帰ってきた特派員報告

2004年に沖縄移住しteacupブログ開設→gooブログへ引越し

美ら海水族館のハプニング

2016-02-25 14:28:00 | 沖縄ねた


近所のジャスコの本屋で立ち読みをしていたら、下の娘がこの本を手にしながら「ジンベイザメってほんとにこんなに大きいの?」とぬかしたので、美ら海水族館で何度も見ただろう、というと、まだ行ったことがない、などと返してきた。

東京の人があまりスカイツリーに興味を示さないのと同様に、沖縄の人もそれほど美ら海へは行かないわけで、(岡星息子のりゅうは学者肌なのでしょっちゅう行くが)そういえば最後に行ったのは娘がまだ2歳か3歳のころだったから、記憶に無いというのももっともである。

家族どもは来月、沖縄から離れるので今のうちに行っとかな、というわけで、久しぶりに来た海洋博記念公園は相変わらず修学旅行の生徒でいっぱいだった。

俺は巨大水槽はもう見飽きているので、新しく出来てた休憩所で一服しておった。

無料ののWIFIが飛んでいたので拾ってみると、中国語で何かの同意を求められた。
是というボタンを押した。
するとどういう訳か金融関係のサイトは見ることが出来なくなった。
ヤフーファイナンスもダメだなんて、いったいどういう種類のフィルターか。

そういえば、中国に行ったときにはエッチ関係のものが見られなくて困ったものだが、ドバイでは見るには見られるが全裸も半裸も胸部と腰部にベタが塗られる、というなかなかに蛇の生殺し的なフィルターが装置してあるらしくて、たとえば広告の5歳くらいの水着の女の子にもベタが塗られるというその技術というのも考えてmるとなかなかにすごいものだのう。


休憩所の一角が展示コーナーになっており、各種の骨格や標本が並んでいる。

後ろにいた女子ふたりが
「この長い魚なんだっけ」
「これはね、えーっと」
「りゅうきゅうのつかいのホルモン漬け・・」
などとガツンとくる会話をしておってカメラがブレて仕方がない。


                琉球の使い・・・



娘と合流し、ジンベイザメの感想をきいてみると「下に沈んでいるエイのしっぽのとげがすごかった」という、連れてきた甲斐のない返事には少し凹んだが、その後オキちゃん劇場というイルカのショーを観ていたら、ゴンドウイルカというでかいやつがとつぜん大脱糞しやがって、黄色く変色していくプールを見た男子高校生たちの猿のような歓声と、女子高生たちの悲痛な叫びが聴けて溜飲が下がった。


その夜は琉球冊封使が饗応でホルモン焼きに舌鼓を打っているシーンを想像してしまい、なかなか寝付くことができんかったな。












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USJにしてやられ~

2016-02-19 12:22:00 | 本土出張
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)の運営会社、ユー・エス・ジェイが沖縄進出の撤回を検討していることが18日、分かった。
地元民は「北部観光のためになると誘致活動を頑張ってきた。地元に説明も来ないで、自分たちだけもうかればいいと思っているのではないか」と不信感をあらわにした。
    沖縄タイムス



いや、USJもねずみランドもアメリカの会社ですから、儲からないことはやらないんです。
というか自分らだけ儲けないとりゃ株主が満足しないんです。

目を覚ませ、地元民。



と上から目線で言ってはみたものの、白状すると、じつは俺もこないだ目覚めたばかりなんだ。

ちょっと用事があって大阪へ行くことになったんだが、上の娘が一生のお願い的な連れて行けアピールをしてきて、運良くピーチ航空の3,000円くらいのチケットがとれて泊まるホテルがツインルームだったので仕方なくお伴させることにした。
通っている小学校ではUSJのハリーポッターのアトラクションを体験した者がヒーロー扱いされていて、どうやらそれに憧れているらしい。

仕事を終え、鶴橋で一泊し、昼前にUSJへ。
行列に並ばなくて済む優先搭乗パスのようなものがあったと記憶しておったので、まあ、のんびりとむかったわけだが、現地へ着いて仰天した。







優先パスは売り切れなのであ~る。
調べてみると、1週間以上前に予約しなければ買えないじょうきょう。

仕方ないから入場券だけ買ってハリーポッター村へ向かった。

だが、村には入場規制がかかっており、入村許可を得るための整理券が必要だったので整理券をもらいに指定の場所へ行き、これはスムーズに機械で発券されたが、入村指定時間は1時間以上先だった。

1時間余りその辺をぷらぷらと歩きまわり、足が疲れてきたころにようやく入村できた。

遠くに城のような形をした例の全寮制の学校が見える。

しばらくいくと行列の最後尾があったのでそそくさと並ぶ。

と、そこへ村の役人が現れ、こう叫んだ。



「え~、ここからアトラクションの入場までのおじかん~」
「やくぅ2時間40分になりまぁす」



にじかんよんじゅっぷん???

耳を疑ったが、優先搭乗券のない行列の民たちは、ここは崩壊直後の共産国のパン屋か、つうくらいに、じっと黙って並んでいる。

聞くと、優先券を持っているものでも1時間待ちとのことであった。

都会ではこういう状況が当たり前なのか、と、沖縄から来た二人は驚愕し、二時間以上行列することを想像することさえ出来ない自分らの体力の無さに落胆した。

そろりと行列から離れ、うなだれつつ村を出た。

他のアトラクションも同様に1時間以上の待ちで、唯一、「コーヒーカップくるくる回る」みたいなのだけは15分待ちだった。

乗ってく? と娘に聞いてみると、黙って首を横に振った。

しかたない、昼飯でもたべるか、と食堂の前のメニュウをみるとそこにはうどん定食みたいなものが1,500円もして、あともう700円出すと一つのアトラクションのみに使える優先券を発券できますよ(除くハリポタ)みたいなことが書かれており、その傲慢な商いっぷりに沖縄から来た情弱な二匹の猿は今にも発狂寸前になり、フウフウと鼻息も荒くUSJを後にし、帰りの駅で立ち食いうどんをズルズルすすった。

結局なにも乗れず、ただ入場しただけで12,000円以上取られたことになる。
高っけ~うどん食ったなぁ・・・

今、言いたいことはひとつ。

「自分たちだけもうかればいいと思っているのではないか」w



このまま沖縄へ帰るのも腹立たしいので、せめて大阪城でも、と行ってみると城は真田の六文銭の旗だらけで、豊臣は姿かたちもなくなっていて複雑な心境になった。

今年の大河ドラマ「真田丸」はリズムが良くてとても面白い。
堺雅人が15歳頃の信繁を演じているのは見ていてちょっと痛々しいけど。。





       倍返しだ!(USJにて、ベッキーの手形)










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好きな政治家

2016-02-15 17:07:00 | つれづれ
島尻沖縄北方担当大臣が「歯舞」を読めなかった、つって叩かれて北海道の人たちから、どうせ沖縄のことしか考えてないんだろう、などと言われてしまいました。

島尻は沖縄の名前だけどあの人は宮城県出身ですから~、って沖縄人は心のなかでひっそりとおもっておるはず。



ほぼまい、て。w
北海道新聞だってちゃんと読めないんだから、許してあげて。


よしざるはこれといって決まった支持政党はありませんが、好きな政治家ならいます。

まず、共産党の志位和夫委員長ね。

あの人、じつは脱ぐとゴリマッチョなの。
でもショスタコービッチが得意なピアノ上手で大学進学時は音楽家と物理学のどちらを選ぶかですごく悩んだというネコ好き(5匹飼い)。
国会の演説も実に理路整然としていて説得力もあり、この人が自民党にいたらすごいのになぁ・・・と本気で思います。


もう一人は自民党の斎藤健。

通産省出身のエリートだから、千葉県から初めて衆議院に立候補した時は小沢ブームの真っ只中で、庶民派をうたった民主党の太田某に敗れてしまいました。

後に蓋を開けてみると太田のほうが補導歴あるわ、元キャバクラ嬢だわ、父が会社社長のドラ娘だった事実がバレてしまって、斎藤健ほんと可哀想。


なぜかっつうと、斎藤のほうがほんとうは庶民派なの。


父は歌舞伎町のギター弾きで赤貧の小学校生活。
でも、あまりにもデキる子だったので先生が親に直談判してくれて上の学校に行かせてもらって東大入学。
(でも部活がんばりすぎて留年w)

通産省入省してもあまりにもできるのでハーバードへ国費留学。
ハーバードでもあまりにもできるので財務委員に当選。

帰国後、日米自動車交渉を担当。
日本車がハンマーでぶっ壊されている映像がありましたね。



あのタイトな状況で1年近くねちっこくネゴシエートして、しまいにはアメリカを説き伏せるという快挙を成し遂げる。

でも帰りの飛行機で祝杯のシャンパン開けて裸踊りしちゃって大目玉を食らって左遷。w


民主党政権の時に、衆議院で一年生議員のくせに予算委員会で菅総理を叱りつけるという「斎藤健、言っちゃった」と世間を騒がせた伝説的な名演説をしました。

こういう実力のある人こそ将来の日本のリーダーになってほしいと切に願いますので、千葉県選挙区の方はもう間違いを犯さないで、じっくり育ててほしいと希望します。

今はまだ農水省の副大臣ですが紛れも無い逸材です。



アマゾン古本を100円で読んでみましたが、なかなかの名著でした。










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上野にて

2016-02-11 12:17:00 | 本土出張
東京へ1泊2日の強行で出張。

帰りのジェットスター成田発の時間まで少し間があったので、上野界隈を散歩した。

上野では前に職務質問された経験があるので、交番の前を通過する度にドキドキする。

そんな時には、やはり


酎ハイ、ハムカツ、煮込みですな。

三種の神器で気分が落ち着かせた。

上野公園をプラプラしてたら一本だけ桜が咲いておった。


日本に植えられている全てのソメイヨシノは、江戸時代に品種改良された一本のクローンなので同じ温度で一斉に咲く(だから桜前線というものがある)はずなのにこれはいったいどうしたことでしょう。


公園の突き当りの国立博物館で国宝の日本刀を鑑賞。
青白い鉄の光にうっとりする。
鉄はドイツ語でeisenというが、氷のように光るという意味も頷ける。

あと、博物館にきたらやっぱりあれね。

土器とか埴輪ね。


なんてアバンギャルド!!



俺も一緒に踊りたい!!



超絶かわいいいい!!






心が洗われたので、記念にストラップを買って帰りました。














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沖水ツナ缶

2016-02-07 15:47:00 | 沖縄ねた



近所の公園で行われるイベントは沖縄県産の食材と花でいっぱいだ。


明日は旧正月ゆえ、飾り花と正月用食材を求める人たちでごった返しておった。

北朝鮮からミサイルが発射されて沖縄を通過します、とスピーカーから大音響で警告している最中でも、視線を上にする者はどこにもいない。 

いいのだろうか。 まあ、いいか。



ワタクシのお気に入りはコレ。


ま~さっさ~(美味しい)とぅ~な~(ツナ)

沖縄水産高校のツナ缶だ。


人気商品ゆえ

 すぐに売り切れてしまう。 シナ缶!ではありません。


沖縄ではツナ缶の消費量が本土の5倍と、県民に愛されまくっている食品なのだ。

サラダやサンドイッチのみならずソーメンチャンプルなどの炒め物、炊き込みご飯など、なんにでもぶち込んでしまえるから便利なのもあるが、スパム缶とともに戦後の食糧難での貴重なタンパク源として食卓に上ったという愛着のほうが大きな理由だと思う。
本土でたとえるなら、それはクジラのベーコンや竜田揚げのようなものだろうか。


それでは開缶の儀にうつるとしよう。

通常のツナ缶のようにパッカンではない。

よって久々に缶切りを使わねばならなくなった。 台所の引き出しで錆びておったのを洗って使う。

キコキコキコキコ・・・ピュ。  油が飛び出してきた。

「見ろ!手が汚れてしまったではないか!!」

と海原雄山のマネをつぶやくてみたが、家には誰もいない。







おおお、でかいブロック。



市販のツナ缶が、まるでおがくずのようじゃないか。






ツナ缶は沖水の生徒たちが実習船で漁獲したマグロを、自分らで解体して


蒸して、クリーニングして、詰めて、プレスして




ラベルを貼り、販売までしています。

これぞまさに六次産業。

マンガ「銀の匙」のようだ。

すばらしい。


市販品みたいにスープとかアミノ酸とか入ってません。

調味は塩のみ。

ゴロゴロとした肉の食感と味は、無骨な、武士のごとく質実剛健です。

「ま~さっさ~とぅ~な~」より「斬・武士鮪!」のほうがネーミングとしてはあってる気がします。

本来のマグロの味を楽しめる、素敵な缶詰でした。

(パッカンならなおのことよし)











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