11月30日(土)は時より晴れましたが、雲が流れ込み、弱い雨が降ったりしてヒンヤリと感じられました。
午後1時頃からは、観光庁のモデル実証事業の「旅するいきもの大学校!」の4回目を雲根集落の「いくさか創造の森」で行い、今回は村議会議員にも通知をして、太田議長、字引議員、島議員が参加され、立教大学 スポーツウエルネス学部・スポーツウエルネス学科准教授 奇二正彦先生から、今までの取組の内容等について説明していただきました。
奇二先生は、今までの取組により当地域で生息している動物や昆虫、植物などを説明され、自然を回復軌道に乗せるため、生物多様性の損失を止め、反転させることを意味する「ネイチャーポジティブ」や自然生態系を構成する動物、植物、微生物など地球上の豊かな生物種の多様性とその遺伝子の多様性、そして地域ごとの様々な生態系の多様性をも意味する包括的な概念の「生物多様性」などを考慮して、「30by30(サーティ・バイ・サーティ)目標」である、2030年までに陸と海の30%以上を健全な生態系として効果的に保全しようとする目標を、当地域も行うために取り組んでいきたいことも説明されました。
そして、参加している皆さんが、それぞれの班に分かれてセンサーカメラを設置してきて、昼食の前に私と太田議長が挨拶をさせていただきました。
私からは、遠路寒い中お越しいただいたことに御礼を申し上げ、私が生まれ育った生坂村でして、様々な動植物と触れ合いながら暮らしてきましたが、昨今は有害野生獣が多く山の際に防護柵を設置して、柵の中で人間が暮らしているような状況ですが、どうにかこの取り組みで自然の動植物と共生できる様になればと思っていますので、皆さんからのご助言をお願いしますなどの挨拶をさせていただきました。
太田議長からは、星野さんとの関わりを説明され、生坂村を好きになっていただきファンなっていただいて、関係人口の増になれば嬉しく思いますし、「旅するいきもの大学校!」が有意義なものになるよう願っていますなどの挨拶をされました。
昼食は、生坂村産の新米、創造の森で育てた野菜を使った豚汁、生坂村大日向産の自然薯、佐久間家の卵などが準備され、皆でそれぞれよそって食べていただきました。
お代わりをする方も多く、自然の中で食べる食事は格別だと思いました。そして昼食後は皆で記念撮影をして、参加者は、落葉を堆肥にするための落葉ステーションをつくる方々と、奇二先生から雲根地区に生息している動植物などの講義を受ける方々に分かれて活動を始めましたので、我々は失礼させていただきました。
「旅するいきもの大学校!」は最終回の1月11日(土)には講座を修了した参加者を「生坂村公式ネイチャー研究員」に認定し、ツアー後の地域活動などに協力してもらう予定でして、全6回のツアーにより「旅」と「移住」の間の新しいライフスタイルを提案するツアーとして、企業や学校の研修などの利用も今後想定しています。
今後も脱炭素先行地域づくり事業とともに、様々な地域課題をこの様な関係人口を増やすことで、中長期的に取り組んでいき、持続可能な村づくりを目指してまいります。
宇留賀上空からの風景
△▽ 毎朝恒例の撮影は、雲が多めながらも朝日が差してきた宇留賀上空からの風景を撮影しました。
その他生坂村では、農地に関する話し合い、地域未来塾、生坂龍翔太鼓検討会、役場庁舎電話機更新工事などが行われました。