先月、インドへお仕事に行った際に列車での移動があった。
インド国有鉄道に乗るという行為は鉄道ファンのはしくれとして、なかなか心躍るものがあるのだが、一方で嫌な予感もする。
こういうの苦手・・・
ムンバイ郊外の「カレーロード」という下北沢のカレー屋みたいな名前の駅で切符を買う。
買う、といっても正しくは同行者のI氏に列に並んで買ってもらった。
よしざるはカレー漬けの毎日で痔が悪化して、インド人でごったがえす列に並ぶ根性がなかったのだ。
で、20分間くらい並んでやっと買えた切符はたったの2ルピー(3円)。
無賃乗車で3倍額の罰金をとられても10円しないのなら、金輪際並ぶものかと一瞬考えるが、3円をけちったばっかりに列車から落ちて死ぬひとが年間何百人もいるインド人とインド国鉄を思い、反省する。
やがてホームに電車がやってきた。
上の写真の後では、ガラガラに空いているように見えるから不思議
地獄の30分後、汗みどろになりながらムンバイ駅に到着。
ん? 頭上に妙な看板があるぞ
カニ・・・持ち込み禁止?
ここにも蟹がいる
よく見ると、障害者・がん患者専用とかそういう車両があって、インドでは癌といえばカニということになっているらしい。
あ、そうか。 癌=Cancer=蟹座、か。
公立小学校の授業は英語で行なうと聞くが、識字率も60%前後なのでこういう看板ができちゃうわけか。
なぜかガン患者に優しいインド。
そういえばタイでは僧侶優先車両があったっけ。
こちらは窓に鉄格子がはめられた女性専用車両
むろんインドのことだから、何かあったとしてもそれは仕方がないことだと思う。
けれども、朝のジョギングで街を走ると必ず犬に追いかけられて、これには閉口したな。
ここでは犬に綱をつけるという文化が存在しないので、100メートルおきに半野良犬化した奴らから「なんじゃいワレ!」とか「おうおう、見ねぇ顔だな、どっから来なすったぃ」てな風に話かけられる。
っていうか吠え回される。
インドでは毎年2万人が狂犬病で死んでいるという話を聞くと、ジョギングも命がけの「リアル・バイオハザード」になってしまうのだった。
馬鹿者! インドで街なかを走っている人をみかけたら、それは泥棒だ!
帰国してから1か月間、なんだか体調が悪い。
今朝は、紅茶みたいな尿が出た。
血尿と痔。 前からも後ろからも出血だ~。
肝機能障害もあって、発熱が月に2回。
みなさんごきげんよう、左様なら。
でも大丈夫! 元気があれば何でもできる!
元気つけに肉でも食いに行こう。 角がピーンと立ったレバ刺しも今のうちに喰っとこう。