コロナ禍で酒に弱くなったよっぱらい親父。古希を過ぎ、腰痛に悩みながら今は家庭菜園に精を出す。慰めは3匹の猫。
よっぱらい親父の独り言
東京散歩 ~江戸氏のルーツを尋ねる~
先月末、暖かい日を選んで東京散歩に行ってきた。
大雪の名残がある我が家を後にする。猫は留守番だ。
新宿から小田急線で約30分、喜多見の駅に下りる。
今回は江戸氏のルーツを尋ねる遠足なのだ。
江戸にいたから江戸氏なのだが、15世紀に太田道灌に追われたらしい。
逃げた先が喜多見という所。ここは世田谷区の外れ、多摩川に近い。
江戸時代になると将軍の居場所と同じ名を名乗るのをはばかり、喜多見氏と改称した。
その後、分家筋の刃傷事件でお家断絶となったというから悲しい。
先ず。氷川神社を目指して駅から南に歩く。程なく道がくねくねと細くなる。
時々通行人から場所を尋ね、アパートや畑の中を闇雲に歩く。
神社らしき森を発見。そここそが目指す氷川神社だった。
奈良時代創建の古い神社を復興したのが、江戸から逃れた江戸氏だ。
長い参道の二の鳥居は、小さな石鳥居で喜多見氏が寄進したもの。世田谷区の文化財になっている。
竹林の道を進むと、広々とした空間の中に拝殿がある。建物脇の梅が目を引く。
道に迷いながら、江戸氏の菩提寺「慶元寺」を目指す。
とにかく、この辺は田舎道でわかりにくい。
やっとの事で本堂を発見。
墓所の入口にある六地蔵の脇に武将の像があり、これが江戸氏2代目の重長だ。
墓所の中に江戸氏歴代の墓石群を見つけた。
近くに古墳があるという。須賀神社もその一つ。南隣の竹藪の中にも「第六天塚古墳」がある。
この辺り、古くから栄えていた所なのだ。
近くに世田谷区立の民家園があるという。
途中、お寺を見つけた。知行院という。
民家園では、大小幾つかの古民家が移築されており、地域の方々の憩いの場になっているようだ。
機織りの実演をしている二人のご婦人(推定70歳と65歳)に「写真を撮っていいですか」と言う。
「しわが写る」と言うから「修正しておきます」と答えておいた。
成城学園前駅まで歩く。かなりの上り坂道で自転車の人も下りて歩く。
まだ60歳前と思しきご婦人も、坂の途中で休憩している。
駅前でかなり遅い昼食を摂って帰途に着いた。
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