今日は子ども関係で「そうめん流し」の催しがありました。
毎年この時期に行われるのですが、私は今回で5、6回目になります。
そして、なぜか毎回「そうめんを茹でる係」をしています。他に、その他の調理、流す道具の組立、場所のセッティング・・・などなどがあるのですが、なぜか・・・。
でも、これも私がこの準備をするのは今年最後になるはずなので(子どもは毎年大きくなるのでね・・・)、今までの経験を生かして絶対おいしい素麺を茹でるのだ!!・・・と、気合を入れて臨みました。
毎年大量に茹でるのですが、今年は6kg、約50人分の予定。大鍋2つをフル回転させてどんどん茹でていきます。時間にして、約1時間半・・・。
実は、これだけ「そうめん茹で係」の経験を積んでいるのに、今まで自分で満足のできる茹で上がりになったことがありません。
毎年夏になったら家でも食べるし、今までにも経験はそれなりに積んでいます。でも、いまいちなの・・・。
絶対「よし!!」と思える茹で上がりにしてやる。頑張るぞ!!
しかし、しかしです。今年もガックシ・・・ダメでした。
いえ、ちゃんと茹でられているんですよ。たぶん。でも、どこかイメージどおりにいかなかったのです。
「そうめん流し」自体はスムーズに進行し、盛り上がり、最後はお決まりの小さいカップゼリーを流して終わりました。
家に帰ってから息子に「どうだった?」(もち、茹で具合は?)・・・と聞いてみると、「うまかった。でも、やわらかいのがあった」
やっぱり。そうなんだよね。なんだかいつもとちがう・・・。
そう思って、家の素麺を出して考えてみました。またネットでもいろいろ調べてみました。
そうだ、そうめん流しの時は、近所のスーパーで係の人が毎年同じタイプのものを買出ししてくるのですが、素麺そのものの違いだったんじゃないかしら。
つまり、今日のは黒帯に「播州素麺」と書いてありました。
うちのは同じように黒帯だけど、「三輪手延」と書いてある鳥居のマーク付きのです。そう、素麺が違うんですね。
ありがたいことに毎年、奈良県桜井市の生産元から送ってくださる方がいるので、ずっとこれしか食べたことがないの。
そういえば、前に食べた小豆島の素麺はまた違ってた。ここのは、胡麻油を使って延ばして作られてるんですよね。だから、風味も食感もまた違う。
毎年「ちがうちがう」・・・と思っていたのは、素麺の違いだったのかな。もちろん、スーパーで買う袋入りだから・・・かもしれない。それに心なしかちょっと太めな感じだから。
なるほど。
「いつもこうしてる」とか「こうすればおいしくできる」・・・という気持ちや思い込みでやるんじゃなくて、ちゃんと相手を知って挑まなくちゃいけないんだ!!
ということを、素麺を通じて学ばせてもらいました!!
ありがとう、素麺(^^;)
写真はうちの素麺です。今日よかったことひとつ。
素麺を入れているバットは、私のお気に入りのアフタヌーンティーの琺瑯のバットだけど、この大きさが素麺にピッタリ。
これは束のまま撮っているけれど、実際茹でるときは帯を解いて入れておくと、非常に茹でやすいのです。
こういうバットがあると便利ですよ♪
最後に。
今日はどんより曇り空で、外でそうめん流しをするのには楽だったけれど、清涼感のあるものなので、やっぱりカーッと晴れていた方が楽しさも倍増したと思います。
それでも、茹ですぎていたり、うまくいかなかったのもあるけれど、たくさんで外で一緒に食べるって、何よりのごちそうになるのね。
相変わらずドンくさいので、慌てて取り損ねて流れていったり・・・を繰り返していましたが、私も美味しくいただいて、今日の素麺との格闘は終わりました。