神奈川は昨日は貴重な梅雨の晴れ間でしたが、夜から崩れて今日も梅雨空が続いています。
今日も大雨の被害のニュースを見て胸を痛める一方、コロナ禍の中、旅行を奨励するキャンペーンにちぐはぐな印象を否めません・・・。
そんな中で気楽な話で申し訳ないのですが、雨の続く中、先週はお茶の稽古に着物で出かけました。
朝は曇り空だったけど日が差していたので「このまま雨はひと休みかな」と思って着物の用意。
着付けて出かけようとしかけた時にポツポツと。
でも慌てない慌てない、そんなこともあろうかと雨草履と雨コートを準備してました。
雨草履は15年くらい前に買ったもの。出番は少ないけれど、もっていないと困るもの。
雨コートはもっと古くて30年物です💦
でも手入れをしてしまっているから全然傷んでなくてきれいです。
コートの中で腰紐で着物の裾をからげて。
とりあえずこれで道中は大丈夫😊
水はねの危険もありません。
(人前でコートは脱げませんが・・・笑)
無事に着いてお稽古。終わった頃には雨が上がっていました。
よかった!
雨コートは耐水性がある分、風を通さず、夏場は暑い暑い〜😵
行きはマスクとのダブルパンチで汗だくになったのでした。
畳んで手に持って帰途へ。
しかし、何だか歩きづらいなあ。
こんなだったっけ、雨草履って。
足の指が奥まで入らないのはなんでだろう。足袋カバー重ねてるからかなあ・・・。
と四苦八苦しながら家にたどり着いて草履を脱いでふう~。
念のため草履の裏を見てみたら・・・。
ガーン!
草履の裏がボロボロになっていました。
なんで?
そっか。
雨用の草履は滑りにくいように裏がゴム仕様になっています。
だから安心と思っていたのだけれど、ゴムは経年劣化するんですね。
パッと見はわからなかったけれど、実はとても弱くなっていたようです。
私の体重の重みと、アスファルトとの摩擦とでこの日一日でボロになってしまったようです。
普通の草履ならばこんなことにならないと思います。
母が遺した形見の草履は何十年も前のものだけど、かかとが擦り減ってきたら直してもらってまた履けます。
直す前でもこういうボロボロにはなったことがありません。
とりあえず無事に家に帰れてよかったな。
実は、この日の足袋カバーには鼻緒の赤い色が移染もしていました。
幸い足袋そのものには移らず、足袋カバーも石けんをつけて洗ったら取れたのでよかったです。
もう何もかも寿命だったのですね。
ありがとう。
出番はそう多くなかったけど、雨の日に私の足元を守ってくれました。
おつとめご苦労さま。
ものを捨てる時は結構きれいさっぱりするものですけど、少しさみしい気持ちもしました。
この夏着物はお気に入りの朝顔の柄の入った薄物です。
それはまた別の機会に。
この夏、今度は雨の心配のない時に着られるといいなあと思っています。