goo

若く見られたタヌキの話


親父の所属する運動系団体の宴会があった。
いつもの通りタヌキの車で送ってもらった。
宴会場に着き車から降りると、先に来ていた仲間の一人が言った。
「今送ってきた人は娘さんですか」

少し雨が降っていて視界が悪かったのか。
仲間の目が悪かったのか。
お世辞で言ったのか。

そのことをタヌキに話そうか話すまいかと迷った。
どうせ喜ばないだろうと思ったからだ。

家に帰って、思い切って話してみた。
「私、若く見られるからね」と、嬉しそうだ。
意外に単純。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

我が家の庭に咲く花たち


我が家の庭に咲く花たち。
いろいろ咲いているので、写真に収めた。

それぞれが端正な顔立ちで、芸術的だ。
繊細な色合いも、人工で出すことは難しいだろう。

中でもピンク色のオキザリスがお気に入りだ。
畑の雑草、カタバミの仲間という。
カタバミ属は、根が深く種もあちこちに飛ぶので退治できない。
絶えることがないので家紋に多く用いられるという。

しばし鑑賞。
色黒でアルコール臭の親父に蚊が寄ってくる。
急いで退散する。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )