コロナ禍で酒に弱くなったよっぱらい親父。古希を過ぎ、腰痛に悩みながら今は家庭菜園に精を出す。慰めは3匹の猫。
よっぱらい親父の独り言
タヌキがルンバを買った
ついに、同居のタヌキがルンバを買った。
親父は、「我が家は障害物が多いので役に立たない」と反対だった。
居間には、ソファーもあるし座卓も座布団もある。
カーペットだって敷いてある。
台所も、テーブルとイスも4脚置いてある。猫の餌用のテーブルもある。
ルンバは、たちどころに行き場を失い、熱くなって故障するに決まっている。
宅配便でルンバが来た。タヌキが密かに注文をしていたのだ。
様々なことにおいて、親父には決定権がない。
充電をして、早速動きを見る。
うなって動く新たな生き物に猫は座卓の下に避難した。
きっとどこかでつまずくに違いない。
ところが、床ふきロボット掃除機は、床とカーペットの段差を乗り越えた。
そればかりか、敷居を乗り越え台所に行く。
廊下に行くと1段下がった玄関がある。落ちると思いきや、引き返す。
廊下から畳の部屋に行く。まるで生きているかのようだ。
あちこち回り、1時間ほどして居間に置いた自分のホームに着き、静かになった。
たっぷり取れたゴミを捨てながら、タヌキの満足ような顔。
また、タヌキの暇な時間が増えた。
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東京散歩~チームラボボーダレス
暑い、熱い。2、3歩歩くと、体中の水分が吹き出す。
こういう時は家でじっとしているのがよい。
そうは言っても、少しばかり外で動かなくては体中の関節が動かなくなる。
そこで久々の東京散歩をすることにした。
あまり動き回らなくてもすみそうな美術館に行くことにした。
見つけたのは、今話題の「チームラボボーダレス」。
駅から近いのもよい。
りんかい線「東京テレポート」下車。観覧車に向かって歩く。
観覧車の乗り場がボーダレスの入口。入場料は3200円。少し高い。
すぐに入れるのかと思ったら、行列ができていた。
夏休みに入って、子ども連れが多い。
30分ほど並んでから入口に案内される。
ボーダレス(境界なし)の文字通り、サイケな色彩が上下左右から迎えてくれる。
いくつかの小部屋があって、違った絵の中に入り込める仕掛けなのだ。
どこをどう歩いたか、どこが入口だったか出口はどこか見当がつかない。
子ども連れは迷子に注意だ。不安と孤独感で目が回る。
会場は狭いのか広いのか分からなくなる。
歩きまわった末、出口にたどり着いた。
わかったことは、美術館は歩きまわらなくてはならないということ。
そして、デジタルを駆使した人工美より屋根のない自然の景色が性に合っているということ。
出口から駅までの約10分。灼熱の中、痛む腰を伸ばしながら歩いた。
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