11月28日(火)午後1時30分からの生坂農業未来創りプロジェクト会議は、私の挨拶から始まりました。
生坂農業未来づくりプロジェクト会議では能登の方面に視察研修をし、農家民宿の関係が主な視察でしたが農泊推進型の事業を今年度農水省から交付して頂いております関係で、その関係がやまなみ荘やいくさかの郷で連携をしながら活用できるかという様な視察の内容でありました。
素晴らしい事例もありまして、どうにか生坂でも参考にしていきたいですが、これから皆さんと協議をしながらこの件も進めていければと思います。いくさかの郷は11月も順調に推移をして、前年度をクリア出来ている状況です。
皆さんご存じの通りこれから閑散期ということで、どのように売り上げを伸ばしていくか、皆さんからご意見があればお聞きして進めていければと思います。
それから毎年度、人・農地プランを更新していまして、今年度の変更点もお示しをして、そして来年度はいよいよ地域計画を策定しなければなりません。
令和6年度に策定するために、PPA調整会議も各区で行い、10区に出向いてオフサイトPPAを設置する箇所、また農地を今後5年後、10年後に誰が耕作をしていくのか、それとも耕作ができずどの様な形で維持管理をしていくのかなどの計画を具体的に立てなければいけないということで、12月定例会に最適土地利用総合対策事業が農水省から採択いただきまして、いよいよ今年度から進めてまいりたいと考えております。
これは5年連続の事業ですので、この事業をソフト部分で活用をさせていただき、生坂農業の方向性を見出していきたいと思いますなどの挨拶をさせていただきました。
協議事項
1.道の駅いくさかの郷について
(1) 9月の農林水産物直売所収支について
9月の歳入は34,616,093円で支出は29,968,160円で4,647,933円のプラスとなった。昨年度の9月と比較して売り上げが155.7%、客数123.8%となり増えている。これは生産者の協力より出荷頻度、出荷数増が好結果につながったと説明がありました。
(2) 10月、11月(途中結果)農林水産物直売所販売実績について
10月の売り上げは12,885,267円となり前年度対比116.9%であった。集客数は8,211人となり102.2%で昨年度より伸びている。11月の26日までの売り上げは、4,946,345円でこの時点で昨年の11月の売り上げを越えている。
これから閑散期となるが、 クリスマスツリーを12月に入ったら飾り賑わしていきたい。
年越し用に、ぶりの販売を、やまなみ荘で対応した北海道標津町産の冷凍ぶりと昨年同様鮮ぶりを用意する。また、正月用の海鮮物を予約販売で行っていく。
これから来年度に向けて、生坂村で食べる、遊ぶ、買う、泊まるという内容を整えて誘客に繋がるように考えていきたいと説明がありました。
(3)かあさん家の実績について
10月の売り上げは食堂1,784,864円食堂来店数1,966人、おやき販売2,216,490円来店数2,429人、直売所売上が2,138,900円で、9月・10月のテレビ等の影響でお客さんが増えた。
明日(29日)午前8時頃にめざましテレビで、かあさん家が紹介されると説明がありました。
2.人・農地プランについて
人・農地プランの認定者、認定者の年齢、構成員、経営内容、経営規模、経営内容、及び地域における担い手の確保状況、今後の地域農業のあり方の変更箇所について説明を行う。
3.その他
JA松本ハイランド生坂明科支所地域農業振興について
JA松本ハイランド生坂支所営農関連スケジュールで11月30日(木)第3・四半期決算棚卸のため、あぐり資材センター川手の休業から、令和6年1月22日(月)の生坂村との懇談会までの説明を行いました。
また、米の作況指数101で平年並みであった事、草尾ぶどう出荷所の出荷数が4キロ箱で7,780箱あり、昨年対比130%になった事について説明がありました。
午後4時からの生坂村福祉センター運営委員会を開催しました。
最初に、丸山会長から、出席に対して感謝の言葉を述べられ、やまなみ荘は昨今、広報いくさかで季節ごとのプランなどを企画していただき、村の福祉センターとしてのニーズにも応えながら進めていただくために、皆さんの意見を参考にして協議して、やまなみ荘を発展させていきたいのでご協力をお願いしますなどと挨拶をされました。
私からは、令和5年度の運営についてご協議をいただく訳ですが、毎月定例会においてどの様な企画が良いか、どの様な対応が良いかなど協議をし、運営をしているところです。
土日にはいくさかの郷に行って、特製弁当や餃子、魚のから揚げなどを販売していますし、冷凍食品も常時いくさかの郷で販売しております。
私もコロナ禍前の様にやまなみ荘で宴会が増えて、徐々にこういう形で多くの村民の皆さん、また村外の皆さんがこのやまなみ荘をご利用いただきますように、体制を整えながら皆さんからのご意見を頂戴して改善すべき点は改善し、伸ばす点は伸ばしていきたいと思っています。
やまなみ荘の改修の件については、脱炭素先行地域づくり事業により、熱源を木質バイオマスの木材チップで考えており、省エネタイプの空調、LED化、高気密化のゼッチ化などこの交付金を活用して改修をし、後は過疎債を充当して進めてまいりたいので、皆さんから忌憚のない意見を頂戴できればと思っております。
やはりやまなみ荘は生坂村では必要な施設で、村民の皆さんの憩いの場、観光、交流の拠点として、引き続きやまなみ荘に対しましてご理解とご協力をお願いしますなどの挨拶をさせていただきました。
協議事項令和5年度の運営状況について
事務局から令和5年度に実施した、各月のプランやフェアなどの企画内容、実施期間等の説明を行いました。
委員の皆さんからの質問及び意見として、8月と12月にスタッフ募集したが、人員が少なく予約を断っているとのことについては、仲居や2階のスタッフ、厨房補助が手薄ですが、フロントがフォローして遣り繰りし、今でもスタッフ募集して、人材派遣会社にもお願いしていくところですと回答しました。
止める理由については、コロナ禍で人員を減らし、ここへ来てお客さんが増えてきて人員が足りず、松茸山荘やとくら荘でも足りないとのことで、今後は基本給を上げて、勤務体系も検討していきたいと回答しました。
11月からマッサージをしている個人の方については、やまなみ荘に声掛けていただき、週末に来て、SNSで休みなどを発信していて、生坂と池田で行っていると回答しました。
次に事務局から、令和5年度の10月末現在の収支状況、宿泊者、日帰り宴会、入浴者の状況について説明がありました。
収支状況は10月末の状況から、今年度はどの位見込めるかについては、12月補正でお願いしているが、9,200万円くらいの売上を見込み、全体を考えてシフトを組むようにして、11月30日から派遣社員をお願いし、料理人は充実しているので、仲居さんを早く充実させたいと回答しました。
令和2年度を比較していないことについては、コロナ禍で2年度が一番売上が悪く比較にならないことと、管理費と修繕費の内容については、管理費には4年度にいただき5年度に納めている消費税が含まれ、修繕費の内容は、自動ドアやマイクロバス、ワンボックスの修理、建物の修繕、厨房関係の修理などが含まれていると回答しました。
お風呂のお湯の出が良い悪いことについては、12月補正でお願いし、シャワーの更新を男女各5箇所取り替える予定で、日頃の管理が大事であると回答しました。
定期券で入浴しているが、宿泊の方から「シャワーの出が悪い」、「照明はLEDにするべきだ」、「食べきれない」と言われる方がいるので、品数は今のままで、量を減らすことは如何か、クモの巣取り、草刈り、窓拭きなどをボランティアで協力できないかということについては、ご意見は有り難く、施設の維持管理につながっていくのでお声掛けをできるか検討しますと回答しました。
やまなみ荘の改修については、脱炭素先行地域づくり事業で熱源は木質バイオマスを利用するボイラーを、今年度設計して来年度に事業実施を予定している。
また、同事業でLED照明、省エネの空調機器、壁やサッシの高気密化の改修を進め、その他は過疎債を使って改修していきたい予定を説明しました。
ボイラー改修は良いことで、太陽光パネルについては、既に設置していること、改修計画と実施時期の行程表の資料づくりを想定できる範囲で実施すべきなども協議しました。
最後は、やまなみ荘のチラシについて、年末年始のプラン、生活応援商品券の利用、いくさかの郷で鰤の注文などもお願いして終了しました。
委員の皆さんにはお忙しい中ご出席をいただき、多くのご意見、ご提案をいただき、慎重にご審議賜りありがとうございました。
また、有志による意見交換会も行っていただき、様々なお話をして、美味しい料理も食べてお腹いっぱいになりました。