帰ってきた特派員報告

2004年に沖縄移住しteacupブログ開設→gooブログへ引越し

金継ぎに挑戦! その4

2010-09-06 13:53:00 | 金継ぎ/漆
調べてみると、漆を乾燥させるには70%ほどの湿度が必要らしい。
湿らせながら乾燥させる、とはこれいかに。
水分によって漆の酵素が活性化し硬化するので、漆職人は梅雨時には仕事をしないとのことである。

湿度が高いと塗ったそばから固まってしまうので作業ができないらしい。

って、連日の台風でジメジメ高湿度の沖縄はどうなのよ。
家の湿度計をみてみると、ほぼ100%。
あわてて金継ぎの蕎麦猪口をあけてみました。

          わお、キンキンに固まっている

一か月も寝かせてたらカビが生えるところだった。
沖縄の夏は漆の乾燥には最適なようだ。

ならばどんどん進めよう。次なる作業「漆上げ&研ぎ」

継いだ場所の凸凹にベンガラ漆(朱色)を盛り、ペーパー(800番)で水研ぎして面をツルツルにします。
再び乾燥した後、金粉をつけるための漆を薄くかける。
今度は朱合漆とベンガラを半々にしてトロリとさせます。

          ピンボケではない。手がふるえているのだ。

            いまのところは順調な仕上がり


いよいよ金粉を蒔く時がきたが、あせって蒔くと漆の中に金が沈んでしまうというので、小一時間休憩しましょう。

            残った漆を使ってマイ箸を塗ってみた


生乾きになったところで、金粉を「ケボ」という筆ですくいとり



           そーっと払うように蒔きます


お次は「粉固め」(ふんがため)という作業。
かろうじてくっついている金粉の上へ、希釈した生うるしを塗りつけて固着させます。



せっかくの輝く金粉がわらびもちのきなこみたいになってしまうのは、ちょっとさびしいことです。

次回の磨き作業で、いよいよ最終回です。

マニアックなネタばかりですいません。
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ピチットシート

2010-09-05 17:47:00 | できるかな

君は「ピチット」という調理用の紙をご存じですか?

プロの料理人たちから絶大な支持を得ている不思議な紙があるというので、ちょっと試してみました。

この紙で挟むものは何でも美味しくなるというのです。
刺身や干物や焼き肉やサラダやら、どんな料理でもOKということなのです。

           じいちゃんが大量に釣ってきたサヨリで実験してみました


これいい。すこぶるいい。

ピチットに包んで冷蔵庫で3時間ほど寝かせただけで上等なサヨリの干物ができてしまいました。

普段の沖縄では気温と湿度が高いから、干物をするときには腐敗防止のためにどうしても塩分きつくせねばならないのだが、これを使えば低塩でも大丈夫なのですね。

あと、グルクンのお刺身を10分ほど包んでみたところ、キトキト感が出てなぜか味が抜群に良くなりました。まるで昆布締めのような食味になってしまうのですよ。
ホタテ貝なんか、もうシャキシャキとしますもの。
スーパーの鮮魚コーナーでクッタリしているホタテ貝柱が、まるで築地寿司屋のネタみたいに激変しちゃうのです。
沖縄の脂気のない魚が、み~んな料亭のお味になるのです。

なぜにこうも美味しくなるのかを調べてみたところ、この紙に含まれる昆布エキスがアンモニアなどの素材の臭みを吸い取り、かつ旨みのみを放出してくれるということがわかりました。

魚のみならず肉類や野菜も美味しくなるというので、実験大好きな俺はこれからいろいろいろいろ試してみたくなるなるのです。

んで、製造している会社概要をみてみたところ。

㈱オカモト・・・。

え、あのオカモト?
0.02とか0.03mmとかでしのぎを削っている世界のオカモトなの?!

ってことは紙じゃない。ぜったい紙じゃないなんかのはずだ。

この会社の製品が毎晩包んでいるものが何であろうと、まあいいよ。許すよ。
調理場の俺も、ベッドの上の彼女も、それが美味しくなれさえすればいいんじゃないのか。
味覚も触覚も似たようなもんなんだから。

なんでも美味しくなっちゃうコン○ーム。
世にも馬鹿らしい珍用新案として登録すればよいのに。

こんな世の中だからこそ、快楽重視でいこうではありませんか!(笑)



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中東和平

2010-09-01 18:11:00 | ノンジャンル
本日、イスラエルとパレスチナの直接交渉が再開されました。

あの辺って、ここ何千年くらいずーーーーっとどこかの国が取り合ってきましたよね。

中東は古代エジプトから始まって、バビロニアやローマやペルシャや十字軍なんかがいつもドンパチしてる、って習ったような気がします。

俺からすると、あんな砂漠しかないようなところを獲りあって戦争ばかりしている理由がまったくわからないのだけれど、それは単なる無知なわけで。
古代ローマ時代の映画なんかを観ても、いまいちピンとこないのです。

もう少ししっかり世界史をやっとけばよかったなぁ、と後悔します。

で、ここはひとつ勉強しなければと思って中東史の本を探していたらすごいフラッシュをみつけました。

次々と国が変わっていく(5000年の歴史を90秒に圧縮した)動画が圧巻ですぞ!

           そういえばオスマン帝国なんてのもあったっけ

関係ないけど話題のTVドラマ「スパルタカス」ってかなりエロいですねぇ。アメリカではテレビであんなのやって大丈夫なのでしょうか。
よしざるは家人たちが寝静まるのを見計らって、こっそりみております。

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