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今回の東京散歩は王子


JR王子駅北口を出て1分、都会の中の谷間にある渓流、音無親水公園がある。
石神井川はこの辺りでは音無川と呼ばれ、名所として知られていた。
両岸には料亭なども軒を連ね、卵焼きが名物だったという。
近年、流路の変更で残された河川跡に北区が整備した公園になっている。

飛び石を渡りながらしばらく歩くと本郷通りに行くエレベーターがある。
通りに出て西に行く。北区役所があり、その向かいに王子神社があった。
王子とは熊野権現の御子神。紀州には九十九の王子が権現の周囲にある。
当地の領主豊島何某が熊野詣でをしたのだろう。
境内西南の角に関神社と毛塚がある。カツラの神様か。

王子稲荷神社に向かう。
途中、路地の奥、民家の庭の一部のように子育て地蔵尊がひっそりとあった。
子育ての他、商売繁盛、癌封じ、縁結びに御利益があるとのこと。
北西に歩くこと10分、王子稲荷神社にぶつかる。
ここは大きな社殿で境内は幼稚園になっている。
狛狐は鍵を持っていて関東一円の稲荷を管理しているという。
しかし、入った辺りの狐は持っていない。
神社の奥に御石様があり、伏見のおもかる石のように祈願が叶うか占える。
健康を祈って石を持ち上げたが、腰が痛くてほんの少ししか上がらない。
後ろに並んでいたご婦人(推定60歳)はと見ると、1センチほど上がったようだ。
何を願ったかはわからぬが、すごいものだ。
入ってきた所から出て幼稚園の北に社殿入り口の門があった。
ここが正門で階段脇に狛狐があり、奥に社殿が見えた。鍵を持つのはこの狐だろう。

さらに北に向かうこと5分。名主の滝公園がある。
入ってすぐに池があり、初老のカメラマンが多数何かを撮っている。
聞くと、カメラの液晶を指さした。きれいな小鳥が映っている。
池を巡り、道なりに進む。
王子村の名主が屋敷の中に滝を造り、一般に開放したのが始まりという。
大名庭園を思わせる回遊式庭園で、思ったより敷地は広い。
男滝を眺め、門外に出る。ここが正門のようだ。

JR東十条駅まで歩き帰途に着く。
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上高地と湯殿山、上山城へ


5人の孫たちの夏休みが終わり、先月の末から今月にかけて旅に出た。
先ず、ツアーに参加し東京駅から上高地に行く。

途中、軽井沢から「しなの鉄道」の「ろくもん」に乗車。
3両編成の観光列車は、それぞれがしゃれた造りで人気があるそうだ。
屋代駅で下車、長野松代で1泊した後、翌日バスで上高地に行く。

大正池からカッパ橋まで歩く。
途中から雨。でも高原の風はすがすがしい。

帰って間もなく、半分仕事で山形に行くことになった。
2日目の合間を縫って、湯殿山と上山城に立ち寄る。

湯殿山神社の目印は朱色の大鳥居だ。
ここからは参拝専用のバスか徒歩で本宮に行く。
腰痛の親父は、もちろんバス。往復300円。
本宮はお祓いを受け裸足になって参拝する。撮影は許されない。

上山温泉で宿泊した朝、「羽州の名城」と言われた上山城に行く。
昭和57年に再建された博物館になっている。

留守中の猫たちは長男夫婦が面倒を見てくれた。
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