないかと質問があり、今後検討していくと事務局で回答しました。

  1. 地方公共団体実行計画(区域施策編・事務事業編)の策定について
地方公共団体実行計画(区域施策編・事務事業編)の計画の基本事項(共通)、計画策定の背景・意義(共通)、生坂村の状況と課題(共通)、生坂村における温室効果ガス排出量(区域施策編)、村の目指す脱炭素社会と実現への道筋(区域施策編)、地球温暖化対策の取組(区域施策編)、行政事務から排出される温室効果ガス(事業事務編)、進行管理体制(共通)について説明しました。

4,オンサイトPPA事業及びオフサイトPPA事業の進捗状況について
 公共施設の調査が今月で終了する。また、現在公共施設の冬の電力使用量を調査し行っていると説明がありました。
主な意見と質問の概要については、
・太陽光パネル設置についてガレージの建設も含み検討して欲しいと意見がありました。
・太陽光パネル設置を希望している方の家屋等調査した内容について丁寧に説明して欲しいと意見がありました。

 最後に私から、長時間にわたり皆様からしっかり協議をして頂きありがとうございました。3月から詳細に決めなければいけない事案も数多くございますが、村民説明会の8区が済みまして、村民の皆さんはこれから生坂村の持続可能な村づくりの事業を行っていくのだなと感じている方が増えてきたように思っております。建設的な意見が第1回目より第2回目の方が多くなりましたし、心配するご意見もありますが、大体限られた方が同じようなことで心配されているのかなと感じました。今は、龍と子でも説明していますし、第2回の説明会でも説明していますので、今後そういう方は減ってくるのではないかなと思っております。

 新年度の当初予算がほぼまとまりまして、1日の議会全員協議会でお示しをしますが、31億数千万円という額で、例年規模の約1.5倍の当初予算額になりました。私が村長になってから18年目に入りましたが、初めて当初予算で小さな村が30億円を超しました。どうしてもこの脱炭素先行地域づくり事業を成し遂げて、持続可能な生坂村にしていきたいと思いますので、引き続きこの会議は重要な会議でございますから、皆さんのご理解とご協力をお願いし御礼の挨拶とさせて頂きました。

上生坂上空からの風景
△▽ 毎朝出勤前恒例の撮影は、朝霧が立ち込めていた上生坂上空からの風景を撮影しました。

 その他生坂村では、中学校で図書貸出最終日・年度末徹底清掃(~3/1)、議会全員協議会、申告相談、農業委員会、教育委員会定例会、相模女子大学春季地域協働活動歓迎式、脱炭素事業に関する村民説明会、商工会で青色決算申告相談会などが行われました。