12月26日(木)は晴れたり曇ったりで、昨日に比べて寒さは緩んだものの、防寒は欠かせませんでした。
午前10時からの生坂農業未来創りプロジェクト会議は、最初に私から、年末の大変お忙しい中会議のご出席ありがとうございます。令和6年当村はお陰様で災害もなく、無事に終わろうとしていますが、皆様方には道の駅いくさかの郷の直売所、かあさん家等々、農業振興に対しましてお力添えを頂いております事に感謝申し上げます。
これから、事務局から説明をさせて頂きますが、いくさかの郷の今月はちょっと厳しいような内容ですが、閑散期で今後どのようにこの時期を乗り越えていくか、皆さんから忌憚のないご意見等をお願いできればと思います。今月の15日に、上生坂区を最終として地域ぐるみの話し合いが終了しまして、土地利用構想がほぼ策定できました。これから縦覧をして頂いて地域計画を策定という様な運びになり、計画通りに進んでいる事に関係の皆さんに感謝をしたいと思います。
また、新しい試みの野沢菜体験ツアーは少し雪模様でしたが、ほぼ計画通りに行なえましたし、また来年2月24日から相模女子大学との地域協同活動を、今年度は生坂農泊ふれあい&体験プログラムという事で行い、併せて10年になりますので、記念の催しを計画中でして、10年の節目を迎えた事にも感謝申し上げたいと思います。農業を取り巻く課題は多々ございますが、これからもこの会議で色々と検討協議をお願いしていきたいと思いますので、ご理解とご協力をお願い申し上げますなどの挨拶をさせて頂きました。
1、道の駅いくさかの郷について
農林水産物直売所
10月の収支は歳入が21,875,706円で歳出が20,328,121円で、収支が1,547,585円のプラスになった。昨年度より収支額が増えているが、消耗品等の売り上げ増により歳出額が増えた。また、11月分の仕入れを行いこのため粗利率は減っているがトータルで見ればプラスとなった。
売り上げが増えたのは、葡萄がお客様に認知され、お客さんが増えた事により、他の商品の売り上げも増えている。
11月の売り上げは、6,084,654円で前年度に比較して114%と伸びている。来客数も6,091人で昨年に比較して115.3%となり伸びている。これは、お焼きの効果でお客様が増え、売り上げが伸びた。商品では前半はマツタケの出荷があった。またリンゴの売り上げや漬物の売り上げが増えているが衣料品が伸び悩んでいる。
12月は雪の影響もあったが、昨年と比較して現時点で苦戦している。これは天気予報で長野は大雪とされているため、その影響でお客様の足が遠のいている。農産物の出荷も減ってきており、今後売り場の展開を考えていく。
ぶどうについては3年間で65種類が出荷され、今年は50種類のぶどうが出荷された。来年に向けて、10月の後半から近隣町村関係のリンゴを出荷してもらい、リンゴ部屋を計画していきたいと説明がありました。
かあさん家
11月の食堂の売り上げが1,795,518円、来客者数1,909人、おやき販売が2,437,040円、来客者数2,282人、直売所売り上げが2,575,880円で、合計が6,808,438円となり昨年度に比較して1,104,240円の増となった。
これは、11月もお客様が多くて食堂も賑わい、お焼きを作る量も増やしたために売り上げが伸びた。また、この効果で直売所の売り上げが伸びている。
主な意見・質問とその回答の概要は、
・麻績、筑北のリンゴの出荷について各農業委員会長に話して行きたいと意見がありました。
・米の売り上げはどうなっているか質問があり、現在は出荷量が減っている状況と説明しました。
・リンゴ部屋のアイデアが良いが10月だと品数が限られてしまうので、時期について検討が必要。池田、松川の方に目を向けたらどうか意見があり、リンゴ部屋は中長期的に取り組んでいきたい。池田町、松川も検討していくと説明しました。
・松川村は白馬方面にリンゴを出荷していると聞いている。筑北は高齢化が進んでいて品数が少ないと聞いていると意見がありました。
・松本ハイランドには麻績村から出荷しているが種類が限られているし、高齢化が進んでいて出荷量が減っていると意見がありました。
・村内には柿の木が多いので柿を出荷して行けばどうか意見があり、柿は収穫するのが大変で出荷量が減っている。出荷していけば頑張って売っていくと説明しました。
・柿製品は前に商工会で行っていたが、収穫が大変で先細りになっている。柿の木は収穫するのに大変なので収穫せず有害鳥獣の餌となっているので対応を考えなければいけないと意見がありました。
2.農山漁村振興交付金(農泊推進対策)について
野沢菜収穫体験ツアーを12月7日(土)~8日(日)に実施し、4家族、8名の方の参加があった。
相模女子大学 いくさか農泊ふれあい&体験プログラムを2月24日(土)3月1日(土)まで行う様に計画していると説明がありました。
意見・質問については、
野沢菜体験で来村したお客様の状況について質問があり、7名リピータ1名が初めての方と説明しました。
3,農山漁村振興交付金(最適土地利用総合対策)について
11月から12月にかけて、下生坂区の鳥原・東部・南部、木竹、日岐区の表日岐・裏日岐・遊上、白日、昭津区、上生坂区の地域ぐるみの話し合いを行い、地域における農業の将来の在り方、農業上の利用が行われる農用地等の区域、農業の将来の在り方に向けた農用地の効率的かつ総合的な利用を図る為に必要な事項が決まり、その内容について及び、下生坂区雲根地区の実証実験の作業内容について説明がありました。
主な意見・質問の概要については、
・排水対策行った方と賃金について質問があり、常会長、役場職員、農業公社職員で行い、賃金は常会長のみに支払った。
・ラジコン草刈り機の購入方法について質問があり、現在は具体的な内容は決まっていないと説明しました。
・日岐区の農道の拡幅についてどのように行うか質問があり、現在県営中山間整備事業で進めていると説明しました。
4,その他
JA松本ハイランド生坂明科支所地域農業振興についてとして、JA松本ハイランド生坂支所営農関連スケジュールで12月28日(土)~1月5日(日)あぐり資材センター川手休業から1月28日(火)野菜部会・ジュース用トマト部会川手支部実績検討会及びぶどう部会川手支部関係の予定について説明がありました。
また、令和6年度 ぶどう部会川手支部出荷販売実績で、出荷額75,978千円で前年対比121.3%、出荷ケース12,230ケースで前年対比126.5%となり、ぶどう部会川手支部部会員の皆様のご協力により、10,000ケースの大台に乗ることができたと説明がありました。
主な意見・質問等については、
・農福連携について質問があり、ぶどうの集荷業務は部会員さんが行っていたが、農福連携事業として、エコミット明科の方がお手伝いにきたと説明しました。
全体を通しての主な意見・質問については、
村外の方が農地を持っていて荒廃化しているが、行政から指導できないか質問があり、地域計画はそういう事の対策であり、農地の状況を図示して、担い手のいない農地については地区で話し合いして頂きたい。農業委員でも荒廃地については、地権者に注意する様に対応していきたいと説明しました。
この件について、地域の事業にもよるけど、営農組合で常用のモアを買って対応している。そういう活動を集落で検討してはどうかと意見がありました。
午後1時からは、定期監査報告会の前に全国町村監査委員協議会から、令和6年度町村監査功労者として、池本代表監査委員さんと吉澤監査委員さんが表彰され、長野県町村監査委員協議会の会長を務めている池本代表監査委員さんから吉澤監査委員さんに表彰状が授与されました。
池本代表監査委員さんから、地方自治法第199条第1項及び第4項の規定に基づき実施しました定期監査の結果や指摘事項を、各部署の管理職の皆さんに説明していただきました。
また、吉澤監査委員さんからも指摘事項などをご指導いただきました。
各種税金、使用料の滞納分の徴収努力、長期的な雇用計画による労働者確保、教育委員会との連絡体制の強化、いくさかの郷の冬期間の販売物等の発掘、村内生産者、村外生産者の手数料の見直し、脱炭素事業の一層の村民理解、池坂線の運行等の見直し、やまなみ荘の仕入れの改善や集客宣伝、
全体として予算科目で不要な科目の整理、各部署の責任者の同席と副村長の同行の要請など多岐に渡っており、今後各部署とも改善できるところから取り組んでいき、来年度当初予算の編成にも反映させていきたいと考えます。
大日向上空からの風景
△▽ 毎朝出勤前恒例の撮影は、大日向の犀川畔に行き、犀川の流れと朝日がゆっくり差してきた上空からの風景を撮影しました。
その他生坂村では、保育園で大掃除、民生児童委員定例会、総務課関係(CATV)事業打合せ、教育委員会定例会、学校長と教育委員会との懇談会、農業委員会・忘年会などが行われました。