ひとみさんのおうちごはん 「よろしゅうおあがり」

自然の恵みをいただいて、こころとからだが心地いい暮らし

限りなく豚しゃぶに近い「常夜鍋」

2014年01月24日 | ごはん

 

「常夜鍋」が好きです。

豚バラ肉とお豆腐と大量のほうれんそう。

まだ子どもだったころ、冬場、とっても登場回数の多いお料理でした。

材料の種類少ないからささっとできるし、食べてるうちにホカホカあったまって、お部屋もぬくぬく・・・といいことずくめ。

この常夜鍋のときはお鍋も土鍋とか出さずに、行平のようないつものおかずをつくる鍋とか、ホーローの両手鍋とかが出て来てた気がします。

なぜかなと思うと、簡単にささっとできる感の延長だった気がします。

母が内職で忙しい日なんかによく登場していたような。

そして母はこれがとても好きだったこと。私も。

だから、食卓を見て常夜鍋の用意だったら、やった~っと喜んだものです。

 

常夜鍋の作り方は人さまざまで、昆布だしにお酒としょうゆを足す、お酒をどぼどぼ入れる・・・というのが一般的でしょうか。

実家のはお酒もなにも入らず、昆布がゆらゆら揺れてる中にどんどん材料を入れて、ぽん酢でどんどん食べる…のが定番でした。

おっと大根おろしは必須で。

入れる具材は、上に書いた3種の他にたけのこがありました。

おそらく、すぐ近くが大枝というたけのこの産地だったからでしょうか。

高級品なのですが、安価で知り合いの方から分けてもらうことが多かったのです。旬以外の時期はその瓶詰めが常備してありました。

シンプルなお料理だからこそ、その地方や家庭それぞれの味があるんでしょうね。

 

そんなこと思いながら、先日寒い日に「常夜鍋」・・・をするつもりでしたが、材料を切ってるうちにあれやこれや入れたくなって、結局は白菜、白ねぎ、しいたけ、えのき、ほうれんそう、春雨・・・だっけな、どんどん入れちゃって、気がつけばなんだか普通の豚しゃぶのよう。

そして、お鍋も大きいのをと土鍋を出しちゃって、本格的な鍋料理の夜になってしまいました(^^;)

 

 

でも、大量のほうれんそうは普通のと、寒じめほうれんそう。

色が濃くて肉厚の寒じめほうれんそうは加熱するとクタッとなって甘くておいしい。

1袋買ったけど足りない気がして、普通のも足して・・・。よし、独特の苦みが加わった。これがおいしいんだなあ。

すると、大量のほうれんそうになって、うん、よかったよかった・・・(^^)

 

 

おいしいな、あ~ついつい食べ過ぎてしまう。

しあわせなひととき。

翌朝がまたお楽しみ♪

だって、これにお味噌を入れて、おいしい味噌汁に。もしくは息子は大急ぎで食べて学校に行くから、うどんを入れて、味噌煮込みうどんに。

あったまってホカホカで一日を始められました。

今度は簡単に材料を絞って・・・と思うけど、またあれこれ入れちゃうんだろうな。

また明日、しようかなあ~♪

コメント
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