コロナ禍で酒に弱くなったよっぱらい親父。古希を過ぎ、腰痛に悩みながら今は家庭菜園に精を出す。慰めは3匹の猫。
よっぱらい親父の独り言
今回の東京散歩はNHK放送博物館周辺
恒例の東京散歩。今回はNHK放送博物館周辺。
以前の散歩で増上寺と東京タワーに行った時に寄りたかった。
6月に虎ノ門ヒルズに行った時も行きたかった。
今回は東京タワーと虎ノ門ヒルズの中間に位置する愛宕山の辺りを散歩した。
地下鉄日比谷線、神谷町で下車。
東に進むと左手にお寺が見えた。場に似つかわしくないエスカレーターに乗る。
智正庵という建物があり、その奥は森だ。そこには十二支のオブジェがあり都会の中の異空間だ。不気味。
階段を下りると突き当たりはMORIタワーだ。ということは、ここは森さんの開発した部分なのだろうか。
フォレストタワーに向かって行くと左手に観音様があった。「法輪大観音」とある。
立派な鐘楼があり、ここ青松寺はなかなかの名刹だ。
山門からではなく横から詣でてしまったらしい。四天王のいる山門から退出した。
東京慈恵医大を右に見て左折する。
エレベーターがある。思ったより長い時間かかって下りると、そこがNHK放送博物館だった。
撮影はOKということなので、写真を撮りながらゆっくりと見て回る。
渋谷に移る前はここにスタジオがあり放送を発信していたのだ。
ラジオや初期のテレビが懐かしい。
NHKのすぐ隣が愛宕神社だ。
思いがけなく風情のある池があり舟が浮かんでいる。
有名な「出世の石段」があり、そこを下りる。
母親に手を引かれて3、4歳の女の子が登ってくる。この子は出世するに違いない。
親父は、手すりを頼りにやっとのことで下に着いた。
後ろからきたご婦人(推定年齢65歳)も下に着いたが、何と、また登るではないか。
その軽やかな動きに見とれてしまった。(まだ出世を願っているのだろうか?)
以前来たことのある虎ノ門ヒルズを左手に見て、帰途に着いた。
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行き先と決めたのは、都立蘆花恒春園
蚊に刺されやすく気の小さい親父はデング熱が恐くてしばらく東京に行けなかった。
今回は、病原体を持つ蚊がいないと思われる都心から離れた公園に行くことにした。
行き先と決めたのは、都立蘆花恒春園。
京王線の八幡山駅に下り、環状8号線を南下すること15分。その入口があった。
正門ではないようだが、人気のない園内に入る。
しばらく歩くと花畑がありコスモスが風に吹かれていた。
萩のトンネルもあり、今が秋であることを知らせてくれる。
ポンプ式の井戸の側を抜けると共同墓地があり、すぐ隣に蘆花夫妻の墓がある。
昭和2年に伊香保で亡くなった徳冨蘆花は村人の手によって手厚く葬られたという。
後から来た一人のご婦人(推定年齢55歳)がいた。
何を感じているのか、いつまでも墓の前にたたずんでいる。
蘆花や愛子のお身内の方ではなかろうか。
武蔵野の面影を残すこの辺りは、夫人の愛子さんによって東京市に寄贈された。
蘆花没後10年、夫人が亡くなると蘆花と一緒に埋葬された。
夫婦はかくあるべしと感じいる。
直ぐ北にどっしりしたわらぶき屋根の母屋があり、中は自由に見学できる。
ここで「不如帰」を書いたのだろうか。浪子の悲しい声が聞こえそうだ。
実際に聞こえてきたのは耳元の蚊の羽音。慌てて叩いたのだが既に遅し。首筋がかゆい。
いつしか園の正門に出た。修学旅行と思われる中学生が小集団で散策している。
受付の前を通って蘆花記念館の中へ。ここも無料だ。
蘆花の描いた絵や遺品の数々が展示されていた。
環状8号線に戻る途中に八幡神社があった。粕谷村と言ったこの辺りの鎮守であろう。
境内に大きな銀杏の木があり、ご婦人(推定年齢60歳)がギンナンの実を拾っていた。
「ここにもありますよ」と声をかけると、「もうたくさん穫れましたから」と言う。
やがてビニール袋いっぱいのギンナンを持って、自転車で去っていった。
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