心と身体がよろこぶ“気功養生”

「養生気功塾」のお知らせ、気功の魅力、気功養生法、気功の生活術をメインに、日々のあれこれも書いています。

人知れず自分のために

2025-01-31 02:38:42 | 気功養生のヒントになる話(おススメ)
気功って何?

養生って何?

そんな方もまだまだいらっしゃるので

そんな方へのヒントとして。


津村喬さんの文章を借りて

気功には保健気功、医療気功、武術気功、宗教気功、芸術気功などさまざまあるが、その中でも「自養其生」(自ら其の生を養う)ためのものを養生気功と言う。養生気功は自分の身心を健康にすることを核心にしているが、保健医療の範囲にとどまらないのは、一病息災の言葉通り、病があってもその生を輝かせることはでき、諸病があっても総合的に人生の意味を深めていくことができると考えることで、単なる保健や、疾病治療を目的とするものとは違っている。とりわけ、心理的解放や人格の成熟を重視して、それがなければ体のみ健康であっても意味がないと考える。
(中略)
「練気容易、養気最難」
「眼に見える形で気功を練習してやって見せるのは易しいが、人知れず自分のためにそっと気を養うのは最も難しい」というふうに訳すと少しは意味が伝わるだろうか。養生気功にはこのニュアンスがあるのを知ってほしいと思う。




人知れず自分のためにそっと・・・

ここは本当にポイントですね。


自分のために
(誰かに褒めてもらうためじゃなく)
喜んでできると
良いのかなと思います。






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この時間の広がりの中で自分のありかたを探る

2025-01-28 05:38:29 | 気功養生のヒントになる話(おススメ)
気功を教えていると・・

気功と太極拳の関係や
気功と風水の関係などを
質問されることも多いです。


そんなヒントとして

以前もご紹介した
津村喬さんの文章を再度ご紹介。



気功では体内の陰陽の気を常に感じながら、日々の季節の陰陽バランスと自分の陰陽をどう調整して行くかということが実は一番の基本になって来ます.宇宙と言いますが、宇は無限の時間の繋がり、宙は無限の空間のつながりのことであります.この時間の広がりの中で自分のありかたを探って行くのが易というものであり、空間の中で自分の気を確かめて行くのが風水というもであります.易と風水を自分の体に引き寄せて考えるのが気功でありまして実は易、風水と気功とは一体のものなのですね. 





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神秘的な手段でなく・・・

2024-11-06 00:14:11 | 気功養生のヒントになる話(おススメ)
以前も紹介しましたが再度。

津村喬さんの文章より。

ーーー

「この両篇は(内景経、外景経のこと)原理論、方法論ともに完備し、論理も首尾一貫しており、道教内丹派の古典となった」
 「外景経では黄庭に意識を集中することの重要性が指摘される。黃庭というのは、臍の内側にある気のセンターで、関元(臍下三寸にある経穴で足三陰と任脈がつながっている)の上、幽闕(へそ)と命門の間に位置し、人間の元精・元気・元神を包含しており、体内でも最も根源的な部位なのである。だから内煉の修行の過程では、精が黄庭に到り、気が黄庭に帰し、神が黃庭に入ることの必要性が特に強調されている。部屋の中に主人がどっかりと静座するように、精気神の三大要素が黃庭にしっかりとどまっていると、病気は自然に退散してしまう。だから恬淡虚無で、自らの心を見つめるような生活態度でいれば、身体は安泰でバランスがとれ、五臓は生き生きとしてくる」
 とてもわかりやすい。そして内景経28にはこういわれている。
 「仙人や道士は神秘的な手段でなく、精・気を蓄積することで真人になったのだ」


ーーー


気功のレッスンでも
これに近いことを
言葉を変えてお伝えしています。

ここを少しでも理解できると
気功の理解が深まるのではないかと思うからです。


年内のレッスンは
あと1回しかありませんが・・
来年の日程も決まり次第
ご案内しますので、
良ければ
お気軽にいらしてください。


自分でできる元気習慣。


これからの自分へのギフトとして
少しずつ覚えてほしいと思います。









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まず、ご一緒に・・・

2024-10-30 01:19:25 | 気功養生のヒントになる話(おススメ)
たびたびご紹介している

気功家・津村喬さんの文章から

ーー

「気功は気のトレーンングということです。」
気とは何かということを簡単に説明することは難しいのですが、宇宙万物の中にある生命エネルギー、根源の生命エネルギーと言ってもいいでしょう。
人間にとっては、人間の生命を支える根源的なエネルギーのことです。
気功の中には、体操のように動くのや、座禅のように動かないものも有りますが、どの場合にもその目的は、身体の気を巡らし、バランスを良くし、そして生命力を増大させることにあります。
いま中国では気功が非常に注目されて、保険医療のために広く用いられはじめています。
しかし、医学のためだけではなくて、人類がこれからの時代に身体と心の可能性を解き放っていくために、気功は大きな可能性を持っていると思います。
しかし、理屈で言っていては仕方がないので、まず、ご一緒にやってみることにしましょう。

ーー


気や気功の理解の参考までに。

そして・・・

最後の
「理屈で言っていては仕方がないので、
まず、ご一緒にやってみることにしましょう」

ここはポイントだと思っています。

ぜひ、まずは体験してみてほしいです。

どこでもお待ちしております。




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偏りが膨らみすぎないようにするだけ(バランス)

2024-10-19 00:53:37 | 気功養生のヒントになる話(おススメ)
以前もご紹介したものですが再度。


気功では
「バランス」を大事にしています。


そのヒントになれば。


ーー


(津村喬さんの記事より)

陶弘景(456-536)は養性延命録などの本をたくさん書いた気功家である。
大きいことはいいことではないと主張し続けた。
これは老子を継承するものである。

人生のコツは少思、少念、少欲、少事、少語、少笑、少愁、少楽、少喜、少怒、少好、少悪だという。

少なく思うとは、あれこれ悩んだり妄想したりしてもほとんど何の訳にも立たないのだから、思いは少なくした方がいいということだ。「思いすぎると神(私の中の最も高級な精神活動)が危うくなる」と言っている。

少念も同じことだ。「念が多すぎると志が散じてしまい、自分が何をしたいのかを忘れてしまう」。

少欲は欲望を膨らませない方がいいということだが、もっと勉強したいとかもっと向上しようと言う「良い欲望」も自分を損なうことが問題だ。「多欲は志を損なう」先ず自分の存在を肯定してはじめて「志」を活かせるようになる。

少事はあまりいろんなことをするなということだ。「多事即形疲」からだが疲れてしまうだけでなく、上にあるように志も拡散してしまう。

少語はおしゃべりをやめること。どうでもいいことをしゃべって時間をつぶさないこと。「多語則気争」とはおしゃべりだとしなくてもいい論議をして消耗すること。

少笑は「いつも楽しく微笑みを」というのには背くが、内面から笑うのでなく他人のために笑いすぎると「内臓を損なう」と断言している。

少愁は哀しみすぎない。悲しい時には泣けばいいが、こだわって悲しむと、心を害することになる。

少楽と言われると楽しんで生きて何がいけないのかと反論したくなるだろうが、「意が溢れる」といういいかたをしている。自分が見えなくなるのだ。

少喜は「忘錯昏」という。喜びすぎると気が上がって、自分がなくなると言っている。

少怒と怒りすぎると「百脈不定」だという。「内臓を損なう」と同様身体的効果を強調している。怒るのは肝臓が怒っていて、喜んでいるのは心臓が喜び、憂えるのは肺が憂えているので、それが過ぎると内臓に問題が出やすいのだ。

少好は「多好は専迷不治」と説明している。好きなことが多いと道に迷う。

少悪は悪いことばかり考えているといらいらして心が落ちつかず、喜びがない。

無思とか無欲とかいわずに、少思、少欲といっていることに注意して欲しい。思、念、欲、笑、怒などは心の自然で、自然でいればどんどんエスカレートして行くことはない。エスカレートさせてしまうのは何かのコンプレックスが作用している。

自分の心とつきあうには、何がいい,悪いと決めないで、ただある偏りが膨らみすぎないようにするだけでいい。
これはキリスト教やイスラム教との大きな違いだ。世界を救うには気功がいいと思うのだが、押し付ける訳にも行かない。



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自分がとらわれている世界への反応のしかたを変えてリラックスする気功

2024-10-03 03:40:27 | 気功養生のヒントになる話(おススメ)
今までのブログには

読んでほしいと思う記事はたくさんあります。

多すぎて…
長すぎて…

なかなか・・・

という方もいると思うので、

その中から一部を
少しずつ
ご紹介していこうと思います。


ーーーーー


気功は世界を気として体験する方法のカタログです。

手を当てて温かくなれば、自分のからだも何かの流れで出来ていることがわかります。

気を動かせば、わたしたちの心も変わることがてできます。

木や石と話ができそうなら、世界全体が気でできているからこそ、こっそりと気脈を通じることもできることがわかります。
 
中国で五千年余りにわたって形成され練り上げられてきたおびただしい種類のからだと心のレッスンを、いつしか全部まとめて「気功」と呼ぶようになりました。

そうした「世界を気として体験する方法」はただ保健や医療の中だけでなく、武術、体育の中でも、儒教や仏教や道教といった伝統宗教の中でも、書や画や文などの芸術の中でも、その中の一番生き生きとした内実として伝えられ豊かにされてきました。

だから、気功は東方文化の全体のカタログであるだけでなく、気として体験される人の心身と地球全体の博物誌でもあるのです。

その意味では、気功そのものは中国で生まれたけれども、気の文化、気のレッスンは世界全体至る所にあって、ただ新しい名前で呼び出されるのを待っているのです。
 
どうやって世界を気として体験できるのでしょうか。

それは、自分がとらわれている世界への反応のしかたを変えること、さまざまな気配りやヨロイを捨ててリラックスし、自然で本当に気持ちのいい状態を知ることによってです。
木々や石や水と深く出会うことで、自分の見えなかった自然状態が見えてくるかもしれません。
逆に、私の中の大自然を発見することで、私のボディとしての地球が見えてくるかもしれません。
(津村喬さんより)






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邯鄲の歩み(邯鄲学歩)

2024-09-12 01:33:34 | 気功養生のヒントになる話(おススメ)
先日、この話になったので

メモを兼ねて。

「邯鄲の歩み」
(邯鄲之歩)
(邯鄲学歩)


デジタル大辞泉さまより

《昔、燕の青年が邯鄲に歩き方を習いにいったが習得できず、故国の歩き方も忘れて這って帰ったという「荘子」秋水の故事から》むやみに他人のまねをすれば、自分本来のものも忘れて、両方とも失うことのたとえ。


精選版 日本国語大辞典さまより

( 中国、燕の田舎者が、趙の都邯鄲の人々の洗練された歩き方をまねようとして身につかず、その上自分の歩き方を忘れて、はらばって帰ったという、「荘子‐秋水」に見える故事から ) 自分の本分を忘れて、むやみに他人をまねると中途半端になり、どちらもだめになってしまうということのたとえ。


故事成語を知る辞典さまより

自分の本分を忘れ、いたずらに他人のまねをすると、結局はどちらもだめになってしまうというたとえ。



北京観光さまより

邯鄲学歩

戦国時代、趙国の都である邯鄲の人たちは、力にあふれ優雅な姿勢で歩くことでよく知られていた。そしてほかの地方の人たちは、こうした歩き方をみんなうらやましいと思っていた。

この優雅な歩き方を学ぶために、燕国の少年たちがはるばる邯鄲にやって来た。彼らは邯鄲の人たちの歩き方を細かく観察し、一体どのように歩いているのかを究明しようとしたが、いくらがんばっても身に付けることができない。それどころか、あきらめて帰ろうとした時に、自分たちの元々の歩き方さえ忘れてしまった。そのため少年たちはしかたがなく這って帰って行った。

「邯鄲学歩」という熟語はこの物語からきたもので、他人を盲目的に真似していると、自分の本来の個性を失ってしまう人をいう。




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気功のススメ「中医学とわたし」

2024-09-03 00:35:32 | 気功養生のヒントになる話(おススメ)
日本中医会HPの記事をご紹介。


良ければ読んでください。


これは
昨年書いたものなのですが、

あらためて読んでみて、
全日本混化気功協会を設立した時の思いを
思い出しました。

もちろん、それは今でも変わっていません。

その思いとは…


ーーーーーーー


気功を正しく学んでいくと・・、

それは、
「数千年も伝わってきただけはある魅力」が満載でした!

「これは、多くの人に知ってほしいし、
そうすれば役に立つことも多いだろう」
と思うものでした!

そういうことを伝えたくても、
なかなかスムーズにはいかず。。

なぜなら、
現代の気功のイメージは歪んで偏っているものが多い
(私自身も正しく学ぶまでは気功は怪しいと思っていた一人でした)
ので、話を聞いてくれるところも難しいのです。

今のままでは、
役立つものになるどころか、
困っている人の選択肢にもならないし、
敬遠されることすらあるだろうなと。。

これは本当にもったいないことだ、と思ったのでした。

せめて、
この先、
困った人が”何か”を求めて探したときに(検索した時に)、
この気功や気功の考え方が少しでも目につけば・・・、
それは役に立つことに繋がるのではないか。。
そういう思いがあって、協会設立に至りました。

困ったときに何を選択するかは個人の自由だと思います。
その際に、
選択肢の一つになるくらいには
正しく知ってほしいかなと思いました。

「皆さんに役立つために知ってほしい」
「いざというときのために、今から体験して身体でも実感してほしい」
そんな思いです。

そんな思いを共有するメンバーが協会を支えてくれています。

もし、ちょっとでもご興味があれば、
協会の講座などにも参加してみてください。

または、
養生気功塾の気功レッスンに
参加してみてください!

ーーーーー

養生気功塾

ーーー

全日本混化気功協会の
気功資格取得講座
10月開講分

気功インストラクター

気養生アドバイザー





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気功のススメ・ふたたび

2024-08-14 06:51:56 | 気功養生のヒントになる話(おススメ)
<気功法を実践してほしいわけ>
 
気功は・・・
「最善を尽くして自分を養うという道」
 と言われます。
  
気功には、 
何千年という月日の実績があります。
多くの人々が実践して実感してきた結果が
伝わっているのです。
 

気功法実践の効能1
 → 気血の流れを調整(毎日の生活の中で起こる乱れや偏り、滞りを調整)

気功法実践の効能2
 → 気血の流れを調整することでその人の本来の力がアップする(毎日の実践で徐々にアップする)

気功法実践の効能3
 → 自分の心身を大切にする気持ちを行動に起こすことで得られる効能

 などなど
 

これらの効能は、
やるからこそ得られるものです。

知識として知っただけでは・・・
残念ながら自分のものになりません。

試しにちょっとやっただけでも
(一時的にスッキリなどは感じると思いますが)
 本来の力を改善まではなかなか届かない。
 
免疫力を上げたい!
内臓の機能をアップしたい!

・・・などなどは、 
それなりに日々実践することで
叶えることができるのです。

だから、気功を習慣にする!
 
これをおすすめしたいのです!!
 
  
最初から毎日できなくても、
体調がよくなった実感が出てから
徐々に習慣にしていければいいと思います。
 

ーー 
毎日食事をするように… 
毎日寝るように… 
自分に最善を尽くすこととして気功の習慣作り。
ーー
 

毎日、自分に最善を尽くしす習慣がつけば…
そういう行動を通して、
自分に自信を持つことに繋がると感じています。

そして、それは、
ぶれない精神になっていくようにも思います。
 
気功をすることは積極的に養生する感じに思います。
だから、どんな事態においても、
先手を打っているので、(事前にできることはしているので)
無駄に不安になったりストレスにならないで
落ち着いて対処できるのではないのかなと・・。
 
 
肉体は・・
バランスよく、本来の力も働きやすく
 
精神は・・
バランスよく、落ち着いている
 
  
皆さんの気功習慣作りの第一歩としては、
やはりレッスンや教室に通っていただくことが一番早いと思います。
遠方の方は、まずはDVDで実践でもいいと思います。
オンラインレッスンもあります。
 
  
ぜひ、気功を習慣にしませんか?
 

お問い合わせ(メール)
yojokikou@mail.goo.ne.jp
 
 
「なぜ気功なの?」
こういったことは
最近では
特別授業として
または
気功師養成クラスなどで
詳しくやっています。
ご縁があればそういうところにも是非!


ここのブログや
ヒントになるように…と願って
作っていますので
良ければご覧ください。






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気功と気養生の話。。。

2024-08-13 05:46:00 | 気功養生のヒントになる話(おススメ)

これまでに

いろいろな文章をご紹介させていただいておりますが、

 

その中でも

津村喬さんの記事で

読んでほしいと思うものも

たくさんあります。


夏休み期間の方もいらっしゃると思うので

再度、ご紹介。

 

お時間のある時にぜひ。

 

気功ってこういうものなのだ…

というヒントになると思います!

 

クリックすると各記事に行きます。

引き返せるボケ

気功法(功法)基本技法

樹木療法

気場・聖空間

イルカ・海の気功師たち

気で生きている

気功法実践入門法

自然の一部、地球感覚

風邪と仲良くする

私らしさ・・・

気功の話(導引)

伝統的呼吸法・亀の呼吸

呼吸について・・自然に任せる

恬淡虚無

気功的ライフスタイル

気功レッスン!内に向いて鎧を脱ぐレッスン!

道家と道教

大自然の気功

「養性延命録」から・・・

 

 

他にもあります。

 

そこから一部を…

 
「この両篇は(内景経、外景経のこと)原理論、方法論ともに完備し、論理も首尾一貫しており、道教内丹派の古典となった」
 「外景経では黄庭に意識を集中することの重要性が指摘される。黃庭というのは、臍の内側にある気のセンターで、関元(臍下三寸にある経穴で足三陰と任脈がつながっている)の上、幽闕(へそ)と命門の間に位置し、人間の元精・元気・元神を包含しており、体内でも最も根源的な部位なのである。だから内煉の修行の過程では、精が黄庭に到り、気が黄庭に帰し、神が黃庭に入ることの必要性が特に強調されている。部屋の中に主人がどっかりと静座するように、精気神の三大要素が黃庭にしっかりとどまっていると、病気は自然に退散してしまう。だから恬淡虚無で、自らの心を見つめるような生活態度でいれば、身体は安泰でバランスがとれ、五臓は生き生きとしてくる」
 とてもわかりやすい。そして内景経28にはこういわれている。
 「仙人や道士は神秘的な手段でなく、精・気を蓄積することで真人になったのだ」
 

ーーー

 
気功では体内の陰陽の気を常に感じながら、日々の季節の陰陽バランスと自分の陰陽をどう調整して行くかということが実は一番の基本になって来ます.宇宙と言いますが、宇は無限の時間の繋がり、宙は無限の空間のつながりのことであります.この時間の広がりの中で自分のありかたを探って行くのが易というものであり、空間の中で自分の気を確かめて行くのが風水というもであります.易と風水を自分の体に引き寄せて考えるのが気功でありまして実は易、風水と気功とは一体のものなのですね.
 

ーーー

 

気功には保健気功、医療気功、武術気功、宗教気功、芸術気功などさまざまあるが、その中でも「自養其生」(自ら其の生を養う)ためのものを養生気功と言う。養生気功は自分の身心を健康にすることを核心にしているが、保健医療の範囲にとどまらないのは、一病息災の言葉通り、病があってもその生を輝かせることはでき、諸病があっても総合的に人生の意味を深めていくことができると考えることで、単なる保健や、疾病治療を目的とするものとは違っている。とりわけ、心理的解放や人格の成熟を重視して、それがなければ体のみ健康であっても意味がないと考える。

(中略)
「練気容易、養気最難」
 「眼に見える形で気功を練習してやって見せるのは易しいが、人知れず自分のためにそっと気を養うのは最も難しい」というふうに訳すと少しは意味が伝わるだろうか。養生気功にはこのニュアンスがあるのを知ってほしいと思う。
 

ーーー

 
「気功は気のトレーンングということです。
気とは何かということを簡単に説明することは難しいのですが、宇宙万物の中にある生命エネルギー、根源の生命エネルギーと言ってもいいでしょう。
人間にとっては、人間の生命を支える根源的なエネルギーのことです。
気功の中には、体操のように動くのや、座禅のように動かないものも有りますが、どの場合にもその目的は、身体の気を巡らし、バランスを良くし、そして生命力を増大させることにあります。
いま中国では気功が非常に注目されて、保険医療のために広く用いられはじめています。
しかし、医学のためだけではなくて、人類がこれからの時代に身体と心の可能性を解き放っていくために、気功は大きな可能性を持っていると思います。
しかし、理屈で言っていては仕方がないので、まず、ご一緒にやってみることにしましょう。」
 
 

参考になれば。

そして、

一度

気功レッスンにいらしてください。

 

 

 
 
 
 
 


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