1950年代のカップ&ソーサー
日本製 銀座和光のもの
でも、アンチークショップで求めたものではないです。
蚤の市で買ったのでもないです。
父と母が結婚のお祝いに知人にいただいたセットの1客。
去年、結婚50年だったので、51年前のコーヒーカップ。
私が結婚する前、台所の片付けをしていた母が、
「これ、使ってないから、もう捨てちゃおうかしらね。」と
処分するもの用の段ボール箱に。
そこで、「ちょっと待ったあ。」
なんか、ピンクがかわいいし、
フォルムもいかにも 50’sってかんじでいいじゃないの。
と、私が拾い出したのでした。
私は、その後結婚して、このコーヒーカップも
新居の食器棚に収まることとなりました。
これでコーヒーをお出しして、両親の結婚の時のお祝い品だと
話をすると、たいてい驚かれます。
「物持ちいいねえ。」って言われるのですが、
たしかに、母娘共々、物持ちいいですねえ。
捨てられないっていうか…
このカップも母が30年弱持ってたあと、私が引き継いで20年強
持ってるのですから。
母がこのカップを処分しようとした頃は、
‘捨てられない病’の母が‘片付け魔’になっていて
「使わないもの捨てなくちゃ。」 と躍起になってた時期です。
私がこのカップを救い出した4,5日前にも、
切子のグラスを数セット処分。
私が、「えーっ!もったいない!!」 と大騒ぎして
母を落ち込ませたことを思い出しました。
切子のグラスも救出できてたら、今頃、我が家で活躍してたろうに
と残念に思います。
このコーヒーカップは、最近はもっぱら わたし用。
ひとりでコーヒーを飲むときに使ってます。