1月17日(水)は晴れて日差しが届き、昼間は昨日より気温が上がって寒さが和らぎました。
午前10時からは令和5年度第2回生坂村介護保険運営協議会を行いました。
最初に大沢会長から、まずは元旦に起きた能登半島地震で被害を受けました皆様にはお見舞いを申し上げるとともに、残念ながら亡くなられた方には哀悼の意を表したいと思います。
今日の会議の方ですが、資料を事前に届けていただき、高齢者保健福祉計画と介護保険事業計画という事で盛りだくさんの計画が示されています。その中で団塊の世代というのが問題になる訳ですが、自分達が後期高齢者になり、需要が増大するという事だそうです。
私も団塊の世代の最後の2年後に生まれまして、丁度団塊のしっぽの当たりになりますので、前につかえてしまうのではないかという事で大変気になっております。
また、介護保険料が示されており、この額は色々な事から決まってくるということですが、払う方からすると安い方が良い訳ですけども、高齢化率が高い生坂村では、高くならざるを得ないのかというように感じます。
しかしながら保険の仕組みとして、保険を使わない高齢者が多くなると安くすることができるかと思います。健康寿命を延ばすことが出来たら安くなるという事だと思います。資料にあるような役場の皆さんや社協の皆さんに色々な取組を事業として考えていただいております。
我々はこれらの取組を一つの実情として、うまく使っていけばと思っており、体を動かすことや頭の体操など行っていく事が重要だと思っています。他の人から言われたからやるということではなく、役場から言われたからやるということではなく、自分のことなので、自分の健康は自分で守るという考えで健康寿命を延ばすことが出来たら素晴らしいことではないかと思います。今日は検討事項が沢山ありますのでよろしくお願いいたしますなどと開会の挨拶をいただきました。
私からは、12月に1回目を開催しまして当村の介護保険事業の内容等をお知らせした訳です。介護認定者はほとんど変わらず、高齢化率は横ばいの状況でございます。ただ施設介護者が減っており、介護認定者も介護度が低い方の方が多くなっている状況でして、介護保険事業には少し有り難い傾向ではないかと思っております。
そういう中、大澤会長が言われたように、いかに自分の健康を管理しながら健康寿命を延ばしていくかということが、この介護保険事業関係では必要になってくると思います。それには介護予防事業も充実をさせていかなければなりませんし、地域包括ケアセンター等の取組もしっかり行っていかまければいけないと私は考えております。
なるべく生まれ育ったこの生坂村で一生生きていきたいと思っている方が多いと思いますが、なかなか現実は厳しい訳です。どうしても介護する方もされる方も大変ですので、こういう点も考慮しながら国はこの介護保険制度を構築したと考えており、そういう中やはり安心して健康で生坂村で住んでいけるようにこの会議でもしっかり協議をさせていただき、皆さんから忌憚のない意見を出していただいて、第9期介護保険事業を進めていきたいと思いますなどと挨拶をさせていただきました。
協議事項については、
第9期介護保険事業計画・第10期高齢者保健福祉計画について
第1章 計画策定にあたって、第2章 村・高齢者の概況、第3章 計画の基本的な考え方、第4章 施策の展開、第5章 介護保険サービス量の見込、第6章 計画実現のためにについて資料により説明する。なお、第9期の介護保険事業の費用見込みと保険料額についての説明で、第1号被保険者の保険料の基準額(月額)は第8期より400円引き下げ、月額6,300円としたいと事務局から説明しました。
意見と質問の概要は、
字句の訂正について意見があり、事務局から訂正すると回答いました。
重層的支援整備の位置付けについて検討して欲しいと意見があり、計画の5.第9期計画体系の基本施策に加えるように調整していくと回答しました。
社会福祉協議会から、地域共生社会の推進を取り組んでいく、また、介護予防で新しい事業について検討していきたいと意見がありました。
独居老人について、家庭の実情に応じ拡充してほしいと意見があり、実情によって対応している例があるので、今後検討していくと回答しました。
高齢者の受診率で長野県よりは多いが、生坂村としてもっと上げるように取り組んでほしいと意見があり、病院にかかっている方は受診しない傾向にあり、受診していない方については呼びかけて受診するように行っており、今後においても受診率が上がるように取り組んでいくと回答しました。
令和5年度介護保険等事業・介護保険会計報告について、令和6年度介護保険等事業・介護保険会計(案)について、令和5年度地域包括支援センター事業報告について、令和6年度地域包括支援センター事業計画(案)について、地域密着型サービス「はるかぜ」の現状報告等について事務局から資料により説明しました。
質問と意見の概要は、
地域密着型サービス「はるかぜ」の検討状況について事務局から追加説明があり、今後の対応についての意見があったら出して頂きたいと依頼しました。
最後に協議事項6件について採決を行い全員の賛成をいただきました。
午後1時30分からは生坂村国民健康保険運営協議会を開催しました。
最初に私から、国民健康保険は国民皆保険制度では必要な保険でして、主に年金受給者、農業者等が加入をされている訳で、当村は小さな村ですので、農業の方も盛んにやっている訳ですけれど、法人化すると社会保険の方になってしまうということで、県下では低い方の国民健康保険組合というところです。
私は昨年9月まで長野県国民健康保険連合会の理事長を務めていまして、上位は川上村、南牧村、東筑でも朝日村、山形村がベスト5位までに入っており、国民健康保険は、収入が低い方たちも守るため保険ではないかなと思っております。
当村では4年度の医療費の関係は、一般も後期高齢も医療費が少ない方でして、県下の中でもそういう点では健康診断を受けていただいたり、保健指導を受けていただいて、この成果も出ていると思いますが、分母が小さい村としては、一人の重症の方、また透析の方が増えますと、ぐっと医療費が伸びてしまうということもありまして、そういう点では日頃から健康福祉課中心に村民の皆さんに健康管理、また重症化しないために、しっかりと特定検診、特定保健指導を受けていただく形で進めているところです。今日は令和5年運営状況、令和6年の運営計画を皆さんにお示しをして、ご協議をしていただきますので、忌憚のない意見をお願いするなどして挨拶とさせていただきました。
正副会長選出では、会長に安坂清人さん、副会長に吉澤明彦が選出されました。
安坂会長からは、只今委員長に選出された安坂です。不慣れですが皆さんからご協力いただき行っていきますのでよろしくお願いしますと挨拶がありました。
議事録署名人は、島幸恵氏、望月典子氏を指名しました。
協議事項
- 令和5年度生坂村国民健康保険運営状況及び保険事業実施状況について
国民健康保険の運営状況で、国民健康保険加入者の推移、年齢階層別加入状況、1人当たりの医療費の推移、対年度12月末現在医療費比較、決算額及び決算見込み額、令和5年度国民健康保険特別会計予算書(決算見込)について資料により説明しました。
次に、令和5年度生坂村国民健康保険険事業の実施状況で、特定検診について、特定保健指導について、その他の国保健康診査・保健指導等について説明がありました。
次に、生坂村国民健康保険第3期保険事業実施計画(データヘルス計画)について第1章 保険事業実施計画(データヘルス計画)の基本的な考え方、第2章 第2期計画にかかる考査及び第3期における健康課題の明確化、第3章 特定検診・特定保健指導の実施(法定義務)、第4章 課題解決するための個別保健指導、第5章 計画の評価・見直し、第6章 計画の公表・周知及び個人情報の取り扱いについて資料により説明しました。
意見と質問の概要として、
生坂村の受診率に向上の問題点について質問があり、年度当初に検診の希望を募り対応している。この時に未回答、未定という人がいるが、この方には個別に検診を促すようにしている。また、若い方の受診率が低いので、個別にお声がけして受診率向上に取り組んでいきたいと回答しました。
予防対策をしてきて今までの効果は、また、今後の取り組みはとの質問があり、国保に加入前の状況により対応が難しいが、個々の状況により対応している。今後も同様に対応していくと回答しました。
保健師と管理栄養士の人員はとの質問に対して健康福祉課では保健師3名で管理栄養士1名と回答しました。
保健指導をどのように行っているかとの質問に対して、実施体制図により内容を説明しました。受診干渉が必要な方は対応していると回答しました。
令和6年度生坂村国民健康保険事業計画及び運営について
事業目的、重点施策、具体的な対応策、及び令和6年度 国民健康保険特別会計予算書(案)について資料により説明しました。
意見と質問の概要については、
私から、国保税は令和5年度と同額で行くのか確認をし、事務局から同額で行っていきたいと回答しました。また、第3期保険事業実施計画(データーヘルス計画)で保険者努力支援制度の評価指標の得点が交付金に影響するので、令和4年度に比較し令和5年度は減っており、全国順位も後退しているので、各評価指標の項目評価が改善する様に取り組んでいただきたいと依頼しました。
令和6年度から国民健康保険制度が一部改正され、国民健康保険課税制度額の引き上げ、国民健康保険税の軽減判定所得額の引き上げについて資料により説明しました。
意見と質問の概要については、
制度改正により、国保税の増減があるかとの質問に対して、全体的には変わらないと回答しました。
全体を通しての意見と質問の概要については、
健康応援隊の藤巻先生の講座が、認知症対策で効果があると思うので増やしてほしいと意見があり、好評な講座については大勢の方が参加できるように取り組んでいきたいと回答しました。
協議事項の3件について採決の結果、挙手全員で賛成していただきました。
生坂村の介護保険事業と国民健康保険の運営については、本日ご協議をしお認めいただいた内容を3月定例議会に提出し、お認めをいただきましたら、令和6年度も両保険事業により、村民の皆さんが安心して生坂村で住み続けられるように取り組んでまいります。
日岐と小舟上空からの風景
△▽ 毎朝出勤前恒例の撮影は、放射冷却により澄み切った日岐と小舟上空からの風景を撮影しました。
その他生坂村では、保育園で誕生会(未12.1月生)、小学校でALT、児童館でしょうぎ教室・スポッちゃお、ノーマイカーデー、元気づくり支援金事前説明会、議会だより編集委員会などが行われました。