帰ってきた特派員報告

2004年に沖縄移住しteacupブログ開設→gooブログへ引越し

パイン

2007-03-20 16:07:01 | 沖縄ねた

沖縄北部、名護にあるパイナプッルパークへ行った。
熱川バナナワニ園が「バナナだらけ」「ワニだらけ」であるように
ここは「パインだらけ」だそうである。

まあ、どれもあんまり嬉しくはない。

果物の王者の座を競っていた頃は「ありがた感」で賑わっていたのかもしれないが、
いまでは観光バスの一行様が命綱のようだ。
そこはかとない寂しさが場内に漂っており、時代の流れを感じさせる。

かつてのライバルのバナナは叩き売られてしまったし、
メロンで有名な夕張は行政が崩壊した。

パインは大丈夫だろうか?

いつものようにあれこれと消極的なことを考え、斜に構えながら入場したのだが、
ごめん、すごくイイ。
いや、がんばってるぞ、パイン。

子供でも運転できるパイン・カーが一面のパイナップル畑のなかをひた走る。

植物園の中にも突っ込んでいく。
熱帯の鳥や、花や、魚たちが出迎え、接待してくれた。
浦安ディズニーランドの「魅惑のTIKI」や「カリブ」
とちょっと似ているが、こちらは見えるもの全てが本物だ。

すごいなぁ、パイン園!
楽しいね、名護!

と、近頃ミッキーに興味をもちはじめた娘の前でわざとらしくはしゃいでみる。
(連れていけといわれたら大変だ)

パイン・カーを降りたところにある世界の貝の博物館で
館長のセンスに泣かされつつ土産物屋へ。

パイン缶が並んでいる。
シロップがベタベタ甘くて、
酢豚に入ってるといつも邪魔者あつかいされるあいつ。
そういえば、沖縄に引っ越してくる時に実家の食品棚を整理したら、
1970年代のやつが出てきて仰天したっけ。
何かあったときに空けようね、って
何かいいことあった時には忘れ去られ、
非常食になる機会もないまま捨てられた。

いままで食べたいと思ったことのない俺だが
つい買ってしまったのが、

「パイン100%ジュースに漬かったパイン缶」

これは相当いけた。
暑い夏にはこのままシャーベットにしてもよさそうだ。
ピニャコラーダも作ってみたい。

その他「パイン味噌漬け」や「パイン佃煮」のように
?マークでいっぱいな奇抜商品があふれ、
最後まで笑わせてくれるなごみスポットであった。

もちろんパイナップルは食べ放題だ。



↓館長のセンス

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