コロナ禍で酒に弱くなったよっぱらい親父。古希を過ぎ、腰痛に悩みながら今は家庭菜園に精を出す。慰めは3匹の猫。
よっぱらい親父の独り言
18日から職場復帰
しかし、18日から職場復帰をすることになったとたん、以前のタヌキに戻った。
一緒に米つきに行こうと言い、30キロの米袋を親父に運ばせる。
「手術からひと月もたっていないのに、親父に持たせるのか。」
そう言いたかったが、黙って従うことにした。
米袋を持ち上げてみる。腹に力が入っても痛くはない。だいぶ回復したものだ。
親父の運転で米つきに行った後、どこかに出かけたタヌキが帰宅するなり親父に言った。
「何か変わったことない?」
親父は読書をしていてタヌキの方を見なかったので、何のことかわからなかった。
怪訝な顔でタヌキを見た。
「どうせ私ゃ、いれば便利な存在だと思っているだけなんでしょうね。」
そう言われても、まだ何のことか理解できなかった。
タヌキは美容院に行ってきたのだ。
「親父は、結婚以来一度も気がついたことがなかったものね。」
機嫌悪そうにそう言い、台所の方に行ってしまった。
人間関係とは、なかなか難しいものだ。
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退院後の生活
傷に響くので思い切りくしゃみができなかったが、今はできる。
食欲もあり、順調な快復だ。
午前中は、1時間ほど畑に行って水やりと野菜の収穫をしてくる。
午後は、自転車に乗って近くの多々良沼公園などに行く。
緑の中を2時間近く走る。
野の花を見つけると写真を撮っている。
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退院
胃ガンと診断されてから夢のような毎日だった。
手術という事態が、まさか自分の身にふりかかってこようとは・・・。
人間ドックの検診で見つかったくらいだから、幸い初期のガンだった。
胃袋は半分切除で済んだ。転移もなく、再発もほとんど心配いらないという。
さすがに手術の当日と翌日は、死ぬほど痛い思いをした。
しかし、院内では模範囚であったので、回復は順調だった。
今日は、畑に行ってナスとキュウリの苗を植えてきたくらい元気だ。
一人でもできるのだが、タヌキに手伝ってもらった。
職場やたくさんの知り合いの方々から励ましやお見舞いをいただいた。
タヌキを始め、子どもたち、孫たちが、毎日のように来てくれた。
人と人とのつながりの大切さを感じた日々でもあった。
それにしても、見舞いに来てくれた人たちが異口同音に言うのだ。
「間違いなく肝臓で入院したのかと思いましたよ。」
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