goo blog サービス終了のお知らせ 

行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

チダケサシとヤブキリ

2024-09-07 20:00:58 | 花と虫
公園の一画である山の草地、
小群落のチダケサシ(乳茸刺)が咲き始めていました(6/24)。


公園の草地、毎年花が咲く前に草刈りが実施され、
蕾しか見られなかったチダケサシです。
今年は草刈りが遅れたのか、花が咲くのが早かったのか、
花が咲いたチダケサシが見られました。


チダケサシ(乳茸刺)
山野のやや湿り気のある草地に生えるユキノシタ科の多年草です。
花期は7~8月とされ、花は直径4ミリほどで花びらは5枚、
10~20cmほどの細長い花穂に淡いピンク色の小さな花がびっしりとつきます。


乳茸刺の名の由来は、信州地方でチチタケというキノコを採って、
本種の茎に刺して持ち帰ったところからといわれています。
その事実はよく分かりませんが、
茎には褐色の荒い毛が密生していて、
茎に刺せばキノコが落ちにくい事は確かなようです。
葉は奇数羽状複葉で小葉は1~4cmで卵形をしています。


長池公園の湿地にも花付きがよく、より大きなチダケサシが咲いていました(6/26)。
多摩の丘陵地から山地にはまだ見られますが、
全体的に減少、特に低地から台地では著しく減少している植物です。


チダケサシの花にザトウムシのように手足の長い蜘蛛がいたので追加。
アシナガクモでいいでしょうか。


そして、チダケサシの小群落の近くの草にヤブキリの幼虫を見つけました(9/24)。
ほぼ終齢幼虫、成虫に近い大きさや姿になっています。
産卵管がまっすぐに長くあり、メスの個体です。


ヤブキリはキリギリス科の昆虫、藪に棲息するキリギリスしいう意味。
キリギリスに似ますが、体長はキリギリスより小さめ、
樹上生活に適応したコンパクトな体型をしています。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« キマダラセセリ、オオチャバ... | トップ | スペアミント、モッコクの花 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

花と虫」カテゴリの最新記事