コロナ禍で酒に弱くなったよっぱらい親父。古希を過ぎ、腰痛に悩みながら今は家庭菜園に精を出す。慰めは3匹の猫。
よっぱらい親父の独り言
念願の亀戸天神詣で
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先週末、久々の東京散歩。
名所というものは、基本的に歩いていくべきだ。
距離を感じ、風や匂いを感じることができる。
バスなどで行って、あんな所と思いこんでいたことを恥じるべきだ。
ましてや、テレビや雑誌などを見て行った気になるなど言語同断。
今回は念願の亀戸天神。
年末から風邪やノロウィルスで行きそびれていた。
まず亀戸駅から明治通りを北進。蔵前橋通りを左折する。
そこは香取神社の参道入口だ。
大正レトロの店が並ぶ中を、少し歩いて鳥居をくぐる。
ここはスポーツの神様とのこと、心の中で安全を祈願する。
参道に戻り途中で西進。
ある寺の門の左手に「伊藤左千夫の墓」と記された石柱を発見。
ぶらり旅はこういう出会いがあるから面白い。
しばし「野菊の墓」の政夫となる。
ここは普門院という寺。人気もなく、樹木がうっそうとしている。
蔵前橋通りに戻って亀戸天神の参道に入る。
太鼓橋に登ると、梅林や藤棚、本堂やスカイツリーまで一望できる。
梅祭りということだったが、やや早かったかも。
念願の亀戸天神参りなので、不信心の親父も社殿で頭を下げる。
ボケ防止。
参道の店で鰻重をいただき、名店でくず餅など買う。
交番を右折。川に沿って北上する。
やがて逆さツリーで名高くなった十間橋へ。
ところが、護岸の改修中で一つ西の橋から逆さツリーを撮る。
スカイツリーのお披露目は5月とか。
道も建物も工事中ばかり。
ふもとからツリーを見上げてから隅田川を渡る。
そこは浅草。
せっかくなので仲見世を通り浅草寺に詣でて帰る。
蛇足ながら、今日は親父の誕生日!
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なかなか行けない天神様
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月1~2回の東京散歩を楽しみにしている。
今度は亀戸天神と決めている。
ところが、作年末から今日まで行くことができないでいる。
ちょうど予定していた日に雪が降ったり自分自身が風邪を引いたりするのだ。
さらに先月末から1週間ほどノロウイルスにやられた。
はじめは同居しているタヌキに症状が出た。
特に会話もないのに親父にうつり、下痢に苦しんだ。
どうも天神様に見放されたらしい。
タヌキが新車を注文した。
今度は経済的な軽自動車なのだ。
それはいいのだが、夜になって「私の買った車はクレヨンだっけ?」と聞く。
確かにそんな名前だったのだが、親父もとっさに思い出せない。
親父は、タヌキがもらってきたパンフレットをそっと覗いてから言った。
「パレットだよ、忘れるなんてどうかしてるよ」
親父も同病。少し気が引けるが、そのことは黙っている。
天神様を頼りにしないと、ますますボケは進行するに違いない。
近々亀戸に行き、さい銭も奮発してこようと思う。
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