はるまのとりとめのない日記 (ほぼおやつ日記)

【とりとめのない】「特に重要ではない単なるおしゃべり」といった意味合い

*ファジィ

2007-11-20 | ことば



 ファジィ ってことば、覚えてますか?


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 先日、2007年の 新語・流行語大賞 の候補語が発表された。
 大賞・トップテンの発表は、来月3日。

  → 参照 新語・流行語大賞


 毎年、大賞に選ばれるものは、「ふむふむ。」 と頷けるものが多い。
 この一年、たしかによく耳にしたなって。
 だが、そのことばが、定着して脈々と使われ続けるかというと、そうでもない。
 大概のものが、1年後には忘れ去られている。


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 閑話休題 
 
  ちなみに、閑話休題は、横道にそれた話を本筋に戻すという意
  「話はかわるけど」 という風に使ってる人、多いと思う


 洗濯機の脱水が入らなくなり、取扱説明書を引っ張り出してきた。
 説明書の冒頭に、特長 ニューロ&ファジィ とある。
 ごていねいに、「ニューロ&ファジィとは」 なんて解説まで。

  ニューロとは
   人間の脳の働きを真似たコンピューター技術で知識の学習や
   複雑な情報から的確な判断ができるようにした技術です。

  ファジィとは
   「多め・少なめ」 などのはっきりした数字で表せない
   あいまいな概念をあつかえる技術で、人間の経験や微妙な
   ノウハウを取り入れることができました。

       ↓  ↓  ↓

  ニューロ&ファジィ で洗濯物の量・質・汚れ・洗剤等複雑な情報を
  判断し、最適な洗い方を自動的に選んで洗います。


 そういえば、ファジィ ってことば、流行ったな、と思い出した。
 電化製品が、こぞって謳い文句に充ててた。
 (なんと我が家の掃除機にもニューロ&ファジィの文字があった。
 しかも名前は 『舞姫』!)

 わかったような、わからないような、それこそ、「あいまいな」 感覚の言葉。
 日常生活では、「ファジィな人」 とか、はっきりしない事象に対し
 「ファジィだね。」 なんて使い方をしてたような気がする。


 1990年の新語・流行語大賞  新語部門 金賞受賞語だ。
 受賞者は、松下電器産業(株)電化本部電化研究所所長
 以下、解説。(新語・流行語大賞のサイトのコピペ)

  「ファジィ」とは“あいまい”という意味の言葉で、
  カリフォルニア大学のザデー教授が開発した「ファジィ工学」で
  一躍有名になった。「経験」や「勘」といった、コンピュータでは
  処理できないといわれていた“あいまい”なものを
  プログラミングする理論で、日本でこの理論を家電製品に
  応用・実用化したのは、松下電器の洗濯機が第1号。
  ブームのきっかけをつくった。以来、各メーカー入り乱れて
  盛大なファジィマーケットができあがった。



 洗濯機を購入したのが93年、掃除機も同じ頃なので、
 2,3年は、「ファジィ」 が家電の特長とされてたようだ。
 その後は、ぱったり聞かなくなった。
 目新しさもなく、あって当然の機能となってしまったのだろう。




 さて、さて、今年の大賞・トップテン、何に決まるのだろう。

 小島よしおのギャグが2つも候補にあってビックリ。