はるまのとりとめのない日記 (ほぼおやつ日記)

【とりとめのない】「特に重要ではない単なるおしゃべり」といった意味合い

*涙、涙…

2008-08-21 | 喜怒ー楽

6歳、捨てられてもたたかれても母をかばった 埼玉(朝日新聞) - goo ニュース


もともと、涙腺がゆるいタチだけど。
年とって、一段と涙もろくなった。

パソコンの前で、さめざめと泣いてしまった。



幸せになってほしいな。 



しかし、こういった虐待や育児放棄の事件は、なぜ、なくならないのだろう。

親族も含めて、周りの大人が、“異変” に気がついてあげれば
最悪の事態にならずに済んだのではないか。
赤の他人は、「家庭内のこと」 「プライベートなこと」 の大義名分で
あと一歩が、踏み込めないのかもしれない。
だからこそ、この事件の場合、祖父母や子供たちの実父が、
なんとかできなかったのか、と残念に思う。


以前、犬の散歩中、公園で、泣いている赤ちゃんに遭遇した。
1歳前後だろうか、お母さんの押すベビーカーに乗っている。
私が見る限り、寝ぐずってるように見えた。
ベビーカーを押すお母さんは、赤ちゃんに声をかけるわけでもなく、
不機嫌そうに、そして乱暴に、ベビーカーを押すだけ。

「おーよしよし。眠いのねー。ねんねしてー。」 と声をかけたり
気持ちよく寝入ることができるように、ベビーカーを前後させたり…

普通のお母さんだったら、そんなことをするであろうに、
と思って見ていると、立ち止まって


「うるせえんだよっ!!」

と大声で言うなり、赤ちゃんの頭をバーンとはたいた。


さらに、火のついたように泣き叫ぶ赤ちゃん。


私は、声も出ず目を丸くする。
私ばかりか、犬までが、固まって立ち尽くす。


でも、視線をそらすことができず、見続けてしまった。
私 (と犬) の視線に気づいたのか、お母さんは、決まり悪そうに
「泣くんじゃないよ!」 とややトーンダウンして、声をかけた。
それでも、赤ちゃんは泣き止まない。

これ以上、私が見ていると、「何、見てるのよ?」 と
こちらが怒られそうな気がして、犬ともども、その場を去ったのだが
「ああいうのが、虐待に発展するのかも。」 
「私に何か出来ることは、なかったのか?」
と家に帰ってからも、後味の悪さが残っていたのを覚えている。

あのときの赤ちゃん、元気な明るい子供になってるかな、と
思い出してしまった。