はるまのとりとめのない日記 (ほぼおやつ日記)

【とりとめのない】「特に重要ではない単なるおしゃべり」といった意味合い

哀悼

2007-03-02 | 喜怒ー楽

 

友人が亡くなった。いや、亡くなっていた。自ら命を絶っていた。4ヶ月も前のことだ。

 お母さんが、ひた隠しにしていたため、耳に入ったのは、人の噂から。亡くなったのは、10月の末。最初に噂を聞いたのが、12月半ば。

 

私の母がどこからか、聞いてきた。

 

もうひとり、一緒に仲良くしていた友人に聞いてみるも、彼女も「うそでしょ?」と真相は知らなかった。

 

 本人に、「最近会わないけどどうしてる?」と携帯メールしてみる。送信はされた。携帯はそのままということだ。しかし、返事はない。

 

 私の母が、聞いてきた話によると、彼女のお母さんの意向で、伏せてるらしいので、直接聞いたりしない方がいいと。隣近所の人も、お線香すらあげていないらしい。みんな、しばらく経って、落ち着いたら、訪問しようと言ってると。

 

そんなあ! 『タチの悪い噂』 じゃないの?そこまで具体的なら、本当の話なの?年末から、気になっていたのだが、どこかで「嘘、噂かも。」と思いたい自分がいて、確かめるのを先送りにしていた。

ご主人と別居、その間にご主人がガンで他界。それが4年前のこと。息子さんと2人で、ご実家(お母さんひとり)の隣に居を構えていた。ご主人とのことや、職場の人間関係で、神経をすり減らしていたのは知っていた。でも、仕事も辞めて、好きなテニスをしたりして、本来の明るい彼女に戻ったと思っていた。ちょっと体調を崩し、「更年期かしら?」 とこぼしていたのだが。

 彼女は、近所に住むお友達。年令は私より上でも、ショッピングや、お食事やら、よく一緒に出かけていたので、私からしてみれば、仲良くしていたつもり。

 特別、連絡をとらなくても、買い物途中で、ばったり会ったり、出かけるときに、駅で偶然一緒になったりと、顔をあわせることも多かった。それが、去年の春先から、ぱったりと会わなくなっていたのだ。

 

こちらから、メールでもいいから、連絡すればよかったと、今思えば、悔やまれる。

 

 

 

しかし、「なんで!?」 ・・・ 「なぜ???」 

 

 

 

お母さんも、こもりがちだったのか、全然見かけなかった。それが、先日、うちの近くでお会いしたので、思い切って聞いてみたのだ。

 

 やっぱり、本当のことだった。

 

 

 

もうひとりの友人と、お線香をあげに行ってきた。年老いたお母さん(84歳)も、「なんで?」 しか言葉がない。神経科のお医者さんに、かかっていたらしい。服薬もしてた。

 遺書などは、何も残さず、突然のことだったそうだ。

 

 

 ご仏前で手を合わせても、現実味はまったくない。

 

 息子さんは、成人してるとは言え、4年足らずで両親を亡くし、どうなんだろう。

 

おばあちゃんである彼女のお母さんは、「もう大人なんだから、と思って、隣に住んでいても何もしてやらないのよ。」と言っていた。

 

 彼女は、何か、サインを発していたのだろうか。なぜ、大事な時に限って、連絡をとらなかったんだろう。今さら、悔やんでもしょうがないんだけど・・・