10月30日(水)は天気が回復傾向で朝晩は寒かったのですが、昼間は過ごしやすくなりました。
午前10時からの生坂農業未来創りプロジェクト会議は、最初に私から、先日の視察研修にはお忙しい中ご参加をいただきありがとうございました。我々と同じ中山間地域で農業条件不利地域の先進的な事例を研修させていただきました。初日は生まれ育った地域の農地を守るために、行政とタックを組み、農地中間管理機構により農地を借り受け、にんにく、さつまいも、かぼちゃを約30町歩も栽培し、黒にんにく、干しいも、かぼちゃパウダーに加工し販売している6次産業化の取組を視察しました。
二日目は、直進アシスト機能付きトラクタ、無線遠隔草刈機、IoT栽培ナビゲーションシステム、水田センサなどにより、スマート農業を導入にして省力化を図り、水田を約40町歩も耕作していまして、地域の農地を守るには中心的なリーダーの必要性を感じた次第です。今後も今回の視察も参考にしながら生坂農業の将来をしっかり協議をしていきたいと思います。
道の駅いくさかの郷は、8日のマツコの知らない世界で灰焼きおやきが全国放送をされ、その反響で直売所もかあさん家も多くのお客様で賑わい、10月も記録的な売上になり感謝申し上げるところであり、今後も皆さんで道の駅いくさかの郷を盛り上げていきたいと思いますなどの挨拶をさせていただきました。
協議事項
・道の駅いくさかの郷について
直売所
7月の収支は歳入が9,270,583円、歳出が8,362,181円で908,402円の黒字でした。これは、光熱費が増えていて、新紙幣のレジの更新やぶどうの消耗品費の包材関係が増えているが、昨年度より収支が良くなっていると説明がありました。
9月は昨年度比125%の40,702,554円で、一昨年のぶどう部屋開設時の約2倍になり、客数111%の12,820人になり、わざわざ足を運んでいただく方もいて、一日700人を超えた日もあり良い傾向であった。
10月は前年度より増えていて、今年度の客数1万人を超え、宅急便の9月~10月は2,218件で前年度対比674件の増になり、人員的に対応のマックスに近づいていて、今後大きく売上を伸ばすことは難しく、ぶどう部屋の前対比228%で、現時点では総売上9,000万円超えになり、今年度は1億1,000万円になると予想でき、生産者組合の皆さんに農産物や加工品を 多く出荷していただいた結果である。
生産者組合の出荷点数は141%で、売上は令和3年度3,900万円から8,100万円になるなど、飛躍的に数字が上がってきている。12月30日と1月5日は、直売所だけ営業して、かあさん家は休みであります。
かあさん家
9月の売り上げは、食堂1,952,478円、来客数が2,153名、おやき販売2, 020,330円、来客者数1,934名、直売所2,610,670円で合計が6,583,478円で、昨年度と比較して66,478円の増となった。
全体的に、食堂は上半期が前年を上回り、4月から9月までの33,290,488円で好調に推移し、10月29日で780万円となり、マツコ効果売上も伸び、昨年の6月3日、9月18日の全国放送より影響が大きく、福岡や大分の遠方からお越しいただいているが、地元の皆さんに買っていただけなくて心苦しいところです。
・農山漁村振興交付金(農泊推進対策)について
ハンガリーフェスティバル2024出店 10月26日(土)
大城・京ヶ倉 秋のトレッキングツアー 11月9日(土) 定員30名に達している。
野沢菜収穫体験ツアー 12月7日(土)~8日(日)、講師はおじさま倶楽部
主な意見と質問、その回答の内容は、
野沢菜体験ツアーの定員について質問名あり、今後おじさま倶楽部と詰めるが、やまなみ荘の部屋数により決めることになると思う。
・農山漁村振興交付金(最適土地利用総合対策)について
・地域ぐるみの話し合いの状況について、4月9日(火)から10月28日(月)まで37カ所で行った地区の内容について、また、地域計画で新たにまとまった地区の雲根・草尾・小立野区(平・河川敷・清水)における農業の現状と課題と将来のあり方について説明を行いました。
・下生坂雲根地区実証事業については、遊休農地再生の実証に取り組むため、地域住民とともに草刈り、排水対策などを行い、農地中間管理事業を活用し、担い手に集約するために取り組みます。
主な意見と質問、その回答の内容は、
雲根の実証事業は雲根の創造の森と関係あるかと質問があり、土地は近くであるが関係の事業ではなく、地元から耕作道路が狭いという話があり、将来的に畑地として使えるように、実証予定箇所に決めて実施するもので、草刈りの参集範囲は雲根の住民や農業委員、大好き隊員を見込み、土地の所有者全員に許可をいただいている。
草刈り等をして畑にして、担い手が見つかることは良いが今の段階では無償で借りているのか質問があり、是非活用していただきたいが、あくまでも実証事業でして有償での貸し借りはない。
実証実験で遊休農地化を防ぐために他の所ではできないか質問があり、現状ではマンパワーがなく雲根地区でしっかり取り組んでいき、今の事業は最大5年間で、余裕があれば他の地域でも事業化したいが、この事業は5年間の最適土地利用総合対策で、ソフト事業1,000万円で視察や消耗品などに活用していると回答しました。
生坂支所関連のスケジュール 11月2日(土)明科・生坂支所JAまつり 8日(金)川手地区ライスセンター閉所式、11月14日(木)農業用廃プラ回収・廃棄農薬・空容器回収、20日(水)赤米対策指導会、21日(木)女性部・くらしの専門委員会合同「スポーツボイストレーニング体験」及び「エークック鍋試食会」30日(土)第3四半期決算棚卸、ぶどう部会川手支部は、11月中旬に役員会、12月中旬に実績検討会などのスケジュールを説明されました。
草尾ぶどう集荷場は、10月17日迄延長し、4k箱で1万ケースの大台を超し、シャインマスカットと巨峰が7~8割で、シャインマスカットは価格横ばい傾向で、巨峰は引き合いが強いが高温障害になり、価格はほぼ横ばいであった。
灰焼きおやきの製造を増やしていくことは、人間も灰も下手ってしまうので、年齢が20代から85歳まで皆さんが、食の伝統を守っていて、余裕があると冷凍でストックしておくが、今は冷凍無くなってしまいますなどと話し合いました。
午後2時からは、長野県町村会政務調査会第3回建設部会が長野県自治会館で行われました。
中村建設部会長が、政務調査部会では、町村の抱える諸課題について調査研究を行っておりますが、国も県も財政状況が極めて厳しいことを踏まえ、県にとっても町村にとっても、双方に有益な真に必要な提案・ 政策提言とするための検討を重ねてまいりました。
本日申し上げる提案・要望事項につきましては、去る 10 月 15 日 に開催しました長野県町村会第 39回定期総会において、58 町村長の総意として決定した事項でありますので、県におかれては、格段のご配慮、ご協力をお願いいたしますなどと挨拶をされました。
建設部会の県への要望は、「災害に備えた公共事業の推進」「道路等交通網の整備促進及びインフラ老朽化対策の充実」「河川の整備促進」「砂防施設の整備促進」「住宅等の耐震化の促進」「空き家対策に対する総合的な支援策の充実」「冬期交通の確保」「地籍調査事業の推進」「水道施設整備の推進」であり、新田建設部長から、災害に強い県土づくりのために町村と県がしっかり連携して取り組んでまいりたいなどと挨拶をされ、各課長・次長各位からそれぞれ詳しくご回答を頂戴しました。
委員各位からは、河川整備の促進、河川愛護団体の高齢化、単費での対応、県の維持工事は緊急浚渫事業債等で対応、解決方法を地域の皆さんと話し合って見い出したいこと、県道の通学路の整備促進、法面の樹木伐採等の維持管理、集中的に整備、リニア中央新幹線の波及効果を地域にもたらすための情報交換、意思の疎通、木曽川右岸道路の整備促進、国道19号雨量規制区間の解除、抜本的な解除方法、下水道の件では町村の処理場の維持補修、広域化・共同化の取組、災害時対応、町村と県の連携、
迂回路等の確保、緊急輸送道路、道路の整備と耐震化、温暖化による舗装修繕の今後の補正、中部横断道の早期着工、小海町県道川上佐久線の早期着工、河川整備を重点的に実施、河床低下、予算の確保、資材費の高騰、現場の視察と調査、維持管理、災害リスク、登坂車線の整備促進、防犯カメラの設置、赤色灯の設置、側溝、ガッター形式、砂防堰堤の小水力発電兼ねた生活用水の確保など多岐に渡り意見交換をしました。
私は、前建設部会長として、新田部長はじめ建設部の皆さんにお世話になっていることに御礼を申し上げ、今までそれぞれの町村から多くの要望が出されましたが、その対応には予算確保が重要であり、道路、河川、砂防の中央要望をしなければなりませんし、道路の整備関係等は、国がBbyCを考慮して整備をしていますが、命をつなぐ道など重要路線はありますので、BbyCでなく県から必要性を加味した道路整備を進めるなどの発信をしていただきたいなどと意見を申し上げました。
その他として、人口戦略(仮称)骨子案、地域発 元気づくり支援金の見直し、松本食肉施設整備支援の枠組みづくりに向けて、本県における中学校部活動の地域クラブ活動への移行について説明を受け質疑応答をしました。
出席された町村の皆さんから様々な意見と要望をいただき、県建設部の新田部長と担当課長・次長からご回答をいただき、活発な意見交換ができましたことに、町村長と建設部の皆さん、事務局の皆さんに感謝申し上げます。
草尾上野ぶどう畑上空からの風景
△▽ 毎朝出勤前恒例の撮影は、朝霧が立ち込めていた中、朝日が届き始めた草尾上野ぶどう畑上空からの風景を撮影しました。
その他生坂村では、特定事業主行動計画に関する視察、例月出納検査、広域連合職員共同研修などが行われました。