千葉台風、今週になってようやく通電した。
館山のジジババは沖縄暮らしで台風慣れしているし、なにしろ戦中戦後を経験しているので、スマホ充電できないとかのストレスは皆無だし、ローソク暮らしも慣れたもので、こういう状況では若者よりむしろ強いんではなかろうか。
今年の夏は栃木と群馬を行ったり来たり、ビジネスホテル暮らしが20泊を超えた。
仕事は午後からなので、朝飯バイキングを食ったらベッドに寝転び、電子書籍の漫画を読みながらまったりしていたのだけれど、5日もすると次第に魂が腐り始めた。
こんな夏の過ごし方はいやだ。
気分転換に埼玉へ行き、旧友カツヒロと川越で飲んだ。
カツヒロ家は愛犬を警察犬学校に入れ、奥様もペットショップをきりもりするほどの愛犬家なので、しつけ方を色々と教わり大変参考になった。
近頃は群馬と栃木で沈んでいる、と話すと
「そんなんお前ぇ、山に行ったらたらいいじゃんよ」と言われた。
確かに上州は名峰、名山の宝庫である。
30年前、カツヒロと北海道中を砂金掘り・釣り・イカダ下り・大麻鑑賞などで駆けずり回った日々を思い出し、なんとなくやる気がでてきた。
若い頃の思い出話をするじじいは若者にとってうざいだけの存在だが、歳を取るとこれがなくては生きていけないから許してあげて。
まずは体力の回復のために、栃木の大平山(419m)で足慣らし。

軽い登山だけれど、運動不足の貧血でフラフラし、何人もの高齢登山者に追い抜かれた。
ビジネスリュックと革靴の姿でふらついている俺を見て、「追い詰められたサラリーマンが枝振りの良い木を探している」と思われたかもしれない。
山頂の謙信平から関東平野を眺めたら、うむ、この国を取るか、と謙信的な気分になり、何かのスイッチが入って、どこかが狂った。
沖縄でマラソンにチャレンジして以来、久々に未知の分野への挑戦が楽しくて仕方がない。
先ずはビジネスリュックを小型の登山ザックに換装し
20年前に岡星に勧められ職人さんに拵えてもらったブーツをひっぱりだした。沖縄では一度も履くことはなかった。
それからは暇さえあればしょっちゅう山へ向かった。
・三峰山(604m 栃木名百山)
・荒神山(624m 群馬桐生)
・掃部ヶ岳(1,449 m 上毛三山)
・赤城 長七郎山(1579m 日本百名山)
・日光 男体山 (2486m 日本百名山)
・赤城 黒檜山(1828m 日本百名山)
・不動滝 沢登り
・谷倉山(599m 栃木名百山)
頂き物のヒップザックも大活躍
登山は素人なので、うわまじか、な展開もあった
急峻ガレ場。ひいひい。
えぇ・・・パイプ一本の渡渉できるかな(トレッキングポール無し)
熊の気配!
うへぇ。。山賊の砦でもあるのか
げぇ! 山ヒルの攻撃で血まみれだ
気がつけば遭難中。登山アプリに助けられました。
とまあ、そんなこんなで徐々にスキルも体力もついてきます
間違って女性用のザックを買ったりしましたが、だんだん装備が充実してきました
今では山頂でちゃんとしたラーメン(山二郎)も作れます。
標高が高くなると沸点が低くなり、麺の芯が残りますがそれがまた二郎っぽくていいですねオススメはラ王の全粒粉豚骨醤油です。
どの山がいいかって、そりゃ赤城山は一等佳いだらう
群馬の山奥に誰もいない修行ができそうな滝みっけ! 来年は水着持って来よう
山の何が良いって、景色もあるけど、大事なのは風と足音以外は無音なこと。
スマホの電波が届かない不自由な自由。
完全な静寂の中、歩調に呼吸を合わせていると最初はキツいけど次第に気分が高揚してくる。
沖縄マラソンの練習のときもこんなんだったっけ。
どこまで行くかわかんないけど、いつかミネを連れて峰々を歩きまわってみたいもんです。
今日で長期出張も終わり。10月はカツヒロも山登りに参加するので紅葉とか山酒とかいろいろ楽しみなことですよ。
(新蕎麦も!)
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館山のジジババは沖縄暮らしで台風慣れしているし、なにしろ戦中戦後を経験しているので、スマホ充電できないとかのストレスは皆無だし、ローソク暮らしも慣れたもので、こういう状況では若者よりむしろ強いんではなかろうか。
今年の夏は栃木と群馬を行ったり来たり、ビジネスホテル暮らしが20泊を超えた。
仕事は午後からなので、朝飯バイキングを食ったらベッドに寝転び、電子書籍の漫画を読みながらまったりしていたのだけれど、5日もすると次第に魂が腐り始めた。
こんな夏の過ごし方はいやだ。
気分転換に埼玉へ行き、旧友カツヒロと川越で飲んだ。
カツヒロ家は愛犬を警察犬学校に入れ、奥様もペットショップをきりもりするほどの愛犬家なので、しつけ方を色々と教わり大変参考になった。
近頃は群馬と栃木で沈んでいる、と話すと
「そんなんお前ぇ、山に行ったらたらいいじゃんよ」と言われた。
確かに上州は名峰、名山の宝庫である。
30年前、カツヒロと北海道中を砂金掘り・釣り・イカダ下り・大麻鑑賞などで駆けずり回った日々を思い出し、なんとなくやる気がでてきた。
若い頃の思い出話をするじじいは若者にとってうざいだけの存在だが、歳を取るとこれがなくては生きていけないから許してあげて。
まずは体力の回復のために、栃木の大平山(419m)で足慣らし。

軽い登山だけれど、運動不足の貧血でフラフラし、何人もの高齢登山者に追い抜かれた。
ビジネスリュックと革靴の姿でふらついている俺を見て、「追い詰められたサラリーマンが枝振りの良い木を探している」と思われたかもしれない。
山頂の謙信平から関東平野を眺めたら、うむ、この国を取るか、と謙信的な気分になり、何かのスイッチが入って、どこかが狂った。
沖縄でマラソンにチャレンジして以来、久々に未知の分野への挑戦が楽しくて仕方がない。


それからは暇さえあればしょっちゅう山へ向かった。
・三峰山(604m 栃木名百山)
・荒神山(624m 群馬桐生)
・掃部ヶ岳(1,449 m 上毛三山)
・赤城 長七郎山(1579m 日本百名山)
・日光 男体山 (2486m 日本百名山)
・赤城 黒檜山(1828m 日本百名山)
・不動滝 沢登り
・谷倉山(599m 栃木名百山)

登山は素人なので、うわまじか、な展開もあった






とまあ、そんなこんなで徐々にスキルも体力もついてきます


標高が高くなると沸点が低くなり、麺の芯が残りますがそれがまた二郎っぽくていいですねオススメはラ王の全粒粉豚骨醤油です。


山の何が良いって、景色もあるけど、大事なのは風と足音以外は無音なこと。
スマホの電波が届かない不自由な自由。
完全な静寂の中、歩調に呼吸を合わせていると最初はキツいけど次第に気分が高揚してくる。
沖縄マラソンの練習のときもこんなんだったっけ。
どこまで行くかわかんないけど、いつかミネを連れて峰々を歩きまわってみたいもんです。
今日で長期出張も終わり。10月はカツヒロも山登りに参加するので紅葉とか山酒とかいろいろ楽しみなことですよ。
(新蕎麦も!)
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