心と身体がよろこぶ“気功養生”

「養生気功塾」のお知らせ、気功の魅力、気功養生法、気功の生活術をメインに、日々のあれこれも書いています。

潘老師の・・・「太極十三勢」のはなし

2013-03-07 07:23:52 | 老師の話

今日から数日間、気功と武術の授業に出ます!

初来日の潘老師の授業!

その実力はもちろん、教え方も素晴らしいと評判の老師です!!

宋老師にも似ているのではないかと・・・お話を伺う限りではそう感じております。

 

ちなみに・・・こんな内容を習います。

津村さんのブログより

太極十三勢について 

 太極拳は太極陰陽学説が武術、気功と結合した内家拳術です。太極拳は又太極十三勢と言い、棚,履,挤,按,采,列,肘,靠,进,退,顾,盼,定と言う十三の文字からなっているのです。前の八字は八種類の手法で、後ろの五字は五種類の歩法です。その十三種類の手法と歩法は太極拳運動の全プロセスを貫いています。各流派の太極拳はその練習法にそれぞれ自分なりの特徴が有るが、十三勢の内容は同じです。

 太極十三勢は太極陰陽学説の易変の理、運動の理、体用の理と養生の理を表し、拳術運動変化の時空特徴を反映し、そしてそれぞれ人体の臓腑、経絡、ツボと対応しています。十三勢の前の八字は八卦に属し又八門とも言い、即ち四正と四隅:カン、離、震、兌は四正で、それぞれ北、南、東、西四つの正方位を代表し、そして腎、心、肝、肺と対応します。乾、坤、艮,選は四隅で、それぞれ北西、南西、東北、東南四つの隅の方位を代表し、そして大腸、脾、胃、胆と対応します。後ろの五字は五行に属し、即ち水、火、金、木、土で、それぞれ前、後、左、右、中と言う五つの方向を代表し、そして腎、心、肺、肝、脾と対応します。

 太極十三勢は十三種類の姿勢ではなくて、十三種類の方法であり、即ち十三種類の練気法、技撃法です。しかし、たくさんの太極拳の練習者はもともとの太極拳の練習方法の真伝を得ていないので、ある人たちは十三勢を十三種類の姿勢として太極拳を練習したり、ある人たちは練拳と練気功と言う二者を分けて太極拳を練習したりしています。みな太極拳の真意を失ってしまいます。

 太極拳は動静相兼の内功拳です。太極拳を練習するには丹田の功を頼りにしなければならず、丹田の気で肢体の運動を発動しなければなりません。だからまず内功を練習した上で太極拳を練習しなければなりません。先天の気をちゃんと練習しないで、ただ体力と後天の気を頼りにして太極拳を練習するなら、太極拳を旨く練習できるはずはありません。

 十三勢を練習する時の全体的な要求は次のとおりです。思想入静を根本とし、眼神心意を統帥とし、丹田の気をエネルギーとし、身法中正を本体とし、所属するツボを出発点とし、体全体の纏まった運動を目的とします。八門手法と五行歩法に基づいてそれぞれ意念で気を導き、ツボに従って気をめぐらし、意気合一して肢体を運動させて練気、練拳、病気を除き、健康を保つ目的に達します。

 

 これは潘先生が書いてくださった文章です。そのあと、十三勢のそれぞれについても書いてくれたのですか、これは授業の中で話すことですねと削られました。

でも、十三勢の中で掤(ポン)と履(りー。手へんがつく)についてだけ簡単に紹介しましょう。


 掤pengは下から上に向かう運動です。その竅位(動きの焦点になるツボ)は会陰です。坎に属し、水に属し、腎経に属しています。練習方法は、意をもって気を引き、会陰から上向して上丹田に到らせ、上掤します。掤法は掤劲を用い、坎を抽いて離を顛め、心腎が相交し、水火が調和して心腎両方の経絡の気が調整されます。

履は前に動いてはもどる運動です。その竅位は祖竅(両眼の間の奥)です。離に属し、火に属し、心経に属します。練習方法は祖竅を意守して吸引して履で引き落とします。履法を練習するには履劲を使い、练神を兼ねて、心経に属する臓腑の機能を調整します。

挤は背中の夹脊から前に押していく肝経の運動だし、按は膻中から引き落としていく肺経の運動です。こうしていくつかのポイントを聞いてみるだけで、おそらく皆さんがこれまで太極拳について習ってきたことと違う、本当のコツが語られているのがわかるでしょう。太極拳をやってきた人にとっても「目からウロコ」体験になると思いますし、また初めての人は、ここから太極拳を習い始めるという幸運にありつけるのです。

 

武術ももっと上手くなりたいので、いろいろと学ばせていただこうと思っております!

もちろん気功の授業もしっかりと勉強させていただきます!!

楽しみです!

そして、いつも気持ちよく勉強に行かせてくれる我が老師にも感謝です!


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