13日(火)は雲がありましたが、秋の青空が広がり、朝晩は過ごしやすく、昼間は暑い体感でした。
午前8時頃に生坂村を出発して、一日目は大鹿村、喬木村等で今年の7月豪雨災害の被災状況、災害時の対応、復旧状況とリニア関連道路整備(主)松川IC大鹿線の計画等について研修をしました。何かとお忙しい中、8区の区長さんにご参加していただき、行政側から私と事務局として藤澤会計管理者、真島総務係長が同行させていただきました。
最初に大鹿村役場に行き、飯田建設事務所の細川所長さんの進行により、柳島村長さんから、豪雨災害の状況、対応でご苦労されたお話などを分かりやすく説明をしていただきました。
今回の豪雨災害は、6月30日(火)に約250mmもの雨が降り、この雨で地中に水が溜まり、7月3日(金)から、自主避難所の開設と閉鎖、6日(月)から災害警戒本部の設置と解散があり、8日(水)から20日(月)まで自主避難所を開設し、災害警戒本部を設置して、それぞれの災害に対応されたとのことでした。
避難準備情報の基準は、平成30年災害後決定した基準により発令されましたが、県道・林道が地すべりで通行止めになったため孤立した釜沢地区では、動物を飼っているなどの理由と電気、水道などのライフラインが大丈夫でしたので避難しない世帯があり、どの様に孤立集落全戸に避難していただくかは難しいと言われていました。
大鹿村の例年7月降水量は、約220mm程度であり、今年の7月豪雨の累計は971mmで4倍強の雨量があったとのことで、急峻な地形、脆弱の地質の中山間地域では、地すべり、土砂崩落・流出などの災害は発生してしまいますから、孤立集落解消には、地域の皆さん、村、県、国の関係機関の連携によって、早期に対策を講ずることが大切だと感じました。
次ぎに、(主)松川IC大鹿線のリニア関連道路整備について、「半の沢 盛土計画」を現地において、飯田建設事務所の細川所長さんはじめ職員の皆さんに詳しく説明していただきました。
小渋川に流れ込む半の沢の上部に堰堤を設置して、河川敷から現道の高さまで、盛土面積約4.8ha、盛土土量約53万㎥を盛土するという大きな事業であり、現在通行している約1kmのトンネル2箇所分の掘削土約20万㎥は既にストックしてあり、今後、リニア中央新幹線のトンネル掘削土約33万㎥を盛土し、安全で通行できる県道整備をする計画とのことでした。
午後は、今年の7月豪雨災害で2度孤立しました喬木村大島地区に行き、大島区会議員の皆さんと意見交換をさせていただきました。
喬木村の佐藤副村長さん、大島区の筒井区長さんや多くの方々にご出席いただき、飯田建設事務所の村松課長補佐さんの進行で、自主防災組織、災害時に自主的に行った活動、孤立したときの対応などについて話し合いをさせていただきました。
今回の孤立は、豊丘村に行く林道が大きな崩落で通行止めになり、唯一の一般県道大島阿島線も法面崩落による通行止めの影響で4日間ほどと、迂回路の流出により2日間ほど孤立されたとのことです。
大島区は33戸58名の4常会があり、喬木村では一番小さな区とのことで、高齢化率も74.2%と高齢化が顕著ですが、区長さんが責任者となり、区会議員さん達が県道及び林道の二次崩落の防止作業、住民の安否・家屋の被害有無の確認、食料備蓄量・飲み薬量・電気・電話・水道の状況調査、ヘリポートの架設箇所の設定と草刈り、山越えで行政職員と消防署員の誘導及び生活必需品などの運搬等々、災害時に自主的に多くの活動をされていて敬服しました。
その他にも、ご逝去なさったご遺体の移動の手助けをしたこと、公民館に知らないうちにおにぎりが届けられたこと、最盛期のブルーベリーを5名の保冷庫に保管していただいたこと、野菜やブルーベリーの出荷時に仮設道路を区民13名と建設事務所、建設業者合わせて25名が応援されたなどの住民間の助け合いも素晴らしいと感じました。
今回の災害対応などの反省から、発災時の指示命令系統、作業分担を明確にするため防災組織図を作成したこと、避難情報発生時、自宅避難対象か集団避難対象か明確にして一覧表を作成したこと、要介護者と支援者の救護体制を明確にした一覧表を作成したことなど、災害を教訓として、早々に多くの対応をされていて大変参考になりました。
その帰りに、一般県道大島阿島線が通行止めになった法面崩落の加々須災害現場に寄り、村松課長補佐さん達から18,000㎥もの土砂崩落などの災害状況と無線リモコンで重機を動かして崩落土砂撤去などの対策内容、加賀須川の対岸に県道を復旧させる予定などを聞き、災害査定後に復旧工事を急ぎたいとのことでした。
1日目の最後は、下條村の道の駅信濃路下條「そばの城」に行き、飯田建設事務所と各市町村が「道の駅」におけるサイクルステーション化の説明を伺いました。
飯田建設事務所管内の 5箇所の道の駅にサイクルステーションを設置し、健康の増進、環境保全、観光振興等における自転車活用を促すとともに、安全・安心な自転車利用のための施策を推進するため、「道の駅」において、サイクルステーション化に伴う施設や備品を整備し、自転車利用者に快適な空間を提供することを目的として取り組んでいるとのことでした。
またそばの城は、青空にそびえる天守閣があり、ここに下條村をひとつに集めた道の駅とのことで、村が誇る美味しいそばや色々なお土産が売られていました。
区長会の視察研修初日は、大鹿村の柳島村長さんはじめ職員の皆さん、喬木村の佐藤副村長さんはじめ職員の皆さん、大島区の筒井区長さんはじめ区会議員の皆さん、飯田建設事務所の細川所長さんはじめ職員の皆さんなど、大変多くの方々にお世話になり心から感謝申し上げます。
7月豪雨災害に遭われた地区では、地域コミュニティがしっかりしていて、皆さんで力を合わせて災害対応をされ、日頃からの地域の絆と災害時の共助の重要性を痛感しました。
▽ 毎朝出勤前恒例の撮影は、視察研修の出発前に我が家からドローンを飛ばして小舟集落上空からの風景を撮影しました。
小舟集落上空からの風景
その他生坂村では、保育園で身体測定(以・未)、小学校でALT・音楽会特別時間割開始、小立野・日岐の皆さんの元気塾、健診結果返却などが行われました。
午前8時頃に生坂村を出発して、一日目は大鹿村、喬木村等で今年の7月豪雨災害の被災状況、災害時の対応、復旧状況とリニア関連道路整備(主)松川IC大鹿線の計画等について研修をしました。何かとお忙しい中、8区の区長さんにご参加していただき、行政側から私と事務局として藤澤会計管理者、真島総務係長が同行させていただきました。
最初に大鹿村役場に行き、飯田建設事務所の細川所長さんの進行により、柳島村長さんから、豪雨災害の状況、対応でご苦労されたお話などを分かりやすく説明をしていただきました。
今回の豪雨災害は、6月30日(火)に約250mmもの雨が降り、この雨で地中に水が溜まり、7月3日(金)から、自主避難所の開設と閉鎖、6日(月)から災害警戒本部の設置と解散があり、8日(水)から20日(月)まで自主避難所を開設し、災害警戒本部を設置して、それぞれの災害に対応されたとのことでした。
避難準備情報の基準は、平成30年災害後決定した基準により発令されましたが、県道・林道が地すべりで通行止めになったため孤立した釜沢地区では、動物を飼っているなどの理由と電気、水道などのライフラインが大丈夫でしたので避難しない世帯があり、どの様に孤立集落全戸に避難していただくかは難しいと言われていました。
大鹿村の例年7月降水量は、約220mm程度であり、今年の7月豪雨の累計は971mmで4倍強の雨量があったとのことで、急峻な地形、脆弱の地質の中山間地域では、地すべり、土砂崩落・流出などの災害は発生してしまいますから、孤立集落解消には、地域の皆さん、村、県、国の関係機関の連携によって、早期に対策を講ずることが大切だと感じました。
次ぎに、(主)松川IC大鹿線のリニア関連道路整備について、「半の沢 盛土計画」を現地において、飯田建設事務所の細川所長さんはじめ職員の皆さんに詳しく説明していただきました。
小渋川に流れ込む半の沢の上部に堰堤を設置して、河川敷から現道の高さまで、盛土面積約4.8ha、盛土土量約53万㎥を盛土するという大きな事業であり、現在通行している約1kmのトンネル2箇所分の掘削土約20万㎥は既にストックしてあり、今後、リニア中央新幹線のトンネル掘削土約33万㎥を盛土し、安全で通行できる県道整備をする計画とのことでした。
午後は、今年の7月豪雨災害で2度孤立しました喬木村大島地区に行き、大島区会議員の皆さんと意見交換をさせていただきました。
喬木村の佐藤副村長さん、大島区の筒井区長さんや多くの方々にご出席いただき、飯田建設事務所の村松課長補佐さんの進行で、自主防災組織、災害時に自主的に行った活動、孤立したときの対応などについて話し合いをさせていただきました。
今回の孤立は、豊丘村に行く林道が大きな崩落で通行止めになり、唯一の一般県道大島阿島線も法面崩落による通行止めの影響で4日間ほどと、迂回路の流出により2日間ほど孤立されたとのことです。
大島区は33戸58名の4常会があり、喬木村では一番小さな区とのことで、高齢化率も74.2%と高齢化が顕著ですが、区長さんが責任者となり、区会議員さん達が県道及び林道の二次崩落の防止作業、住民の安否・家屋の被害有無の確認、食料備蓄量・飲み薬量・電気・電話・水道の状況調査、ヘリポートの架設箇所の設定と草刈り、山越えで行政職員と消防署員の誘導及び生活必需品などの運搬等々、災害時に自主的に多くの活動をされていて敬服しました。
その他にも、ご逝去なさったご遺体の移動の手助けをしたこと、公民館に知らないうちにおにぎりが届けられたこと、最盛期のブルーベリーを5名の保冷庫に保管していただいたこと、野菜やブルーベリーの出荷時に仮設道路を区民13名と建設事務所、建設業者合わせて25名が応援されたなどの住民間の助け合いも素晴らしいと感じました。
今回の災害対応などの反省から、発災時の指示命令系統、作業分担を明確にするため防災組織図を作成したこと、避難情報発生時、自宅避難対象か集団避難対象か明確にして一覧表を作成したこと、要介護者と支援者の救護体制を明確にした一覧表を作成したことなど、災害を教訓として、早々に多くの対応をされていて大変参考になりました。
その帰りに、一般県道大島阿島線が通行止めになった法面崩落の加々須災害現場に寄り、村松課長補佐さん達から18,000㎥もの土砂崩落などの災害状況と無線リモコンで重機を動かして崩落土砂撤去などの対策内容、加賀須川の対岸に県道を復旧させる予定などを聞き、災害査定後に復旧工事を急ぎたいとのことでした。
1日目の最後は、下條村の道の駅信濃路下條「そばの城」に行き、飯田建設事務所と各市町村が「道の駅」におけるサイクルステーション化の説明を伺いました。
飯田建設事務所管内の 5箇所の道の駅にサイクルステーションを設置し、健康の増進、環境保全、観光振興等における自転車活用を促すとともに、安全・安心な自転車利用のための施策を推進するため、「道の駅」において、サイクルステーション化に伴う施設や備品を整備し、自転車利用者に快適な空間を提供することを目的として取り組んでいるとのことでした。
またそばの城は、青空にそびえる天守閣があり、ここに下條村をひとつに集めた道の駅とのことで、村が誇る美味しいそばや色々なお土産が売られていました。
区長会の視察研修初日は、大鹿村の柳島村長さんはじめ職員の皆さん、喬木村の佐藤副村長さんはじめ職員の皆さん、大島区の筒井区長さんはじめ区会議員の皆さん、飯田建設事務所の細川所長さんはじめ職員の皆さんなど、大変多くの方々にお世話になり心から感謝申し上げます。
7月豪雨災害に遭われた地区では、地域コミュニティがしっかりしていて、皆さんで力を合わせて災害対応をされ、日頃からの地域の絆と災害時の共助の重要性を痛感しました。
▽ 毎朝出勤前恒例の撮影は、視察研修の出発前に我が家からドローンを飛ばして小舟集落上空からの風景を撮影しました。
小舟集落上空からの風景
その他生坂村では、保育園で身体測定(以・未)、小学校でALT・音楽会特別時間割開始、小立野・日岐の皆さんの元気塾、健診結果返却などが行われました。