27日(土)は、午前中にニワカ雨が降りましたが、午後からは日差しが届き、久しぶりに妻と出かける頃には秋空が広がってきました。
前日26日(金)には、東筑摩郡北部3ケ村議会議員懇談会があり、最初に麻績村振興課 宮下係長から「芦澤の砂防と石積堰堤」と題して説明をしていただきました。
内務省は、信濃川下流域への土砂流出防止と荒廃が進む水源山地治山治水対策として、犀川流域の土砂流出の大きかった支川で実施され、明治20年からは芦澤で直轄砂防工事に着手されました。
芦澤石積堰堤は、第一号堰堤(堤長10m 堤高4.2m)、第二号堰堤(堤長12m 堤高3.8m)第三号堰堤(堤長16m 堤高4.0m)第四号堰堤(堤長15m 堤高6.8m)があり,現存する四基のいずれも旧状が良好に保持されているとのことで、すべての堰堤が国の登録有形文化財に登録されているとのことでした。
▽ 時間の関係で第三号堰堤まで行きましたが、堰堤は、野面石(50~120cm)を「六つ巻」と呼ばれる空石積工法で構築されており、現在も堰堤としての砂防の機能を果たしていました。
特に最上流に位置し、四基の中では最大規模となる四号堰堤は、土木監督署制施行後に内務省が実施した最初期の公共工事の遺構とされ、大変貴重なものであると認められ、村では、子ども議会での提案を受け、平成25年度、歴史ある堰堤を観光資源として活用しようと、長野県の地域発元気づくり支援金を活用し、遊歩道を約1キロ整備したとのことでした。
27日は、ほぼ毎年行われている、長野県商工会青年部連合会で、24~25年前に正副会長を務めた4人で集まる会に行く途中に、紅葉が綺麗になってきた松本市内田区の牛伏川フランス式階段工を妻に見せたくて寄りました。
私は、今月19日に行われた「牛伏川階段工完成100周年記念式典」に出席させていただき、改めてこの牛伏川フランス式階段工の歴史、維持管理をされ観光につなげていく取組などをお聞きした観点から見てみました。
▽ この牛伏川階段工は、松本市を流れる牛伏川に設けられた、フランス式の砂防施設。延長141メートルの石張りの水路に、19段の段差が構築されていて、国の重要文化財に指定されています。
牛伏川の上流は、脆弱な地質と急峻な地形、また乱伐や山火事などにより荒廃が進み、崩落などによる土砂の流出で河床が上がり、下流域では度々大きな水害に見舞われたため、明治18年から大正7年までの30年間にわたって牛伏川砂防工事が行われました。
このうち河川勾配が特に急な最終部分を克服するため、フランスのデュランス川・サニエール渓谷の階段工法をそのまま設計したものが牛伏川フランス式階段工とのことであり、現在周辺にはキャンプ場や遊歩道などが整備され、人々の憩いの場となっています。
▽ 時間がなかったので、フランス式階段工から2号堰堤までしか行けませんでしたが、階段工の素晴らしさと紅葉の鮮やかさで心が癒されました。
平成14年8月に、国の登録有形文化財に登録され、平成24年7月に、国の重要文化財に指定され、砂防施設の重文としては、富山県の白岩堰堤砂防施設に続く2例目です。
▽ 朝の写真は日岐上空からの風景です。
その他生坂村では、公民館で地域未来塾・絵手紙教室・サッカー・バレーボール教室などが行われました。
前日26日(金)には、東筑摩郡北部3ケ村議会議員懇談会があり、最初に麻績村振興課 宮下係長から「芦澤の砂防と石積堰堤」と題して説明をしていただきました。
内務省は、信濃川下流域への土砂流出防止と荒廃が進む水源山地治山治水対策として、犀川流域の土砂流出の大きかった支川で実施され、明治20年からは芦澤で直轄砂防工事に着手されました。
芦澤石積堰堤は、第一号堰堤(堤長10m 堤高4.2m)、第二号堰堤(堤長12m 堤高3.8m)第三号堰堤(堤長16m 堤高4.0m)第四号堰堤(堤長15m 堤高6.8m)があり,現存する四基のいずれも旧状が良好に保持されているとのことで、すべての堰堤が国の登録有形文化財に登録されているとのことでした。
▽ 時間の関係で第三号堰堤まで行きましたが、堰堤は、野面石(50~120cm)を「六つ巻」と呼ばれる空石積工法で構築されており、現在も堰堤としての砂防の機能を果たしていました。
特に最上流に位置し、四基の中では最大規模となる四号堰堤は、土木監督署制施行後に内務省が実施した最初期の公共工事の遺構とされ、大変貴重なものであると認められ、村では、子ども議会での提案を受け、平成25年度、歴史ある堰堤を観光資源として活用しようと、長野県の地域発元気づくり支援金を活用し、遊歩道を約1キロ整備したとのことでした。
27日は、ほぼ毎年行われている、長野県商工会青年部連合会で、24~25年前に正副会長を務めた4人で集まる会に行く途中に、紅葉が綺麗になってきた松本市内田区の牛伏川フランス式階段工を妻に見せたくて寄りました。
私は、今月19日に行われた「牛伏川階段工完成100周年記念式典」に出席させていただき、改めてこの牛伏川フランス式階段工の歴史、維持管理をされ観光につなげていく取組などをお聞きした観点から見てみました。
▽ この牛伏川階段工は、松本市を流れる牛伏川に設けられた、フランス式の砂防施設。延長141メートルの石張りの水路に、19段の段差が構築されていて、国の重要文化財に指定されています。
牛伏川の上流は、脆弱な地質と急峻な地形、また乱伐や山火事などにより荒廃が進み、崩落などによる土砂の流出で河床が上がり、下流域では度々大きな水害に見舞われたため、明治18年から大正7年までの30年間にわたって牛伏川砂防工事が行われました。
このうち河川勾配が特に急な最終部分を克服するため、フランスのデュランス川・サニエール渓谷の階段工法をそのまま設計したものが牛伏川フランス式階段工とのことであり、現在周辺にはキャンプ場や遊歩道などが整備され、人々の憩いの場となっています。
▽ 時間がなかったので、フランス式階段工から2号堰堤までしか行けませんでしたが、階段工の素晴らしさと紅葉の鮮やかさで心が癒されました。
平成14年8月に、国の登録有形文化財に登録され、平成24年7月に、国の重要文化財に指定され、砂防施設の重文としては、富山県の白岩堰堤砂防施設に続く2例目です。
▽ 朝の写真は日岐上空からの風景です。
その他生坂村では、公民館で地域未来塾・絵手紙教室・サッカー・バレーボール教室などが行われました。