コロナ禍で酒に弱くなったよっぱらい親父。古希を過ぎ、腰痛に悩みながら今は家庭菜園に精を出す。慰めは3匹の猫。
よっぱらい親父の独り言
お稲荷様

昨日のこと。
「お稲荷さん、買ってこようか。」タヌキが言う。
いなり寿司なら得意のはずだから、「作ればいいんじゃないの。」と言ってやる。
「これから、行ってくる。」と言って、出かけていった。
小1時間ほどして帰ってきて、「どこも高いのよね。」と言う。
「今の時期は、お盆の品ばかりでお稲荷さんは仕舞われているのよね。」
親父は、タヌキの言うお稲荷さんがいなり寿司ではないことに気づいた。
今のお稲荷さんは、家の新築の時に亡くなった親父が作ったものだ。
既に35年が経過していて、屋根はぼろぼろに朽ちている。
「作るって言ったよね・・・。」
タヌキの一言で、作ることになった。
作ると言っても、屋根を取り替えて本体は塗り直せばいい。
何と言っても親父の遺作なのだ。後世に伝えねばなるまい。
午後から日曜大工の店に行き、トタンとはさみ、ペンキなどを買ってきた。
タヌキは、古いお宮を水洗いした。
そして今日。
トタンを板金して古いものと交換し、全体を赤く塗って完成した。
材料費などで約5000円の出費で済んだ。
それにしても、いなり寿司が食べたかった。
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退職の会

在職38年の内、その町に勤めたのは13年。本当にお世話になった。
2次会も、3次会も気のおけない人たちとの交流で楽しかった。
まだ現職の方々は、今の親父の暮らしぶりについて口を揃えて羨ましがる。
好きなときに読書をし、好きなときに畑を耕す。絵に描いたような晴耕雨読の日々。
これ以上のぜいたくがあるだろうか。
「奥さん孝行もしなくてはね・・・」という意見も聞いた。
近いうち、タヌキと一緒にヨーロッパに行こうと思っている。
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