お正月気分も終わり、街にも日常が戻ってきましたね、
と思ったら、世間は明日から3連休。
人混みがあまり好きじゃないんですけど、ちょっと美術館でも行ってこようかなと思ってます。
今年のおせちはこんな感じになりました。
去年と同様に、小さめの陶器のお重に盛り込みました。
このお重は、中高の同級生の陶芸家、川尻潤さんのです。
数年前、ひとめぼれして、清水の舞台から飛び降りて笑、求めた器。
毎年使うのを楽しみにしているのですが、なかなかまだ使いこなせません^^;
重箱は5つ持っています。
自分で買ったものと、母が遺してくれたもの。
どれにしようかと思いながら、何とかこの器を攻略したくて、でもいつもよりあらたまったおせちではあるけれど、それでもあまりよそゆきでない私のおせちは、器に負けてしまうような。
いや、「攻略」なんて言葉を思いつく間は全然ダメですね。
きっと普段の煮物を入れてもしっくりくるようになった時に、いい感じになるんじゃないかなと思ってます。
一ノ重
祝い肴の黒豆、数の子、たたきごぼう。田作りも。
あと、酢れんこんと飾り切りした蒲鉾も入れました。
二ノ重
お煮しめ。
今年は大きなお鍋で大量のおだしをひいて、それを使ってすべて別々に炊きました。
いつもは昆布だしだけど、かつおぶしも使って。
さすがにしっかりした味がつきましたが、私はやっぱり昆布だけの方が好きかな~。
母のお煮しめを受け継いで大根とかも入ります。
こんにゃくは京都の錦市場で買った三色のもの。こっちでは見かけたことありません。
金時人参は梅の抜型を使いたかったけど、どこかにいっちゃって。忘れてきたのかも~。
なので変わり切りにしました。
奥には芋ぼう。
これも錦市場で棒だらを買ってきたので、今年はチャレンジ。
それが戻しすぎたので形が崩壊。おまけに煮しめすぎちゃって黒くなって。仕方ないので海老芋と炊いて「芋ぼう」にしました。形は悪かったけど、味は抜群の出来。まあよしとしよう。
手前には鶏もも肉の照り焼きも。
皮目から焼くひと手間でおいしくできました。
黒豆は、私は黒糖で炊きます。
今年は粗製糖にしようと思ったけど、これがいいと子どもに反対されました。
そして、ところどころしわも。それがいいんですって。
煮汁から出ないとしわはよりませんが、昔は「しあわせ」と言ってしわがある固いのを好まれたとか。私も黒豆はふっくらやわらかいより歯ごたえがあるのが好きなので、どうしてもこんな感じに。
まあ、手作りですし、みんながたべたいものにするのが先決です。
あっ、それと今年は丹波の黒豆が買えなかったので、教室でも使った北海道産です。来年は大きいのが食べてみたいから早めに買おう。
これは料理教室でも作った栗きんとん。
教室では簡単にということで皮をむかずあとでつるり・・・の方法を取りましたが、少しだけていねいに厚めに皮をむいて。
心もちきれいに仕上がりました。
これで終わりにしようと思ったら、栗きんとんを並べてくれてた娘と相談して、奥の甘エビ(次男の北海道遠征お土産)と、おつまみにと買ってきたチーズも乗っけようということになり。
ここが我が家らしくていいかも~~。
ということで、よそゆきだけど庶民感覚あふれるおせちになったかな~。
まあ、こうしてみると、なかなかおいしそうではないでしょうか^^;
この写真は元旦の夜用に詰めたもの。
なんだかんだとしゃべり、飲みしながら、みんなで食べちゃいました。
夜はきれいに洗って片づけて、また新しく詰めます。
大きなお重だと空いたとこに補充していってたような。
おせちも部屋に放置しておくと味が落ちるので、食べる分だけなのはよいと思ってます。
派手さのある器に派手さのないおせちですが、さあ、来年はどんなふうになっていくのか、私自身楽しみです。