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赤い寒椿


10日ほど前、庭の松の葉が混み合って見苦しくなっていた。
例年なら、親父が剪定するのだが、今年は腰痛に勝てそうもない。
脚立から落ちそうな予感がして植木屋さんに頼んだ。

さすがにプロの腕前は確かで、しかも速い。
松の木だけでなく、滅茶苦茶に植えてある雑木までもきれいにしてくれた。

これから咲こうとしている寒椿の蕾まで切られそうで気になった。
しかし、それは杞憂。

今になって、真っ赤な花が凛として咲いていてくれている。
蕾を残すのも、植木職人の心遣いかと感じ入る。

  風吹きて南にひらく寒椿 親父
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群馬県立多々良沼公園


先週から太陽に当てていた切り干し大根が仕上がった。
雨に降られることもなく、北風に吹かれて順調な出来栄えだ。
これを食して、この厳しい冬は乗り切れるだろう。

そうそう、先週漬けた大根のビール漬けも美味しくいただけるようになった。
タヌキは近所の人たちに配って喜ばれている。
ほのかに甘くて、しかし、残念ながらビールの味はしない。

昼近く、運動不足解消のため、一人、近所の多々良沼公園で少し歩いた。
北風が耳に痛い。
この公園は近頃「日本遺産」に登録された沼辺にある。
”里沼-『祈り』『実り』『守り』の沼が磨き上げた沼辺文化-”
今日は寒くて人影はなく、有名な白鳥も見当たらない。

白鳥は、毎早朝、我が家の上空を群れを成し、にぎやかに鳴きながら西へ行く。
朝寝坊の親父は、その姿はたまにしか見ない。
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大根のビール漬け


    6日、日曜日に大根を収穫した。
    今年のは太くて立派だが、やや短い。
    3分の1ほど収穫して、残りは畑に残し土を盛るなどして保温した。

    収穫した大根は、今年もビール漬けにする。
    作業をするのは同居人のタヌキ。
    参考までに我が家のレシピを紹介する。
     大根10K
     ザラメ1K
     酢250CC
     塩カップ2
     ビール350ml

    今回、我が家では25キロの大根を漬けた。
    1週間後には食べられる。
    残りの大根は切り干し大根にする予定だ。
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コタツと猫と親父


急に冬になったので、タヌキによって電気ゴタツがセットされた。
足を入れて横になると、ぬくぬくして5分後には眠りに落ちる。
こんなことを毎日繰り返すコロナ禍の時代だ。

家に籠もっていることが多いせいか、猫がよくなつく。
コタツに入っていると、膝の上にのってくる。
すぐのってくるのはクリ。
クリが移動すると、すぐにトラ。
トラが移動すると、ハナがのってくるという具合。

寒いから?
タヌキの膝にはのらないので、やはり親父になついているのだ。

親父の膝の上をめぐって、追いかけ回す喧嘩が起こる。
ストレス解消のための運動と思って、放っておく。
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