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形あるものは壊れるが


タヌキ殿が台所で親父お気に入りの茶碗を割った。
しかし、親父は怒ったりしない。
「形あるものは、いつか壊れるのだ」
長年しまい込まれていた茶碗になった。
使い込めばやがて馴染み、お気に入りになるだろう。

ここ数日、いろいろなものが壊れ始めた。
長年使った冷蔵庫。
居間の雨漏り。
そして、プリンターが動かなくなった。

形あるものは替えたり直したりすればよい。
人間は困る。
親父も血圧が高くなり、眼も歯も悪く腰痛に苦労している。
おまけに頭も悪くなってきた。
若い丈夫な体に交換できたらと、夢のようなことを考える。

老いては、壊れた自分の現実を見るしかないようだ。
後戻りできないから、今を幸せと思い楽しもう。
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今季3度目の切り干し大根づくり


今日は曇っていたが、風もなく静かな日だった。
畑に行って穴の大根を掘り返し、10数本を抜いてきた。
これは、今季3度目の切り干し大根づくりの材料となる。

同居人のタヌキ殿が中心となって、作り出す。
皮をむいて5センチほどの長さの細切りにする。
育苗トレーに新聞紙を敷き、その上にのせて乾燥させるのだ。

数日も天日干しすれば、カルシウムやビタミンなど栄養豊富な食品になる。
食物繊維も多く、快便まちがいない。

今が一年で一番寒い時。
何事も、極に達すると衰退するものだ。
一進一退あるものの、これからは日も伸びて暖かくなる。
そろそろジャガイモの植え付け準備をしようと思う。
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子猫「ミルク」は行動的


去年の10月、隣に住む長男が野良の子猫を連れてきた。
体重1.2キロのかわいいオス猫だ。
無理に頼まれて、我が家の3匹目の猫になった。
親父が付けると変な名前になるので、既に「ミルク」と付けられていた。
この子猫がすこぶる行動的なのだ。

新入り猫のくせに、容赦なく先輩たちに跳びかかる。
唸られても動じることなく、何度も繰り返す。
そのうち、先輩たちもあきらめて、されるままになる。
さすがに大人の対応だ。
先月は、仏壇のりん棒で遊んでいるうちに失くした。
先週は、餌の水入れをひっくり返して、辺りを水浸しにした。
昨日は、玄関の鉢を落として割った。

ミルクは、生後6か月ほどと思われる。
人間でいえば、小学生の高学年。
先輩猫は、ネス猫のハナ9歳とオス猫のクリ10歳。
人間でいえば、50歳代の中年だ。

ミルクはよく食べる。ミルクが来てから餌の消費量は倍になった。
今のミルクの体重は3.4キロにもなった。
写真の正面がミルク、左がハナ。
同じような体形、同じような模様で、見分けがつきにくい。
ハナは、頭が小さく、しっぽが長い。

親父によくなついている。
行く所行く所、付いてくる。
夜は親父の枕もとで寝る。
撫でるとゴロゴロとうるさい。
暴れでいたずら好きだが、かわいいから許す。
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