河野ちかくに岡星宅があるので寄ってみると、息子のリュウが自作のテレビゲームに興じておった。
懐かしい画面だ。子供の頃これに一回100円をつぎ込んでいたんだよ、と言ったらリュウがアホでも見るような眼で俺を見た。
現場到着。下の娘、初の狩りに興奮。
2つの川が合流するポイントに行くと、すでに先行者がいやがる。
狭い場所なので、チッと舌打ちするが、よくよく見ると、
おおお、ドゴーンM親子ではないか。
しかもなんか釣れてるし。
餌はオキアミと練りパン粉と魚肉ソーセージを使ってみたが、一番釣果が良いのは練りパン粉だった。
彼女が生まれて初めて釣ったのはテラピアだった。
前に書いたが、タイでは高級魚だ。
日本の今上天皇もかかわる非常に尊い魚である。
子供も、大人も、自然から何かをぶん取ってくる行為に夢中になる。
時々、こうして身体のなかに眠っている狩猟本能を目覚めさせてやるのはいいことだ。
本来であれば、釣った魚を子供らで調理させ食べさせる、などをすると、いよいよ夏物語は高潮を迎え、本能もますます満たされようものだが、ワタクシの「早くビールなどが飲みたい」という本能がそれに勝ってしまったので、仕方が無いから釣りは二時間ほどで切りあげて、川沿いのビアホールでガキどもにピザを食べさせ誤魔化して、大人どもはビールやウイスケーや泡盛などを飲み散らかしてウチに帰って寝た。
(ダメオヤジ)
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